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【#9 あらすじ】「エンジェルス解散?」
ジェニー(野川さくら)アキラ(小林ゆう)なでしこ(桑谷夏子)は、スイーツ・エンジェルスとして働き、たくさん食べるようになったのに、給料も交通費も支給されずお小遣いが減る一方だとISP(国際科学警察)のMr.クラウンに直訴。だが金のためでなく、平和・守るべき者のため、悪に対する怒りの心を持って、ボランティアで戦ってくれと頼まれ引き下がる。
秘密結社エイブランはスイーツとオシャレを吸い取り、それをエネルギーとして攻撃する楽器形状の新兵器を開発。音楽隊の格好をして街で暴れる。Mr.クラウンは給料を貰っていると知ったジェニー達は呼び出しに応じず、エンジェルスを辞めエイブランへの入隊を志願。
「ただのハイスクール二年生、ただの小娘は要らない」
とシスターB(桃井はるこ)に断られたジェニーには悪を憎む心が沸き、フェアリーテクターを装着。フラストレーション・アタックでエイブラン音楽隊を粉砕。Mr.クラウンは大喜び。
ジェニー「何だろう?勝ったのにすっきりしないこの気持ち…」
【#9 感想】○
ヒーロー・ヒロインの戦う意味はどこにあるのかを問うた話。かなりいい加減な成りゆきでエンジェルスとなったジェニー達には、自由な時間を奪われ報酬も出ないこの活動の、リアルな負担感が伸し掛かる。
普通のヒーローものにある宿命・運命の設定とは無縁なハイスクール二年生だったのに、給料を貰っているMr.クラウンの命令で、報酬もなく最前線で戦わされるジェニー達。今回の直訴も、お小遣い交渉は親にして・ボランティアで戦ってとかわされた。
さらに心の持ち様で戦う意義を見出させようとするクラウン。エイブラン入りをにべもなく断られたジェニーに、ふつふつと沸き上がる感情。それが悪に対する怒り・憎しみの心だとクラウンは言う。しかしそれは単なるフラストレーション。
クラウンから駒として使われ、シスターBから思いっきりバカにされたジェニー。クラウンはまだエンジェルスとしての自分に価値を少しは見出しているが、シスターBはジェニーを全否定。ジェニーは眼前にあったストレスの元の一つであるエイブランを攻撃。だから勝ってもモヤモヤが残った。
一方エイブランは、この世からスイーツとオシャレを無くす信念を持って活動している。ビル工事バイトをしてでも稼ぎ、その金を新兵器開発に投入。入念に訓練を重ね、警戒されない音楽隊として街への侵入を果たす。その見た目で入隊志願してくるジェニーなど必要なかった。裏でどれだけ苦労しているかをクマさん・クマくん・クマちゃんが暴露。
楽しげに見える音楽隊が、スイーツとオシャレを奪い、パトカーやジープを破壊する設定が良い。本当の恐怖は、人々の警戒心の緩みを誘う、こうした楽しげなものの影に隠れてやってくるのだから。
【#10 あらすじ】「大空のジェニー」
Mr.クラウンからISP飛行基地に呼び出されたジェニー達。ハリー先輩にそっくりのバリー教官に一目惚れし、肉体訓練に励む。偵察していたクマさんは、ジェニー達の軍服姿をシスターBに報告。酸いも甘いも噛み分けた大人の女に似合うオシャレである、ミリタリールック領域を侵されたとシスターBは激怒。
「全軍出撃!えせミリタリーファッションのスイーツ・エンジェルスを撃滅するっ!!」
飛行服に着替え、スカイスワロウ、サブマリンGF、グランドリルに搭乗したジェニー達。バリー教官に続いて大空に飛び立つが、エイブラン飛行隊によってバリー機は撃墜される。アキラのサブマリンGFは失速しクマくん機と激突。クマちゃん機はなでしこのグランドリルに体当たり。
シスターB・クマさん機と2対1で劣勢のジェニー。しかしハリアラモード・アッソーで太陽を背にクマさん機を撃墜。スイーツエンジェルス・キャンディードロップでシスターB機も撃墜する。
「君たちを忘れない」との飛行機雲を描いたジェニーに、墜落でケガしたアキラ・なでしこは「勝手に殺すな!」と抗議。
【#10 感想】○
1台しかなかったジャイロジェスパに替わるISP側の新兵器が登場。#9に続いて、戦う意味の答えも提示された話。
まさか人類史上、日本本土防空戦でしか行われなかった空対空特攻が、この番組で描かれるとは。アキラ機の「死なばもろとも」は自発的特攻だが、クマちゃん機の特攻はシスターBの命令があっての正式な特攻。
ISP飛行教室での、背景にあったマップはゲーム「大戦略」で皆さんおなじみのマップ:アイランドキャンペーン。書き込まれた←印や×印で何気に理に適った作戦図になっていた。どんな繋がりでこんな物の使用許可を得たのだろうか。
エイブラン飛行隊の飛行機はカーチスP-40で、中国戦線で活躍したフライング・タイガース塗装を施したもの。史実では中国軍に武器供与されたものの、重慶などで零戦に制空権を握られた機体。P-40に対する零戦の強さは太平洋戦争前に米国へ報告されたが、米首脳部は日本蔑視からこの報告を信用せず新型機開発を怠り、太平洋戦争初期に惨敗した。
世のオシャレを無くそうと企むと同時に、ミリタリールックを自分だけのオシャレと考えるシスターB。だから軍隊を敵視し、独自に軍備強化をしているわけか。そんな思想も知らず、言われるままに軍服を着たスイーツ・エンジェルス達を“えせミリタリーファッション”と評する。
シスターBにロックオンされたジェニーは、バリー教官の「パッションだ」との声を思い起こす。ここで負ければシスターBの考えるミリタリールックの勝利。自分達のオシャレとスイーツを守り、アキラ達の仇討ちのためにもと戦い勝利した。
報酬も無い活動で、ジェニーの出したエンジェルスに留まる理由は、イケメンのバリー教官に憧れたからだった。しかしこれでは長続きしないのは明らか。その場しのぎのクラウンの策略は続く…。
参考記事:ゼロ戦ニ欠陥アリ、その時歴史が動いた:ゼロ戦
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Kawaii!JeNny かわいい!ジェニー Vol.1(エピソード1・2)
Vol.2(エピソード3〜6)
Vol.3(エピソード7〜10)
Vol.4(エピソード11〜14)
Vol.5(エピソード15〜18)
Vol.6(エピソード19〜22)