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【あらすじ】新庄健介(大熊啓誉)は残業が増え、家での食事中も仕事をしている。警官の清志(牧田哲也)が美少女戦麗舞パンシャーヌの正体はセレブの当て字:戦麗舞から推理し、レディース・スパイダーの銀子(関根綾佳)だと言う。また、健介が女の人と楽しそうに歩いていたと報告。新庄由美子(矢吹春奈)はショックを受ける。
金曜夜、由美子は理沙(北山向日葵)に『お月さま たべちゃった?』(←ズバリこの本。相当苦労して探し当てた…)を読み聞かせ。健介は夕方に退社したらしいが帰宅は遅れ、夕食もとらずに寝てしまう。健介を怪しむ由美子。
翌土曜、自宅前に健介のハンカチを持つ不審な女から事情を聞く由美子。何と健介の恋人だという。だが実は健介に一方的に好意を寄せストーキングをしている女性社員だった。女は伝説のお立ち台女王:愛子(花島優子)と名乗り、バブル怪人に変身。リゾラバーブルによって健介をバブリアに変え、家を出ていく。由美子と理沙はパンシャーヌとミニに変身。
会社で足田(梨本泰生)と飯田(林潔)を従えて踊るバブル怪人。扇子でミニも怪人側に付くが、おこづかいUPとミルフィーユで戻る。バブルトルネード攻撃に対しシャトー・ボルドーパンチ、ボジョレー・ヌーボーキックで反撃。だが良い人のアッシー・メッシーには効かない。
「それは都合のいい人って事ですよ。本命にはなれない」
「さあ、あなたの心のバブルを 崩壊させなさい!」
アッシー・メッシーを失ったバブル怪人は逃げ、解放した健介をミニに任せるパンシャーヌ。バブル怪人は、女というだけで価値のあったバブル時代を経て地味なOLとなり、寿退社を目論んだ。そして愛を持つ健介と結ばれようとしたのだと言う。しかしそれも叶わず、第三次バブル黄金期によるバブル帝国の建国のため怪人になったらしい。
パンシャーヌはシロガネーゼアタックで怪人を止め、ピュアウェーブで改心させる。心の泡が流された愛子は、愛を与えられる事ばかり考えていたのを改め、愛を与え続けると誓う。帰宅した由美子にサプライズパーティ。健介は結婚記念日を祝うため料理教室に通い、帰宅が遅れていたのだという。一緒に歩いていた女性は教室の先生だった。
【感想】○
健介に浮気疑惑が持ち上がる。その相手とされる女はバブル復活を企む怪人だった。バブル期の男女関係VS現代の健介・由美子の夫婦関係の戦い。時代遅れなバブルと流行りのセレブで混戦になるかと思いきや、心に切り込んだパンシャーヌの鋭さと、強固な夫婦関係で怪人は改心する。
結婚記念日が近いのに由美子に関心を示さず、怪しい行動を取る健介。そんな由美子の不安を襲う愛子の出現。だが愛子は誰からも相手にされなくなった寂しさを癒した健介に、ストーキングしていただけだった。健介を奪えないと知った愛子は、バブル怪人になって多数の男から崇められる存在になろうとした。
バブル期からジュリアナ東京の時代、アッシー・メッシーを従える女性がクローズアップされたが、マスコミの過剰な取り上げ方であり実数は少なかった。少ないからこそ時代を謳歌する女性が一種のアイドル化され、アッシー・メッシーが群がったとも言える。アッシー・メッシーは従属だけでなく、アッシーは運転する車を誇示する、メッシーは食べ物で釣るという下心もあった(と思う。世代的に違うからよく分からん)。
与えられるのが当然と思って大人になった愛子は、歳とって見向きもされなくなった現在、自分に好意的に接した健介を従えようとした。だが健介はアッシー・メッシーではなかった。なぜなら、アッシー・メッシーには効かなかったパンシャーヌ&ミニの攻撃で健介はやられたから。健介は本命である由美子と結ばれ、浮気もしない男性だった。
健介が愛子に優しさを与える余裕があったのは、健介が由美子から愛されていたからだった。その健介の愛を得ようとした愛子が由美子に勝てるはずは無かったのだ。そして健介は由美子への愛を結婚記念パーティで示す。
いつも食事と弁当を作る由美子。それは由美子の健介への愛情の証。健介はそんな由美子へのお礼として、自分の手料理を振舞おうと料理教室に通った。食事を奢るメッシーとは違う。教室へ通う手段は車ではなく徒歩でありアッシーとも違う。
健介・由美子の夫婦関係は、バブル怪人が描く男女関係とは異なっている。自分の都合の良いように動く男性を求める怪人に対し、健介は由美子の都合の良いようには動いてくれない。だから由美子は時々ケンカしたり、浮気を心配したり、構ってくれない事に不安を抱いたりする。しかし、だからこそ由美子は健介に愛を与える。健介もまた由美子にそうしている。
バブルとセレブは似ているが、由美子はセレブを夢見ているだけで、バブルに踊る女性ではなかった。主婦業と子育てを地道にこなし、スーパーヒロインとして華麗に戦っていた。その基本には正しい心がないと出来ないと今までの記事で書いてきたが、その心はこれらの活動のバランスから生まれている。
ちなみに、愛子役の花島優子は『美少女仮面ポワトリン』で主人公の村上ユウコ(ポワトリン)役を演じた人だそうな。
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