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【あらすじ】立花篤(永井大)が病院前で逮捕され刺されてから1年、出所した立花は蒲田の激安キャバクラ:ONE POINTを本拠地に都内20店舗を経営していた。立花の復讐相手:藤堂猛(伊原剛志)の系列店からトップクラスのキャストを次々に引き抜き、リエ(三津谷葉子)をスカウトしNo.1キャストに育てていた。
藤堂のピンクソーダの真向いに出店するため、元キャバ嬢の奈緒(滝沢沙織)から口止め料を取ったり、東大生の青山(黒田勇樹)を有料サイト運営や財テクに雇ったり。真向いの土地の所有者は政財界長老:三宅川信之(峰岸徹)だった。
ONE POINTに立花がいる事が藤堂にバレるが、立花は逆にONE POINTを弾除けに利用し、その間にレッドフェニックス出店を進めようと計画する。系列店には大滝(吹越満)や神崎(渡邊邦門)がおり、藤堂への復讐を誓う者が立花の下に集まっていた。
リエの常客で喫茶店経営の長谷川(マギー)の妹:小百合(高橋亜弓)までスカウトした立花。蒲田に出店した藤堂と価格で勝負し、その血みどろのケンカに付いて来れなくなったリエを切り捨て。代わりにアカネ(矢吹春奈)をNo.1キャストにする。
三宅川との契約を明後日に控えたものの、青山が金を持ち逃げ。その糸を引いていたのは藤堂。リエと長谷川の婚約を知った立花は、長谷川の父が地上げ屋でリエの家族をどん底に追い込んだ張本人だと突き止める。喫茶店の権利書から金を得た立花はピンクソーダの真向いにレッドフェニックスをオープンする。
【感想】◇
えっ、ここで終わり!?1年前の黒い太陽 最終回記事で「死亡でバッドエンド説、死亡した事で裏社会から解放されたのだという好意的ハッピーエンド説、病院前で刺されて死亡しないだろう、生き伸びて続きをやるとの続編説の3つ」と挙げ、続編が有力と書いたが、その続編もまた続編ありきの終幕だった。
ただ、続編を期待してしまう終わりというのは、それだけドラマの内容に引き込まれた事の証拠でもあるので、悪いとも言えず。また半年後か1年後にもスペシャルが放送されるのを強く期待しておく。今回のは続編の4エピソードの内の1つだという話も聞いたので…。
1年前と同じ雰囲気のドラマはきちんと出来ており、永井大はあの立花のまんま。伊原剛志も変わってなかったが、今回は防衛側なので凄みがやや薄かった。神崎や大滝も仲間(というか同盟)で一緒に居るし、イカレた三宅川もやっぱり変態だった。長瀬(菅原卓磨)の軽さも相変わらず。彼が後継者で大丈夫か藤堂観光。
対して女優陣は総入れ替え。千鶴(井上和香)は借金返済して裏世界からきっぱり切れた。笑子(酒井若菜)の再登場時はオォー!となったが、特に何もするでなく他の男と幸せそう。立花から報われなかったのに赦した笑顔で「感動の再会だね」とか言う辺りは、やはり只者ではないが。奈緒もオマケのような出演。あと、そこそこ役目のあった久美子(杏さゆり)や冬海(益子梨恵)なんか出てこないし。
入れ替わったヒロイン役のリエ(三津谷葉子)は今回のみか。長谷川が喫茶店を手放し、リエも捨ててトンズラしたのかが明確でないので、長谷川と共に田舎暮らしか捨てられキャバに戻るか不明。でも子供できてるし…。
アカネ(矢吹春奈)も軽いというか、計算で動く人物なので、ずっと主力で行きそうにない。やっぱりスペシャル1話ではキャストに厚みが出ない。まだ奈緒や笑子の復活の方が面白そう。ま、それだと#7の繰り返しになってしまうが。
さて、本編の方は青山がちょっと出てきた段階で、こいつは抜けるなとすぐに分かり、そのとおりになってしまう伏線の甘さが泣き所。青山損失分を長谷川の権利書で穴埋めし、レッドフェニックスOPENまで漕ぎ着けるオチ。リエと長谷川の存在意義が最後に分かるものの、偶然要素が大きい。
レッドフェニックスの経営方針は価格破壊で、藤堂の店の半額で同サービスがウリ。今までは激安キャバクラでも居抜き出店や郊外だから成り立ってた。それを土地代も店構えも高級な六本木でピンクソーダと全面戦争して続けられるかどうか。トップクラスを集めて半額で攻勢を掛けて短期的には藤堂を追い詰めそうだが。
しかし全面戦争は、経営体力勝負の持久戦・藤堂との引き抜き合戦の消耗戦となるだろうから、資本が郊外の激安店舗で、店以外の売上げを稼いでいた青山もおらず、利益の内部補助も利かない体制なので、立花に勝機は薄そう。
そもそも藤堂への復讐で集まった面子では、短期的成功で満足する黒服もいるだろうし、激安キャバでNo.1になったらレッドフェニックスにキャストが補充されるシステムでは、折角育てても意味がないわけで、各店舗の店長のモチベーションが続かないだろう。
そういう勝ち目の無さそうな立花というのが、儚くて良いんだけどね。成功を掴みかけて転落しドン底に落ちる。そこからまた復讐心を募らせて這い上がってくる立花が怖くて格好良いんだ。
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