| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【あらすじ】今ヒットしている流行商品の次に来る:ツギクルを予報するインタラクティブ・プログラム。ツギクル予報官:木下あゆ美がドS女王様キャラで、日本語ブログ1億3千万件のキーワード登場回数をカウント。ブログ内容や作成者属性も演算する。
そして人気の気圧配置:人気圧「キテルノグラフ」を導出。その波形パターンは、しわじわブレイク:ナマコ型、大ブレイク:大聖堂型、口コミ:富士山型、散発話題:ビラビラ型の4つ。
さらに関連キーワードを探るため、Blog Keyword Visualiser(ブロクキーワードビジュアライザー:BKV)を参照し、「キテルノ法則」としてまとめる。この間の情報収集は茨城弁CGキャラ:デレラ(声:相川梨絵)、リポーター:川村りか。
この法則に沿って、まだブログ件数は少ないものの、確実に次に来るヒット商品:ツギクルを予報。また、すでにブレイク寸前のスグクル、消費者の次の行動を予測するツギイクを亜種として認定。
#1 ダイエット:ビリーズブートキャンプのツギクルは「コアリズム」。
#2 ゆるキャラ:まりもっこりのツギクルは「さるぼぼ」。
#3 美容法:岩盤浴のスグクルは「ヘッドスパ」、ツギクルは「美容鍼」。
#4 ご当地グルメ:佐世保バーガーのスグクルは「静岡おでん」「盛岡じゃじゃ麺」、ツギクルは「行田フライ」。
#5 大人の趣味:デジタル一眼レフカメラのスグクルは「キャンピングカー」「ローカル線」、ツギクルは「ジャンベ」。
#6 デコ電のツギイクは「和風」。
番組後半はニューハーフ現役女子大生モデル:椿姫彩菜による椿姫の花予報。ゲスト:辛酸なめ子、中條寿子らと流行り物トーク。他に無職中年男:ツギクルくん(アニメ)など。
【感想】○
ドラマ怨み屋本舗・怨み屋本舗SPで主演した木下あゆ美がとにかくドSで、視聴者代わりのチャット野郎をなじりまくるフジテレビ木曜深夜の番組。と言いつつ解析・分析はしっかりこなし、毎回「説明しすぎた…」と反省・脱力するほどプレゼンしてくれる、あゆ美様が見どころ。
木下嬢の起用は明らかに怨み屋本舗の役柄を反映したもの。特に#11で扮したSM女王様が決定的。怨み屋からさらに磨きをかけた言葉と表情で、S女っぷりを如何なく発揮している。所々で視聴者に問い掛け、答えられないと罵倒するのはもちらん、答えに詰まるモジモジした様子をキモイと言い放ち、答えたとしても「ボケなさい!」と怒号を振りまく。
基本的に終始不機嫌ながら、時々チャット野郎を誉めたり、キャラを忘れて笑顔を見せるサービスも。CM前には視聴者に正座・跪き・直立不動などを命令し、CM後には衣装チェンジして結論を教授。その後、放心状態となって脱力気味に自らの行為の反省を述べる…という流れ。カタルシスの過程を追った展開になっている。
予報官:木下あゆ美はスレンダー・吊り目もあってS嬢が似合うが、自身はむしろMの方では。あくまでも役柄として演じ切っている訳で、それはそれとしてプロ意識があって宜しいかと。
映像のみのリポーターに、ツンデレを超えたツンツンで売っている川村りかを起用している所からも、この番組のSへの徹底した拘りが感じられる。川村りかは周囲から「りか様」と呼ばれるそうで(エリカ様じゃないですw)。でも川村りか本人もドMだそうで。見た目と中身は別か。
椿姫彩菜はニューハーフ!?現役女子大生!?モデル!?と、一つ一つの肩書きに驚きを禁じえない人物だが、もうその存在自体が近未来的で少々圧倒されてしまい、何を話していても気にならないというか、頭に入ってこない(笑
CGアニメ:ツギクルくんは毎回流行を追って違法行為を働き、女房子供から呆れられる。ウゴウゴルーガっぽいとの評。
さてここまで好意的に書いておいて何だが、ここからは疑問に思う事を。肝心のブログ分析やグラフ解析・関連キーワード算出、予報において正しくない手法がとられているように見えるから。
一番問題なのは、折れ線グラフの縦横の尺度を統一せずに、都合よく利用している事。番組内では、縦軸にキーワード登場件数、横軸に登場期間のグラフを表示し、波形パターン(ヒットの状況)を分析している。
縦軸の最大値は1日1000件ほどのものから、僅か2件のものまで。そのバラバラな尺度を見てやれナマコ型だビラビラ型だと解析している。最大2件のものから波形も何もないだろうが、それらのグラフを比較したり重ね合わせたりして分析(同じナマコ型になってる♪などと)するのには首をかしげてしまう。#2で最大25件と14件の重ね合わせ、#3で350件と250件、同じく#3で350件と200件、#5で40件と25件、#6で160件と60件などほぼ毎回。
横軸は大抵は2006年1月から2008年5月を使用しているが、時々2007年1月からだったり、2008年4月までだったりしている。現在流行っている・少し前に流行った物と、これから流行るだろう物とでは、分析期間がずれるのは仕方ないのかもしれない。
だが#3において、2007年1月〜2008年5月の17ヶ月間のグラフに、2006年1月〜2007年1月の13ヶ月のグラフの横軸を引き伸ばして重ね合わせたのは、絶対にやってはいけない間違った手法。縦軸は200件に350件を重ね合わせていた。軸をこんな風に伸ばしたり縮めたり、切った貼ったで重ねれば、どんな折れ線グラフだって波形が同じと言える部分が出てくる。
絶対値でなく、あくまでも波形の「形」を見るだけに使ったとしても、その形からツギクル・スグクル候補としてエントリーし、認定する流れなので、製作者にとって都合の良い利用の仕方だという批判は免れない。そして実際、この重ね合わせでスグクルがヘッドスパだと認定された。その業界の人、良かったですね。
最初に説明される1億3千万件の内、今ヒットしていると紹介される物でも数百件とは多いのだろうか。番組コンセプトでは100件以上をヒットと定義しているが、#4のヒット商品は最大90件だったりする。
「何がキテルか調査するにはブログが一番」と言いつつ、分析してみるとタレントがテレビで紹介してブームになった物が多く、ツギクル結論でもタレントがテレビで紹介したらヒットすると明言している。結局はブログ発でなくテレビ発なのではないか。だったらテレビの内容(ラ・テ欄なり番組紹介文なりEPGなり)を解析すれば良いではないか。
完成度の高いSキャラ:木下あゆ美様や、CGと違和感なく作られた教室風の透明なスタジオを拝むには○だが、語られている内容を間に受けるのは×な番組だと思う。
←Top
れもん色の午後 木下あゆ美1st写真集
Puro 木下あゆ美 DVD
わたし、男子校出身です。椿姫 彩菜 単行本
DVD 川村りか Naked Clips
DVD 川村りか Venus Body
by Amazon