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【あらすじ】島原の領主:有馬晴信はキリシタン大名であり、宣教師から鉛や硝石の提供を受ける代わりに領民にキリスト教への改宗を勧めていた。やがて切支丹は仏や神を異教として攻撃し始め、仏像破壊を行った。江戸幕府と交易のあったプロテスタント国:オランダはこれを、カトリックによる排斥であり内乱の企てだと家康に訴える。
慶長17(1612)年2月、有馬晴信はキリシタンと組んでの領地拡大の咎で死罪。翌年の禁教令布告から島原の領民もキリスト教を捨て始め、寛永5(1628)年には島原からキリスト教は一掃された。だが一部の領民は秘密組織:コンフラリアを結成し密かに信仰を続けた。コンフラリアにはローマ教皇:ウルバノ8世も「宣教師の大群を送る」との手紙を送った。
寛永14(1637)年、松倉氏の圧政が続く中、島原は3年連続の飢饉。領民達の間に天人が現れ神の審判が下るとの噂が広まる。16才の天草四郎が聖書を暗記し奇跡を起こす天人として祭り上げられる。10月25日、領民と浪人3万7千人が蜂起し島原城を攻撃。江戸幕府はカトリック教国と宣教師の関与を疑い、12万の軍勢を動員。一揆勢は原城に立て篭もった。
寛永15年(1638)年1月1日、幕府軍は大攻撃をするも、一揆勢は事前に情報を掴んでおりこれを撃退。幕府軍に4千の死傷者が出たのに対し、一揆勢は17名の負傷のみ。新たな指揮官として伊豆知恵の異名を持つ松平伊豆守信綱が着任。ポルトガルからの援軍を待つ一揆勢の士気を砕くため、オランダに依頼してオランダ船から艦砲射撃をさせた。
味方と思っていた異国船からの砲撃に一揆勢は動揺。さらに不死身と信じていた天草四郎にも銃弾が当たり側近が死亡。援軍も無く疲弊しきった所で2月27日の幕府軍の総攻撃を受け一揆勢は壊滅。天草四郎も討死した。幕府は残った一揆勢を皆殺しにし原城を埋めた。その後、禁教令を強化してポルトガルと国交断絶、領民には踏絵を実施した。
【感想】○
かつて正式に認められていたキリスト教が禁止となり、島原の民は一旦はキリスト教を捨てたものの、圧政と飢饉で天草四郎をカリスマとして蜂起。ポルトガル・イスパニアからの援軍を待って篭城。しかし援軍は現れず、四郎のカリスマ性も崩れ敗北。女子供までも皆殺しにされる。蜂起から敗北までの理由が分かりやすく説明されていて、島原の乱の宗教説として良くまとまっていた。
島原の乱には松倉氏の失政説もあり、それを隠すためキリスト教に罪を着せたとの見方もある。だが今回紹介された中からは、有馬氏はキリスト教から利益供与されながらの統治だったのに対し、松倉氏時代にはそれがなく、そのぶん領民にしわ寄せがいく訳で、どちらが原因だというより、複合ではないかと思う。
ともかく、島原・天草の領民は飢饉と圧政の苦しみから抜け出すため、キリスト教を拠り所に蜂起した。その支えになっていたのが、天草四郎というカリスマ指導者と、ポルトガルからの援軍。
原城での篭城作戦は援軍を待つためだったというのは、従来の追い詰められての選択という解釈からは合理的で納得しやすい。3万7千人に対し12万の幕府が大軍と説明されていたが、拠点攻撃には攻め手は守り手の3倍、との兵法の大原則からすれば妥当な数だ。
オランダ船が艦砲射撃したという所は知らなかった部分だった。背後にはカトリックとプロテスタントの対立があり、「伊豆知恵」の松平伊豆守信綱がそれを熟知しての作戦に出たのに対し、篭城する領民はそんな事情は理解できなかった分、ショックだったのだろう。
また、本当に援軍が来るのかどうかも怪しいものだった。ローマ教皇の手紙も蜂起の10年以上前に書かれた物で、はっきりと軍を派遣するとも書いていない。そして天草四郎のカリスマ性も作られた物であり、どちらもメッキが剥がれるのは時間の問題だった。
領民の支えの援軍・カリスマに希望が持てた時期は強かったものの、戦いの中でそれが失われて敗北という経過も理解しやすかった。だが基盤にキリスト教があったために、生き残った領民は皆殺しの憂き目に遭う。解説者:神田千里も「宗教でなければ有り得ない悲劇」と語っていたが、もっと切り込めば、一神教ならではの悲劇と言えそうだ。
