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【あらすじ】全日本美少女スーパーヒロイン連合組合(全パー連)からの出頭命令を受け取った新庄由美子(矢吹春奈)と娘:理沙(北山向日葵)は、ニューヨークにある高層ビルに出向く。このビルはノーギャラのヒロイン達からかすめ取った組合費(月4600円、子供は4000円)で建てられている。
組合長(六角精児)と秘書(北山伊万里)のいる部屋で名乗りを上げ、スーパーヒロイン免許証(ミニは仮免)を渡す。パンシャーヌの活動にクレームが入り、無罪なら返却するとの事。こうしてパンシャーヌ裁判が開廷。
博多在住・美少女矢魔我沙(やまがさ)メンタイーヌは、#1でパンシャーヌが神様(猫ひろし)に石を投げ付けたと訴える。→あの神様(#2)だから仕方ないと弁明。
名古屋在住・美少女多威虎雨(たいこう)エビフリャーナは、#3で義弟の警官:清志(牧田哲也)にシロガネーゼアタックを放ったと訴える。→清志はパンシャーヌの正体を間違えすぎだからと弁明。
大阪ミナミ在住・美少女御鼓野美(おこのみ)ナンデヤーネは、#7で丘ダイバー(パパイヤ鈴木)にインチキ勝負をしたと訴える。→これは苦情ではなく叱咤激励だとミニが弁明。
組合長と岡山在住・美少女姫伊乳(ピーチ)ママカリーヌは、#4のゾンビ、#6の土男(ウクレレえいじ)、#9のマザコン怪人(坂本真)、#10のバブル怪人(花島優子)などを自宅に入れたのは何故かと質問。→やっと手に入れた一戸建てを自慢したいからとミニが暴露。
もう一つ、#5、#9などで怪人も出現していないのに変身するのは何故か。→広報活動だと弁明。
北海道在住・美少女多羅罵(たらば)ススキノーゼは、#9で由美子がマザコン怪人を生み出したと訴える。→弁明できないパンシャーヌ。
組合長「もうお終いだよ、エセ美少女戦麗舞」
秘書が有罪判決を下す。
「パンシャーヌ有罪。免許は取り上げ。スーパーヒロイン廃業決定!」
そこへ、#1で助けた宇宙人の子供(松本大空)が入って来る。大マゼラン星雲大学(UCLA)法学部に入学し、主席で卒業し弁護士になった宇宙人の子供。マザコン怪人を生み出した味噌汁を食べさせたのは、パンシャーヌではなく由美子だと指摘。
全日本美少女スーパーヒロイン規則 第四条第五項「変身する前の人格はスーパーヒロインと見なさず」により、由美子の行動は規則に縛られないとして無罪を主張する。パンシャーヌは晴れて無罪となり帰宅。これでまた#11の超悪デビルに会えると喜ぶ由美子。理沙はそんな由美子を心配する。
「ママ、我が家はどうなっちゃうの?」
【感想】○
総集編らしからぬ総集編。これまでのパンシャーヌの活動に誤りがなかったのか、活動に対する疑問点が一気に解消される(断言w)。今回唯一、おさらいされていなかった#8記事の最後に「社会的影響の是非が問われる事態になるのでは」と書いたが、そこまで深刻にはなっていない裁判が開廷されている。
美少女スーパーヒロインの活動が孤独なものだとの解釈は#1記事に書いたが、実は全パー連があり、その活動内容はヒロイン間で共有されているようだ。しかし10年前の美少女仮面フローレンス時代には無かったため、由美子は引退したのかもしれない。
だとするとこの全パー連は、ここ10年の変化の最たる物に挙げられるインターネットを駆使して、情報共有と相互連絡を取り計らっている団体なのでは。組合長の机にもノートパソコンがあったし、理沙の手続きはネットで仮申請したとの由美子のセリフもあった。その独自ネットワークの構築と維持費用と思えば4600円の組合費は、ぼったくりとも言い切れない。
全パー連があるおかげで、フローレンス時代のような孤独を感じる事もなく、パンシャーヌは他のスーパーヒロインと励まし合いながら活動を続けられるのだろう。しかし全パー連は、今回のような苦情申請も取り扱う。情報共有と表裏一体の監視機能も果たしている。免許剥奪という強権も持っており、粛清による内部浄化という怖い一面もある。
本来は神様がスーパーヒロインの任命と廃業の権限を持っている雇い主のはず。そして全パー連は従業員のヒロイン達を守る労働組合的な組織であるはず。あの気まぐれな神様から雇用を守ってくれる強い味方が全パー連でなければならない。
だが全パー連の組合長は、最初からパンシャーヌの裁判を楽しみ、有罪と決まって大喜びしていた。美少女スーパーヒロインを束ねる地位と権力にあって、神様との折衝にも使えるその力を、弱い立場のパンシャーヌに向けて喜ぶ誤りを犯している。
このような組合長の性格が、美少女戦麗舞パンシャーヌのいい加減な行動に影響を与えていると言えなくもない。清志への必殺技、インチキ勝負、身勝手な変身や戦い以外へのパワー行使…。どれも組合長は容認してしまう。この組合長の下にこのヒロインあり。
なにより、組合長(六角精児)はドラマ黒い太陽 #3にてキャバクラ嬢に××しようとしていた渋井である(笑)「おぬしもワルよのぅ」の世界である。こんな組合長にパンシャーヌを裁く権利などあるはずがない。
でも組合長は、実は自分が悪い事をしていると自覚している。そして美少女スーパーヒロインの活動を遠くから見るしかない役職の寂しさを紛らわすために、出頭命令を乱発し不当な裁判を開廷させている。パンシャーヌに名乗りを上げさせたのも、悪い自分を治して欲しいとの潜在意識から出た要求だった。名乗りは悪に向かって行われるものだから。そして理沙に瓜二つな子供秘書(北山向日葵と伊万里は実の双子)を側に置いている。
ちゃらんぽらんな組合長とパンシャーヌに規律をもたらしたのは、法律であり弁護士となった宇宙人の子供だった。そして、超悪デビルに心を奪われている由美子に不安を抱き、家庭を按じているのも子供である理沙。特撮史上初の子持ちスーパーヒロイン:パンシャーヌの結末は、その特性を活かして子供が大団円に導く最終回となるのだろうか。
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美少女戦麗舞パンシャーヌ Complete DVD-BOX
DVD 1(1、2話)
DVD 2(3、4話)
DVD 3(5、6話)
DVD 4(7、8話)
DVD 5(9、10話)
DVD 6(11〜最終話)
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