テレビ批評的視聴記 - 2008/01

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2008年01月28日(Mon)▲ページの先頭へ
モヤモヤさまぁ〜ず2 白金

【あらすじ】ハイソサエティーな白金でセレブじゃない所を探す街ブラ。明けまして2008年だけど11月ロケ。プラチナ通りの木の根に小さく「ふまないでね」札。大江麻理子アナはスカートの下にジーンズ。それをめくる三村・大竹。

電気屋:東京テレビに3.7、5.3の最高視聴率?丸山夫妻にはテレビ東京と間違い電話かかる。デーブイデーTVで大江「天城越え」熱唱。カメラに頭突き。レコード屋:福島商店で橋本美加子ポスター、エロビデオ発見。歩道橋用エレベーター乗ってみる。
大竹「階段上んないんだよシロガネーゼは」

白金商店街で大江に握手求めるおじちゃん乱入。そば屋の「お休みして下さい」札の裏は「2Kg」。箱から出入りするサンタ。渡辺商店でガチャガチャ。顔もじくん一言ネタ出ず「チェッ」。6連射輪ゴム鉄砲で大竹作画のカピパラを的に。

小沢文具店おしゃべりふくろうの予測不能のリピートに大爆笑。買ったケン玉で大江が日本けん玉協会認定2級の腕前を公園で披露。ラジコンヘリ:Gyro Forceは左が重く芝刈り機状態。

とれ高サイコロ「初夢を話せ」三村:実家で親父とのケンカを止めたのが田村正和。大竹:ヘリで巨大三村を見た。「紅白の小林幸子の衣装」身体が裸の赤ちゃんでかくし芸まじり。カフェ:ド・ローズで高島彩似?の斉藤さん。2008も無言の食事。青山に行こうとするも大江がポケモンの仕事でロケ中止。

モヤモヤさまぁ〜ず2 1モヤモヤさまぁ〜ず2 2・3の特典映像を発表。未公開シーンを捏造したサイコロ嘘トーク、伊藤Pとさまぁ〜ず初打ち合わせで「2」の意味が明らかに。大江が選ぶ歴代ドイヒーセクハラBEST3、偽モヤさまファミリーが行く北新宿パクリ街ブラなど。

【感想】○
執筆者多忙によりブログ存続の危機にある2008年ですが、月2回のモヤさま記事だけは何とか続けたいところ。今回は貧乏暇なしには縁遠い白金。モヤってる所はそんなに無いだろうとの読みで青山も用意してたが、意外にもたくさんあって青山は幻に。

今でこそセレブと言われてる白金も、三田線が延伸したり南北線が開通するまでは駅も無い街だったわけで、シロガネーゼとか騒がれ出したのも5年くらい前から。だから街全部がハイソではない。既存マスコミのイメージで作られた白金の裏側を探るというのは、この番組の当初のコンセプト(メディアが取り上げない所を歩く)に合っている。

上流社会イメージに潰されそうなモヤってる場所に目を向け、白金のメッキを剥ぎ地金を出していくさまぁ〜ずと大江アナ。小さく書かれた「ふまないでね」札が象徴的に底辺の声を代弁する。

東京テレビの間違い電話に「観ずに寝ろ」との応対も、メディアに漬かるなとのメッセージか。歩道橋用エレベーターに乗る出演者の横を、ダッシュで上っていくスタッフ達の姿が映り込む。唯一エレベーターに乗れたスタッフ:カメラマンがその姿を図らずも写している。見えない苦労・格差が、見せてはいけないカメラによって見えているシーンだった。

そんな出演者の自分達の声が反復されるものまねフクロウ。どんなトーン・態度で話していたか再確認させられる。純粋に大爆笑できる名シーンでもあったが。飛べないヘリや空回りする様子も何かを暗示しているよう。大江けん玉は凄かったが、大竹も大技を成功させてしまい打ち消しに。大竹自身も一瞬しまったとの表情をしていた。

