走る男(北海道篇)

走る男(北海道編) あらすじと感想
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2008年05月04日(Sun)
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走る男(北海道篇)

【あらすじ】アスリートタレント:森脇健児(41)が1年かけて北海道洞爺湖から沖縄首里城まで走って日本縦断。コースやペースは自由で、1キロ走ると500円がジョギング貯金され、そのお金で食事・宿代を払う。コースを離れる時は「走る男の小旗」を立て、戻った時はそこから再開。

まだ雪の残る中、サミットの開かれる洞爺湖からスタート。いきなり急な山道へ迂回せざるを得なくなった豊浦、役所の皆さんからも歓迎された長万部、小学生の合唱に涙してしまった八雲、内浦湾側から函館湾側へ一気に激走し、函館見物を楽しんでから船で北海道に別れを告げる。走破距離157.3キロ。

【感想】◇
いわゆる旅モノ番組の一つだが、電車や自転車・リヤカーなどよりもっと過酷なジョギングで日本縦断しようという企画。しかし過酷さを極力感じさせないように出来ている。番組中では走るシーンよりも出会った人々との触れ合いや景色、食事・宿泊風景の方が多い。もちろん走る姿だけでは画面が単調になる制作上の理由もあるが、伝えたいのは走りを通じた人情や喜びなのだろう。

こうした旅モノは人の親切が前面に出て、一定の心地良さを味わえる。あとは誰が走るかの問題だけ。幸いにも森脇健児という絶妙な知名度・ポジションの人物が走ってくれ、この企画の成功は約束されたも同然。

…と思っていたら、函館見物のシーンで森脇が「自分で企画した」と口走った。なんと本人の持ち込み企画だったのだ。その前の回などでも「好きで走ってる」との言葉もあったが、本人持込とは驚いた。

森脇健児はかつて『笑っていいとも!』レギュラーで黄色い歓声を浴びるほどだったが、いつのまにかテレビから消え、過去の人と思っていた。久々に見た森脇はあの頃よりも健康そうに見えた。以前と変わらず、もしかしたら以前よりも腰が低く「突然お邪魔してすいません」と言いつつ、走りながら気になった場所へ入っていく。

孤独な走りと住民との触れ合いがコントラストになり、また1人の走りに戻って感想を述べる森脇。ここでやや教訓めいた事をずっと呟くのでちょっと鼻につく(笑)。1日走り終えた後の晩飯では本当に美味そうな表情と仕草をする(1日走ったから何食べても美味いのは当然だが)。

ルールで面白いのはジョギング貯金。1キロ走ると500円とのシステムが丁度良くできてる。その土地の名物を選んで食べるようなので目安としては1日20キロ(1万円)か。30キロ走るとスタッフにも奢ったりする。あと、距離換金が切り捨てなのが潔い。例え10.9キロで走り終えても5000円。次の日に10.1キロだとしても昨日の0.9キロ分を足したりしない。

ただ、ずっとこのジョギングで旅するわけではない所はドキュメンタリー性を失わせている。森脇に別の仕事があれば関西・関東に帰ってしまうし、何らかのアクシデントがあっても休養が可能なわけだ。長万部に着く前、左足を痛めてスプレーをしながら走り歩きになっていたが、そのスプレー代などは貯金から出ていないように見えた。

ラジオに電話出演した直後、車・トラックから声援(クラクション)が送られる。蛍光のタスキが自分の目印と言っていた割りには、そのタスキを掛け忘れて走っているシーンも散見。ロゴ入りジャージ・シャツがあってもいい。

これから南下するとともに季節的に気温も上がって来る。別にアクシデントを期待するわけではないが、それより大きな感動や人情など色んなドラマが生まれそうな予感のする番組。
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