【あらすじ】神崎源三(野上正義)は重岡辰巳(大和琢也)と共に榊拓海(津田寛治)の所へ向かう。
榊「なぜ悪魔は虐げられねばならぬ」
源三「人の心を蝕むからだ」
榊「神はその人の心を弄んでいるではないか」
その頃、切人俊司(笠原紳司)は神埼那美(大西結花)と思念で交信。
切人「なぜあそこまでする必要があったんだ」
那美「サタンを倒す事だけを考えろ。大天使ミカエルよ」
森岡涼子(川合千春)を佐久間が襲う。眠っている神崎澪(阿井莉沙)の存在に気付き、澪を刺そうとする佐久間だったが、シールドに跳ね返され、そこを涼子に攻撃され消滅。
源三は思念の扉を開けると見せかけ、榊を攻撃。しかしシールドに跳ね返され瀕死の重傷を負う。トドメを刺せと重岡に命じる榊。
「命の終焉と共に思念の扉が開く」
死の瞬間、榊と切人は源三の思念を見る。その後、重岡は木箱を見つける。その中には水穂の母:氷室沙耶(吉沢キヨ)が入っていた。
源三の魂は眠っている澪の元へ。澪は夢の中で源三・氷室水穂(藤岡範子)・木田と会う。
木田「黄泉をさ迷う精霊達を救って下さい。僕達の力を受け取って下さい」
源三「神の使い:切人には注意しろ」
目を覚ました澪。深い森・5つの湖・大きな山・深い霧…。鬼頭真澄(渡辺健)は通信衛星システムを使うが、源三が神から受け取っていた思念は魔神剣の場所を特定するものではなかった。
【感想】◇
源三の命を懸けた榊への攻撃は通用せず、皮肉にも源三の死によって魔神剣の思念は榊の知る所となった。だが同時に切人と澪もその思念を受け取る。それでもデビルシャドーを呼び起こす魔神剣の場所は特定できない。そして仲間の切人の正体が人間ではないと教えられた澪。
どうもこのドラマでは人物の死に重みがないというか、上手く描けていない面がある。前回の木田と水穂もあっさり死んだし、今回の源三と佐久間の死も、その意味する所がいまいち伝わってこない。
源三が榊を攻撃しても無意味だと前回ではっきりしていたはずなのに、今回も源三は同じパターンの攻撃を仕掛け、返り討ちにあって死んでしまった。そして死んだら思念で魔神剣の行方が知れるという設定。だったら死の危険を冒す源三の行為は何だったのか。
もしかしたら源三は全てを分かった上で、魔神剣を澪に託すために敢えて死んだと解釈できる。精霊になっても澪を通して悪魔と戦えるのだから。孤児で一人だと思っていた澪に、精霊となった源三・水穂・木田の力が加わる。これで一人じゃない…という理屈は安易だが、ここの場面の雰囲気はモノトーン風の映像と静かなセリフで良い感じに仕上がっていた。
佐久間の死もかなり呆気なかったが、澪の力を示すのと、涼子の腕前披露の意味合いがあったのだろうか。悪魔に魂を売って人間を喰う事に没頭していった末路とも解釈できる。榊に付いても幸せにはなれないという事か。
今回は、現実世界とは別に精霊世界での戦いがある事を示すものがあった。切人が精霊:那美の指令で非情な作戦に出ていた事も明かされる。しかも那美は精霊の魂を鎮めると語っており、切人は大天使ミカエルだと。この二人は薔薇十字団でも悪魔でもない別の企てを持っているのだろうか。
精霊となって黄泉をさ迷う源三・水穂・木田。この他に水穂の母:沙耶もいたはずだが、沙耶は榊の操り人形になっている。榊は精霊の魂を引き入れる力もあるのだろうか。澪に付いた源三・水穂・木田と榊に付いた沙耶。そして精霊を鎮めると言う那美。やはりデビルシャドーが全ての混沌を終息させる鍵というわけか。
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