そもそも幕府が危機感を抱いたのは、一神教のキリスト教による仏像破壊・仏教弾圧だった。仏教と深い関係にあった幕府にとって、大名がキリスト教と結びつくのは脅威だっただろう。それにプロテスタントとカトリックの対立の要素が加わり、オランダにそそのかされた面もあるがポルトガル・イスパニアとの断交となった。
ポルトガル・イスパニアが各大名も相手に交易していたのに対し、オランダは布教をセットにせず幕府とのみ交易の方針に従った。相手国の事情を理解しての交易を選択したオランダ。それに対し、相手国に構わず一神教に伴う戦いのリスク考慮もせず、仏教を排斥しながら布教と交易を進めるポルトガル・イスパニアのやり方は、それ自体が侵略と言えなくもない。島原・天草の領民は両勢力の対立の犠牲者とも言える。
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参考記事:柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
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【あらすじ】「撤退への長き道のり」
ソ連軍のアフガニスタン侵攻に対しアメリカは、軍縮条約破棄・モスクワ五輪不参加の措置をとる。さらに侵攻をソ連の国力を削ぐ好機と捉え、ゲリラへの武器供与を開始。ソ連は軍を増強したものの、ゲリラは山岳地帯でアフガン政府軍とソ連軍に奇襲を敢行。彼らはムジャヒリン(イスラム戦士)としてジハード(聖戦)に立ち上がったのだ。
ソ連軍は空爆を加えたが制圧することは出来ず、アンドロポフ書記長は撤退はソ連の威信を傷つけるとして戦闘を続行。1985年にゴルバチョフが書記長になり、カルマルを更迭し元秘密警察長官ナジブラを擁立。ソ連との友好関係の維持を条件に撤退を検討する。だが米レーガン政権はゲリラにスティンガーミサイルを提供。ソ連の制空権は失われる。
86年、ゴルバチョフは負けを認め、アメリカの不介入を条件に撤退を決定。国民和解政策によるゲリラとの連立政権の道を探る。だがゲリラはこれを拒否し、パキスタンからは米国製の武器を手にした各国のイスラム戦士が流れ込んだ。オサマ・ビン・ラディンもこの中にいた。
87年、ソ連は国連に仲介を要請。米ソの武器供与中止が条件となったが、アラブ諸国を経由した米国製武器の二次供与をソ連は問題視し続けた。88年5月にソ連軍は撤退開始。ゲリラが勢いづく中、ソ連はゲリラとの連立を諦めずにいた。マスード司令官とソ連軍の会見が予定されていたが、会見場をナジブラが空爆。連立の夢は潰えた。
89年2月に完全撤退するや、アメリカは支援を拡大し、対抗してソ連も支援を再開。だが冷戦終結によりソ連もナジブラ政権も崩壊。残された武器により96年にはタリバンが政権を獲得。アメリカから見捨てられたイスラム戦士は9.11テロを実行。2001年のアメリカ軍侵攻へと至る。現在もアフガンではカルザイ政権とタリバンの激しい戦闘が続く。
【感想】○
まさに泥沼。ソ連はアメリカの対抗支援によってアフガニスタンから手を引けず、大国の威信に拘っている間に戦闘は長引き、次第に敗北を重ね、ゲリラとの和解も出来ずに撤退。そして残された武器と練度の上がったイスラム戦士が政権を取る。今度はそれを支援していたアメリカが彼らの標的となった。アメリカはテロの報復でアフガンに侵攻し傀儡政権を樹立するが、未だにタリバンとの戦闘を続けている。
ソ連の政策は政治と軍事で考えて見ると分かりやすい。まずは軍事から見ていくと、ソ連軍の1、2ヶ月で撤退との当初の方針は、ゲリラの抵抗拡大によって変更され、ソ連は力で押さえこもうとするが失敗。これは軍が予想した通り、不利な山岳地帯の戦闘に引き込まれたから。
制空権を頼みに、有利な状況の中で撤退を模索するが、アメリカのスティンガーによって制空権は消失。兵士の士気は落ち、負けての撤退しか道は無くなる。