初夢話は架空のネタだけに、これも既存メディアで作られたタレントイメージを膨らましてのトーク。DVDの特典映像は、そんなありがちなネタを逆手にとっての未公開シーン捏造をやるとの伊藤Pの意向。大ゲンカ・感涙・降板セクハラなど刺激的なお題が並ぶ。普段から決定事項以外は嘘話をしゃべる伊藤Pらしさ。
前回記事
モヤさま総集編記事
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モヤモヤさまぁ〜ず2 特別版
モヤモヤさまぁ〜ず2 DVD-BOX
そばにいるね(エンディング曲:青山テルマ feat.SoulJa)
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2008年01月12日(Sat)▲ページの先頭へ
俗・さよなら絶望先生(新番組)

【あらすじ】糸色望はマルチ健康食品会社のエリートサラリーマンだったが、革命的宗教団体ハマショー(浜辺でしょうべんを被りながら色んな事をしちゃう教団)から背信者だと追われ、海に逃げたが着いた島はハマショーのアジト。オケラ男に改造手術され崖から転落、足○岬に漂着した所を助けられ、女学校教師として赴任。

左翼ゲリラ

早速、変なあだ名を付けられ絶望した糸色望は自殺を図るが、神聖鼻血ブー帝国の娘との偽装結婚を勧められるのだった。

世にも可哀想な不登校少女:日塔奈美が2のへ組に登校してみると、担任も不登校。その担任とは超ネガティヴ教師で自殺未遂癖:糸色望。そこは32人の絶望生徒がいる絶望教室。

被DV疑惑少女:小節あびる、難民少女(不法入国):関内マリア太郎、几帳面粘着質少女:木津千里、人格バイリンガル少女:木村カエレ、毒舌メール少女:音無芽留、加害妄想少女:加賀愛、見たまま少女:三珠真夜、ネットアイドル:ことのん、カップリング中毒:藤吉晴美などがいた。

不下校ひきこもり少女:小森霧と学校に残る勝負をする事になった日塔は、下校トロイメライを歌う超ポジティブ少女:風浦可符香の音程破壊に苦しみ、糸色の背後に超・恋愛体質ストーキング少女:常月まといの幽霊を見て逃げ出す。日塔奈美の不登校はインパクトの薄い「普通」の事とされた。

【感想】○
第1期から僅か3ヶ月をおいての第2期スタート。やはり第1期11話と12話の入れ替えは第2期の制作が決定したからだったか。

第1期において安倍内閣辞任と重なった社会風刺アニメ:さよなら絶望先生。この第2期において福田内閣も倒れれば、いよいよ「倒閣アニメ」という新ジャンル伝説を作り出すか。その可能性が全く無いわけでもないから恐ろしい。

第2期初回は糸色望が教師になる経緯。あまりにも波乱万丈で絶望的な半生のためか、あらすじを書くのが難しい(笑

金儲けを企み人を騙してばかりのサラリーマンが、社会革命でハマショーの世となった事に気付かず、その社会をオカシイと言ったばかりに、騙される側の多数のハマショーから追われる身となる。一切を失いオケラ男となっても逃げ続けた糸色望は、世の流れに逆らうゲリラ的で右向け右でない左翼となった。

以上が左翼ゲリラの解釈。そして戦後日本の教師というものは、軍国教育から一転して平和教育を信奉し固執している内に、右に寄っていく社会から取り残され、もはやゲリラ的に君が代不起立で抵抗する左翼主義者だとされている今の姿を端的に表す言葉、それが左翼ゲリラ。

うやむやで教師になった糸色望のあだ名を通して、現代日本の真面目な教師の状況を痛切に皮肉っている。

Bパート。不登校を演じた普通少女:日塔奈美。もっと強烈なキャラクターのいる絶望教室の面々から、不登校が「わりと普通」だと結論付けられた。これも、統計的には各クラスに1人は居る不登校児の存在が常態化して「普通」の現象になっている事への皮肉。

何でもキャラで考える今流行りの「キャラ立ち」思想では、不登校なんてインパクト弱い部類に入るが、この思想で不登校問題がどうにかなるものでもない。

キャラ立ちはそのキャラでない人々によるレッテル貼りで理解→安心させるためにあり、自分で自分のキャラを付ける(アピールする)場合も、他人から見た自分を早く覚えさせる効果しか持たない。その「キャラ」の是非や「キャラ変更」に伴う当人と演じる自分との乖離、それがもたらす未来への問題蓄積といった事まではカバーし切れない。
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俗・さよなら絶望先生 特装版1(DVD 1〜3話)
特装版2(DVD 4〜6話)
特装版3(DVD 7〜9話)
特装版4(DVD 10〜13話)
絶望少女撰集(アニメ総集編DVD・未収録BGM・未公開ドラマCDセット)
空想ルンバ(オープニング曲:大槻ケンヂと絶望少女達)
マリオネット(エンディング曲:ROLLYと絶望少女達)
ドラマCD「絶望劇場」
さよなら絶望先生(コミック)
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2008年01月07日(Mon)▲ページの先頭へ
かわいい!ジェニー #25・26(最終回)

