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【あらすじ】魔神剣のある洞窟前まで森の精霊(高橋幼奈・声:浅木勝)に案内される一行。だが森岡涼子(川合千春)は怪我が悪化し倒れる。普通の生活に戻るためにも神を信じろと言う涼子だったが、突如として氷室沙耶(吉沢キヨ)の放った剣が刺さり絶命。神崎澪(阿井莉沙)は沙耶が娘:水穂(藤岡範子)に託した短剣を手に戦う。
森の精霊も沙耶に飛び乗るが沙耶に刺される。そのまま羽交い締めにした格好で澪にトドメを促す。澪は呪文を唱えて二人を消滅させる。切人俊司(笠原紳司)は涼子を葬った後、神を憎む心のある澪に魔神剣を手にさせるわけにはいかないとして、澪と対峙する。
榊拓海(津田寛治)は神埼那美(大西結花)との戦いを思い起こす。通常攻撃では敵わないと悟った那美は、呪文を唱えて魔神剣を召喚。
「天地乱れる時、十字架に薔薇を絡める者の下、魔神剣現る。その剣を使いし者、栄光と共に魔の影を降り注ぐべし」
デビルシャドーを呼び起こす体勢に入った那美。だが榊の突撃が一足早く那美の体を貫く。那美は倒れ魔神剣は消失した。那美は元々女神だったのかもと思う榊。
切人と戦う澪。
「あなたさえ居なければ皆死なずに済んだ。神様はどうして私にこんな力を与えた?どうして私を生んだ?」
切人の剣も澪の剣も吹き飛ぶ。涙を浮かべて口から出血する澪。切人は血も涙も流せる人間が羨ましいと語る。澪には神から授かった人としての感情も流れている。
「澪は今のまま、人間の心のまま、魔神剣を手にすればいい」
洞窟に入った澪と切人。祀られている魔神剣を手にした澪だったが光と風が起こり弾かれる。そこへ榊と鬼頭真澄(渡辺健)が現れる。切人と鬼頭が戦い切人は窮地に陥るが、鬼頭は切人に神への忠誠を示す方陣を見せる。澪は榊の言葉に迷いを見せる。
「そこをどけ。我々魔族が神を超える時が来たのだ」
【感想】◇
神か悪魔か。どちらの陣営に従うべきか迷い続ける澪。天使と悪魔。どちらも神が創った存在である以上、戦う事の無意味さを悟った切人。澪に切人は人間として魔神剣を手にせよと答えを導くが、魔神剣は澪を撥ね返してしまった。ではやはり榊が手にしてしまうのか。デビルシャドーは現れるのか…といったところで最終回へ。
#6記事でも書いたが、今回もやはり登場人物の死の意味する所が読み辛い。前回、もろに沙耶に斬られた涼子が生き残った割には、今回あっさりと死んでしまう。澪にあくまでも人間の立場を主張するためだけにいたキャラだったのか。絶対的に神側を信じる一本気な性格が人間を代表していたとも思えないが。
沙耶の死も…。そもそもこのキャラはどうやって生き返ったのか生誕部分が不明で、その死が軽く思えるのは無理ないか。悪魔に操られて生死の境界を越えた人物で、中身が空っぽだった。その中身を水穂の短剣で呼び起こした部分をもう少し膨らませれば、結構良いサブストーリになれたかもしれない。澪と那美の関係との対比としても上手く使えたかもしれない。
榊と那美の対決場面はCGもあってかなり迫力があった。この18年前の戦いの回想は今回で終了なのだろうか。那美が最初から女神だったというオチでいいのか。まぁこれで那美は倒れたのにどうやって澪が腹から生まれたんだ、という疑問は解消される。澪は降臨した魔神剣のように天から源三の所に降りてきた感じかな。そんなアバウトな解釈で良いのか分からんけど。
切人の導き出した答えは、善が天使、悪が悪魔、それらを超越したものが神。天使も悪魔も神が創り、神の意志の下でしか動けない。だから天使と悪魔は表裏一体。対して人間の心には善も悪もある。澪は神と悪魔の子という身体だけでなく、心もその両面を併せ持つ人間。ならばその心のままに魔神剣を手にする事こそ、この戦いを終結できるのでは…というもの。
だが、魔神剣は澪を撥ね返してしまった。澪にはまだ何かが足りないのか、余計な物があるのか。それは世界を救いたいと願う心なのか、他者を憎む邪念なのか。この辺は最終回できちんと解決すると信じたい。
鬼頭の立場が神の側にあったという種明かしもされたが、天使でありながら悪事を働いた切人と、悪魔に付いていながら善行をなそうとする鬼頭、という対比にはなっている。でもこんな終盤に来ての複雑な事情は、混乱を招くだけというか、意外性を狙っただけの設定にも思える。大丈夫か、ちゃんと決着するよね。本筋は澪の心なんだけど。
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