政治の方では、最初は傀儡政権で運ぼうとしていたが、実行力の無さに失望。肝いりの秘密警察長官を送り込んで強攻策を取るものの、こちらも失敗。一転してゲリラとの連立を模索するが、そんな都合の良い話にゲリラが乗るはずもなく失敗。
さらに、傀儡のはずだったナジブラが権力欲に取り憑かれ、連立工作を妨害し出す。ゲリラの中でも友好的だったマスードすら敵に回してしまう。これが皮肉にもイスラム一色なタリバン政権の布石となってしまう。
最初は大国の威信で撤退しなかったソ連だが、次第にそんな事は言ってられなくなり、軍の有利なままでの連立→軍の敗北を認めての連立→とにかく撤退→気付いたら自分の国が崩壊。という条件崩れにどんどんなっていった。
そんな悲惨なソ連になったのは、アメリカの策略にはまったからと言える。まず、1、2ヶ月で撤退との予定が狂ったのは、ソ連侵攻の前からアメリカの支援があったからではないだろうか。第一部ではアメリカはアフガンに関与していないと答えていたが、やはり疑わしい。
武器を供与しゲリラを訓練させ、イスラム戦士のジハードとして戦わせたのではないか。聖戦との大義名分を利用して、ソ連を崩壊させようとの意図は明白かと思われる。アメリカはイスラム教を利用し、イスラム教徒は宗教による闘争に目覚めたのだ。
この利用と闘争が今の状況を理解する手がかりになる。アメリカはイスラム教を利用しただけだから、ソ連が崩壊してしまえばイスラム戦士は用済みである。対してイスラム戦士は武器と戦い方を身に付けた。
アメリカがイスラム教をも利用して戦わせたというアフガン戦争の真実は、イスラム教徒にとっては侮辱である。宗教による恨みが、手にした武器によってアメリカに向かう。それが9.11テロ。本来は戦争をよしとしないイスラム教が闘争を選択し、アメリカとの宗教戦争へと雪崩れ込んでいる。
アメリカはこれに受けて立ち、ソ連と同じようにアフガンに侵攻し、ソ連と同じように後処理に手を焼いている。番組の最後にロシアの研究家が語った
「その国の問題を他国が解決しようとすると、大国は抜き差しならなくなり、その国の土台も揺らぐ」
との言葉は、アメリカにとっても現実のものとなるのだろうか。
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【あらすじ】相馬冬子(緑友利恵)は母が亡くなってから父(桜井聖)と二人で暮らし、家事をしながら高校に通っていた。その父が再婚する事になり、相手の柏木みゆき(一青妙)と妹になるゆうな(加地千尋)と一緒の生活が始まる。新しい母は家事をよくやり、食事も弁当も冬子が作る必要はなくなった。
心臓の弱いゆうなは学校にもあまり行けず家で過ごしている。ゆうなが誰かと話している様子に気付いた冬子だったが、部屋には誰もいない。死神モモ(浜田翔子)と仕え魔ダニエル(吉田里琴)はベランダに隠れていた。
「姉妹ができるって、そんなに嬉しいものなのかなぁ」
父はゆうなのためにチーズケーキを買ってくる。しかし冬子はチーズが苦手。冬子は高校で好きな人の鈴木俊介(馬場徹)に告白するがフラれる。その帰り、体調の良かったゆうなが迎えに来てくれ、冬子はゆうなを自転車に乗せるが、泣いてしまって壁にぶつかる。ゆうなはそのまま入院。父から叱られる冬美。
「ゆうなに謝りなさい」
「お父さんこそ、お母さんに謝ってよ!」
モモはゆうなを天上界に迎えに現れるが、最後に冬子に会わせる。
「ごめんね、こんな妹で」
チーズケーキを買ってお見舞いに行く所だった冬子。病室まで走るが既にゆうなは死んでいた。
「ごめんね、謝るのは私の方だよ」
【感想】○
突然の父の再婚で出来た妹に戸惑う女子高生の話。本当は妹が出来て嬉しかったのに、素直になれないまま別れさせるのは可哀想だというモモの計らいで、姉妹は最期に会える。モモは今回も死神の規則破り(死んだ魂を生きている人に会わせる)をした。
冬子の心理はドラマの中でも説明されており、母が死んで一年も経っていないのに再婚なんて許せないというもの。だから前から妹が欲しいと思っていたのに、ゆうなとも打ち解けられない。そしてママハハに家事を奪われ、父はゆうなばかり気にかけ、居場所を無くした冬子。