【#25 あらすじ】「ミュージカル決戦」
ダイカイテンを倒したゴミモンスターとイタズランIIはハイタッチで喜ぶ。
「もしかしたら愛しているのかもしれない」と歌い出すゴミモンスター。
「もしかしたら愛されているのかもしれない」うっとりするシスターB(桃井はるこ)。

そこへジェニー(野川さくら)アキラ(小林ゆう)なでしこ(桑谷夏子)の乗る超天使ロボ・カシマC(松岡由貴)が割って入りラブラブ光線を送る。咎めたイタズランIIはゴミモンスターに倒され、ゴミモンスターはカシマCにキスを迫るが臭いからと拒否される。消臭剤を着けてもダメ。

【#26 あらすじ】「ゴミモンスターの最期」
街がゴミで溢れる中、地球防衛軍のハリーやリナの攻撃も効かず、ゴミモンスターはカシマCにグチる。モンスターになりたくなかったが、勝手ばかりする人間がゴミを真面目に捨てないから自分は生まれたのだと。
「俺達は人間が作り出したモンスターだ」

ほうきでバリアーしていたカシマCだが、攻撃を避け切れずゴミに埋もれ始めるジェニー達。そこで分別を思いつき、カシマCキャッチでゴミ攻撃を分別。秘密結社エイブランのシスターB・クマさん・クマくん・クマちゃんも成長の証しとして手伝う。

さらにスイートハート ズバッシュ、エンジェルジェット カッターを食らってゴミモンスターは消滅。大切な事を教えてくれたと感謝する一同。ISPのMr.クラウンが「ゴミモンスターは皆の心の中にいる」と発言し、エイブランやジェニー達からゴミを投げられる。

【感想】◇
「伝説が今、始まる」って、唐突にモンスターやロボットがミュージカルを始めたら、そりゃ伝説になるわな。脚本:浦沢義雄の得意(特異)技であるミュージカル展開。視聴者を置き去りにするこの内容をよくぞ放送してくれた。

言いたかったのはゴミにも愛情を持って捨てているかという事。愛情を持っていればむやみやたらと捨てるはずがない。使える物を宇宙投棄し、その事実を隠蔽する人間の身勝手に対し、怒りを通り越して歌い出すゴミモンスターの訴え。

愛をキスで極端に表現したが、臭いからと断るジェニー達が現実的な回答。間違った問いと答えを見せて、本当に言いたい事を視聴者に気付かせようとする手法…のはずだが、とにかくミュージカルにポカンとなってしまって、どれだけ伝わったか不明。

人間のエゴで生まれたのに、人間はそれを分からず宇宙に還そうとしたり、攻撃して退治しようとしたり。新型兵器を次々と繰り出すISPやジェニー達は使い捨て主義、使えそうな物だけ盗むエイブランは利己的なリユース主義。

やがてジェニー達やエイブランは、自分達で分別しないとこの問題が解決しないと気付く。成長の証しとして一致協力して取り組んでゴミモンスターは消滅する。人間達の主義主張の壁を乗り越えた行動で大団円。

分別処理で全て解決なのか?というオチの弱さが残るが、現実社会でもゴミ問題は完全解決してないから、仕方ないと思うしかない。


【総評】○
アニメでも実写でもない特撮人形劇(スーパードールラマ)の本作品。平成ゴジラシリーズの川北紘一監督ならではの本格特撮と、超展開で有名な浦沢義雄脚本によって、見た事もないものに仕上っていた事は確か。

#1・2◇ ではまだ、人形の動きやカット割り・セリフのタイミングに苦戦が見られた。逆にこれが、いかに新しい事にチャレンジしているかが分かる部分でもあった。実は優しいシスターBや、因果応報が解釈の基軸になると理解できた。「うどん食べて寝ちゃおう!」の名言も生まれた。

