テレビ批評的視聴記 - 2007/09/04

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2007年09月04日(Tue)▲ページの先頭へ
ホタルノヒカリ #8

【あらすじ】雨宮蛍(綾瀬はるか)はジャージ姿の干物生活を手嶋マコト(加藤和樹)に見せようと考え始める。高野誠一(藤木直人)部長はマコトの姉がジャージ姿だと聞く。マコトは蛍に内緒でファニチャーアワードでの出品で、ヘリで花火鑑賞の約束も忘れるほど没頭。

ヘリ花火後、町内会の防犯パトロールに行こうとする蛍にマコトは同棲を提案。快諾した蛍だったが、干物女で良いのか悩む。マコトと三枝優華(国仲涼子)の仲も疑ってしまう。それは「深く相手と向き合うのが怖い」のだと高野。マコトが出品を打ち明けた事をきっかけに、蛍も家ではジャージの干物女だとカミングアウト。

暫くマコトから連絡が途絶えるが、マコトは二人で住む家探しをしていた。
蛍「あなたがいれば、そこが縁側なんです」
神宮司要(武田真治)はプライベートでは優華と逢わない事にする。山田早智子(板谷由夏)と二ツ木昭司(安田顕)は部長の事で相談。翌日、休日出勤した高野と男性社員たち。蛍はジャージ姿で防犯パトロール備品を返しに出て、家の鍵を無くしたと言って会社まで行く。

部内の人間に見つからないように逃げたり隠れたりする蛍と高野だったが、遂にマコトに見つかってしまう。ジャージ姿で笑顔で近づいた蛍だったが、マコトは怖い顔をして走り去ってしまう。

【感想】◇
蛍が干物女だとマコトにカミングアウトし、そのジャージ姿もマコトに見られてしまうまで。相手を信じているからこそのカミングアウト、その言葉の受け止めと、実際に目の当たりにするのとは違うというオチ。

秘密を明かすという点で対照的となった蛍とマコト。蛍は干物女という相手にとって「イヤな所、イヤな面」をマコトに明かす。信じている・私を恋に目覚めさせたマコト君なら大丈夫と、自分の都合の良いように一方的に解釈。

少しずつ明かしてショックを和らげる方法の高野部長案も無視して干物女ぶりをカミングアウト。ジャージ姿も見られてマコトは蛍から去って行く。

マコトは蛍に内緒の仕事に没頭したが、途中でバラす。蛍のカミングアウトを受けて、縁側付きの部屋を探すが、見つからなかったと明かす。マコトの秘密の行動が蛍を喜ばすためのものだったのに対し、ホタルの秘密はマコトを幻滅させるものだった。

マコトが干物男か?と想像した蛍に、干物男を演じて見せた高野。その姿に取り乱す蛍と、蛍のジャージ姿を見て走り去るマコトは、番組のツカミとオチで同じ括り。「乙女心がズタズタ」と言った蛍とマコトは同じ。マコト君は乙女だからw

一方、高野は本心を打ち明けない。蛍との生活に居心地の良さを感じ、気になる存在にもなりつつある事を二ツ木に見抜かれたが、そうはならないためにもと、蛍とマコトの恋愛が上手く行くよう願い、同居を解消しようと思い始める。全てをひと夏の出来事で片付けようと、夏の終わりを意識している。

要は優華との恋が成就しない事も、優華の人の良さで自分は逢えているのだとも知っていた。優華も優華で、要がそう思いつつも逢っている事を知っていた。そんな本心を互いに明かさずにデートもどきを繰り返していた。蛍と高野のように、要と優華も何となく居心地の良い関係になっていた。

だが今回、要は優華から去って行く。その姿を見送った優華は実に寂しげな表情をしていた。いつのまにか言葉を交わさずとも理解し合っていた要が去り、喪失感に苛まれる優華。これが蛍と高野の関係への示唆だとするならば、同居生活の解消か延長かでリンクしていて面白い。
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