だが、ゆうな自身に何の非もない事に気付き、チーズケーキを買って見舞いに行こうとした。そこでケーキを食べさせてあげられないままゆうなは死んでしまう。結構残酷な運命だが、モモによって幾らかは救われた形になる。よく言われる「死者が最期の別れに現れる」というのは、こうした死神の優しさなのかもしれない。
それは死神の規則違反であるが、それでもやらなきゃいけない事だとして会わせるモモ。死神側の視点でも描かれる部分はちょっと新鮮だった。
俊介への告白とフラれる展開は、冬子の孤立を強化するものかと最初は思ったが、突然家族が増える事と、突然付き合ってと言われる事という共通項になっている。冬子は突然妹が出来てもどうしたらいいか分からなかったから、俊介の気持ちはよく分かった。突然告白されても俊介は戸惑うだけだったのだろうと。フラれてもショックを受けていない様子の説明はこれでつく。
でもゆうなから心配された冬子は泣いてしまう。ここで彼氏彼女の関係と家族の関係は違うと気付く。だからこそ簡単に母の思い出を捨てたかに見える父が許せなかった。そしてゆうなに優しくしようとした所で死別。泣かせポイントを押さえた無駄のない展開だ。
冬子役の緑友利恵(みどりゆりえ)はホリプロ期待の新人。オーディションで5万人以上の中から選ばれただけあってポテンシャルは高かった。喜怒哀楽の演技力もなかなか(新人の割には)。来週は仲村みうでその後には秋山奈々らが控えているそうで、しにがみのバラッド。は事務所一押し新人の登竜門としても上手く使われている。
とはいえそういったアイドル頼みでもなく、30分で出来る泣かせ話を無理せず無駄なく製作されていて、今期は不作なゴールデンタイムの1時間ドラマや、無意味なアニメを惰性で見ている場合ではない。
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Vol.2(3、4話)
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【あらすじ】神崎澪(阿井莉沙)は悪魔の化身となった同級生:郁美に襲われている所を氷室水穂(藤岡範子)に助けられる。水穂は国家機関:薔薇十字団の一員と名乗る。薔薇十字団は天使が悪魔退治のために作った魔術集団。一緒に戦おうと言う瑞穂だったが澪は関わりを避ける。
5年前に表向きは解散した薔薇十字団の中で頭角を現した切人俊司(笠原紳司)は、澪の伯父:神崎源三(野上正義)と接触。榊拓海(津田寛治)が闇の支配のため動き出した事を教える。それを阻止するため魔神剣が必要だとして、その在処を知る源三から聞き出そうとする。また、榊は澪の存在にも気付き、澪を狙うだろうとも告げる。
切人によって呼ばれた森岡涼子(川合千春)も源三を訪ねる。魔神剣によってデビルシャドーを呼び起こすため選ばれし者が必要と語る涼子。だが源三は、いま魔神剣を使うのは危険だとして明確な回答を避ける。その頃、警視庁に身を置く榊の部下:本城美沙(浜崎茜)は薔薇十字団の重岡辰巳(大和琢也)と接触していた。
澪と水穂が街で見ていた炎の大道芸人が突如として警官に射殺される。警官は悪魔の化身ではないと制止する水穂だったが、澪は力を発動。警官は自分に銃口を向け、引き金を引いた。
【感想】◇
神奈川(TVK)・京都・千葉・三重のローカル局で放送のドラマ。特にTVKはゴールデンタイムで放映する勝負?に出ていて、その心意気を応援したい。新番組の初回を見逃す痛恨のミスをしてしまったが、まだあまり話は動いておらず、普段は煙たく感じる説明シーンばかりだったのにも助けられた。
主演の阿井莉沙と川合千春と言えば、当ブログで記事にしたGO!GO!HEAVEN!でも共演していた。阿井莉沙はそちらのドラマでは引っ込み思案なゴスロリ少女役だった。今回のドラマは打って変わって戦うヒロイン。とはいえこちらのドラマでもまだ戦いに踏み出せない様子で、逡巡している所は似ている。