#3・4○ ではシスターBやクマさん達は迫害を受けた者ではないかと解釈。弱者による社会への反抗が秘密結社エイブランなのか。#4はその後何度か展開される御伽噺の適用。この物語が古典と大差ないと主張したかったのか。

#5・6○ で終盤の伏線となるゴミ問題が出てくる。「ゴミの最終解決は宇宙に捨てる事だとの、どこかの主張に真っ向から反論する内容」との記述が大当りし、書いた当方もびっくり。#6は多数の人形を集めた豪華さ。爆弾テロまでやってヤケクソ。

#7・8○◎ は純粋な労働の大切さを説く。声優の演技が弾けてノってきている。#8が一番良く出来た回で、オシャレとスイーツという資本主義的な世界を、悪しき商業主義を使って転覆させようとするエイブランの狡猾さが光った。#7(労働)との繋がりも見逃せない。

#9・10○ でヒロイン達の戦う意味・意義が問われ始める。その解消しない疑問が上司であるクラウンに向かっていく。

#11・12◇ では遂に身内の諍いが実力行使へと発展。そのストレスのとばっちりでエイブランが吹っ飛ぶオマケ付き。エイブランの新兵器性能からその身の上を推理する事もしてみた。

#13・14○◇ でも諍いは続き頂点へ。そのエネルギー源が内部対立(エンジェルス)と外部反抗(エイブラン)という組織の違いから来ると解明。#14では純粋な音楽の大切さを説く。

#15・16◇ では一転して仲間への気遣いが描かれる。パロディも好調で、声優の地声演技も快調。

#17・18△ になると脚本浦沢センセがゴミモンスターに専念するためか、イマイチなプロットだったり、別の脚本家を入れたりで不安にさせられた。

#19・20○ からゴミモンスター登場。人間サイズの特撮が増え、人形劇という枠を超え始める。#20は時代劇。

#21・22◇○ でもゴミに対する姿勢が鮮明になる。使い捨て・リユースで分裂する地球人の意識改革が必要なのだが。#22はディズニーもの。この回がパロディとしては一番だった。

#23・24◇ は完全に特撮へシフト。川北監督の意向が強まっているように見えた。全盛期のゴジラへのオマージュが込められているような。#24は恐怖体験からシスターBやクマさん達の深層心理を探ってみた。結構上手く書けたと思う。

そして最終回◇ で大団円?この作品は川北監督と浦沢脚本でなければ成立しなかっただろうし、両氏が愛を込めて作っている事はひしひしと感じられた。さらに声優陣も次第にそれに応え、ノリにノった演技を見せていた。動かぬジェニー人形に魂が吹き込まれた「幸せな作品」だったと思う。
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DVD
Kawaii!JeNny かわいい!ジェニー Vol.1(エピソード1・2)
Vol.2(エピソード3〜6)
Vol.3(エピソード7〜10)
Vol.4(エピソード11〜14)
Vol.5(エピソード15〜18)
Vol.6(エピソード19〜22)

ルミカ(Kawaii! JeNeyオープニング主題歌:桃井はるこ)
ハイ・エナジー(Kawaii!JeNeyエンディング曲:野川さくら&桃井はるこ)
ジェニーの人形
美少女戦麗舞パンシャーヌ最終回記事
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2008年01月03日(Thu)▲ページの先頭へ
クイズ!いい旅 板尾気分

【あらすじ】昨年の元旦に衝撃を与えた『クイズ板尾24伝説』、それを再編集した『板尾24 ディレクターズカット版』。今年は吉本No.1のミステリアス芸人:板尾創路が案内人:ジパング上陸作戦チャドと温泉旅行に行き、そこで起きた出来事をクイズに。ナレーション:大和田伸也。

『日本の心…晩秋の鬼怒川〜日光名所めぐり』
鬼怒川温泉に到着し第一声は「寒いな」「天気悪いな。大丈夫か」。ドライブイン竜王で鮎の塩焼き。声デカく、鬼怒川の由来を知らないおっちゃんに笑う板尾。お餅を所望するがそれは「だんごね!」と言われる。その後もお餅と言い続ける板尾。

鬼怒川観光ホテルのバルコニーから景色を眺めていると思いきや、カメラを睨みつけている板尾。温泉・岩盤浴はフルチン。甘いモザイク掛かる。仲居:古河さんの説明受けながら夕食。御作り(刺身)の紙をめくるが、直ぐに戻す板尾に仲居さんもちょいビックリ。

昼間食べ過ぎて「ゆば」ばかり食べる板尾にチャドが質問。今年のトップニュースは?「首相が辞めた」。来年挑戦したい事は?(これが第一問)「ロボットダンス」。

雨の二日目。龍王峡で虹見の滝「雨の日に滝見てもな…」無言になる二人。奇麗な虹見の橋を見つけるが、「遠いから」と向かったのはチャドだけ。

日光のゆば工場を見学しゆば作り体験。たいそう気に入る板尾。日光ワンニャン村で大型お散歩犬を所望するが、ビビって小型犬と散歩。犬と縄跳び7回して係員から誉められる板尾。

日光東照宮は「木の匂い」。たいしたもんの陽明門で「犬の匂いする」。唐門で参拝するが二度しても良いか訊く板尾。なぜなのかが第二問。どのタイミングでお願いしたらいいか分からなかったから。

スタジオに板尾登場。正解したチュートリアルに湯葉を振舞う。湯葉を掬う効果音を自分で出す板尾。スピーカー2つ搭載。今田・東野にも効果音を出す板尾。

【感想】◇
期待値を上げすぎたためか、昨年の『クイズ板尾24伝説』と比べると数段落ちる。温泉旅行は『板尾24 ディレクターズカット版』で今田・東野が提案しており、今回はそれが実現したわけだが、板尾密着の面白さは日常生活の中で起きる板尾ならではの意外性と、それに対するノーリアクションにある。温泉旅行という非日常では、前段階から意外性・ノーリアクションが崩されてしまう。

(↑という事を放送されてから書くのはズルい。ディレクターズカット版の記事で書くべき。当ブログなんてそんなもんです今年も)

東野が問題のヒントとして「板尾さんは番組の事なんかさらさら考えてない」と言ったが、それでも今回の板尾は板尾なりに番組の事を考えていたように見えた。

第一声「寒いな」に対しチャドが「でも温泉入れば暖まる」に「でも」の使い方を注意した板尾。実は自分の寒さよりも天候を気にし、ロケ進行を心配しての注意だった。案の定二日目は雨になり、水振ってる滝を見てもおもろない。第一声が二日目に繋がる「遠さ」は昨年に続き健在。

ドライブインのおっちゃんに鬼怒川の由来を訊いて視聴者の声を代弁する板尾。その後だんごを餅と言い続け箸で食べた板尾だが、答えられなかったおっちゃんへの抗議か。板尾にとってはそもそもここに箸が置いてあるから、お餅やんけ…と無言の抗議。

そこで食べ過ぎて夕食は湯葉ばかり。御作りの紙は聞き取りにくかったが「カピカピにならんように」と戻す。カピカピにならないよう運ばれたものをカピカピにしない板尾の配慮。あとでスタッフが食べると思ったのかも。

温泉・岩盤浴でのフルチンや、チャドとのやりとりにはサービス精神が。首相辞任はウケるかどうか目線で語り、やりたい言ってたのに辞めますと言ってもいまいち(世間が)ウケなかったと不満顔。ロボットダンスとの答えもウケを狙いに行く。でもチャドが真面目に聞き入ってボケ潰し。

屋内の湯葉作りで一番のテンションとなる板尾。同じく屋根のある犬縄跳びでも喜ぶ。画的に良さそうな大型犬と散歩しようとしていたが果たせず。参拝もきちんとしようとしてお願い事のタイミングを失する。慣れない気遣いから普段とは違う笑いになってしまう。ちなみに参拝でお願い飛ばしは「モヤモヤさまぁ〜ず2ゴールデン 三河島・綾瀬」でも見た光景。

湯葉職人に扮してのスタジオでの振る舞いも、板尾なりの気遣い。カメラを気にしての掬い方指導、スピーカー、音入れまで買って出る板尾。昨年とは違う意外性を見せ、機械の効果音にリアクションを任せ、自らのリアクションを回避した板尾だった。
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板尾日記(板尾創路 著)
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