水穂から共闘を誘われても避けていたが、大道芸人が殺されるのを見て迷わず力を使う。自分から積極的には悪魔退治に乗り出さないものの、目の前の出来事には戦いを選択する。「持って生まれた力を受け入れない」とも言われていたが、こうして戦いに巻き込まれて力を発揮していくのだろうか。
天使と悪魔のバランスが全体の背景にあり、榊によって悪魔の力が強まったため、薔薇十字団と選ばれし者が必要。それが神埼澪であり善と悪の対決構造は明白だが、物語を面白くする不安定要素も散りばめられている。
それは魔神剣と澪の心。魔神剣は悪魔を一掃する力もあるが、同時に悪魔が使う事もできるらしい。魔神剣のデビルシャドーは絶大な力を持つが、それは使う人次第という事か。源三が決断を濁したのも、下手に魔神剣を持ち出して、榊の手に渡る可能性を懸念したからだった。
また、選ばれし者となる澪の力もまだ弱い。澪自身は思春期特有の現実否定(というか自己否定)に陥っており、「こんな世界、悪魔に支配されればいい」などとも呟く。天使側に立って戦う自覚には程遠い。そんな澪の不安定な心を表すかのように、薔薇十字団から裏切り者が出そうな気配。
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【あらすじ】「侵攻はこうして決定された」
アフガニスタンでは1978年の4月革命によって社会主義のタラキ政権が誕生。ソ連のブレジネフ書記長は中央アジア社会主義化のためタラキを支援していたが、タラキはイスラム弾圧を始め、反政府暴動が広まった。タラキはソ連軍の派遣を要請したが、当初ソ連は山岳地帯の戦闘に不慣れ、西側との対立を招く、軍縮会議に悪影響との理由で、派遣に慎重な姿勢を見せていた。
そんな中、タラキ政権ナンバー2のアミンがクーデターを起こす。アミンはタラキら政敵を粛清し、アメリカ、イスラムとも接触する多方面外交のバランス政策を始める。KGBはこれをソ連からの離反と捉え、軍の派遣を主張する。
1979年のイラン革命によってイスラム政権が誕生し、これがアフガニスタンに波及することを恐れたソ連指導部は、慎重派の軍の意見を退けKGB案を採用。1979年12月25日、ソ連軍は国境を越えアフガニスタンに侵攻。
イスラム大隊で構成された特殊部隊が宮殿を急襲しアミンを殺害。アミンと対立し国外亡命していたカルマル政権が27日に発足。ソ連軍は1、2ヶ月で撤退する方針だった。
【感想】◇
1979年から89年まで続いたソ連軍のアフガン侵攻。長引いた戦闘によりソ連の国力は削がれ、ソ連崩壊・東西冷戦終結の遠因にもなったとされている。なぜソ連はアフガンに侵攻し、10年間も戦闘を続けたのか。新たな資料と証言によってそれが明らかとなる。第一部は侵攻決定までを追う。
この番組での発見とされるのは、当初はソ連指導部が軍の派遣に慎重だった事、特に軍は反対の姿勢を見せていた事である。良くありがちな軍の暴走だとか、文民統制イコール平和ではなかった。
ソ連軍はタラキ政権時代にアフガニスタンを調べ、山岳地帯での戦闘になる事を確信し、苦戦を予想していた。ソ連の広大な平原とそれを活かした機甲部隊が強みであるソ連軍にとっては、至極当然の懸念だったといえる。
一方、KGBも独自に情報を分析し、アミンが政敵を次々に粛清して、アミンに代わる人材がいない(平和裏に政権交代ができない)事、アミンとアメリカとの接触からアミン政権が西側に付くであろう事、アミンに多少のダメージを与えてもイスラム政権が生まれるだけで、軍の介入による一掃しかないと考えていたのだろう。
結局ソ連指導部はKGBの主張を採用する。戦闘予想だけの軍の主張より、政治情勢をも見たKGBの方が正しい道に思えたのだろうか。ただ、軍の意見にも配慮した様子も伺える。山岳戦闘をせずにアミンを殺して、傀儡政権を樹立した後に速やかに撤退する方針をとった所など。
電撃的侵攻と迅速な撤退により、国際世論の非難・西側との関係悪化も避けようとの魂胆だったようだ。これは作戦としては成立しているが、イスラムや反政府勢力を見くびっていたように思える。
もともとタラキやアミンは、政権基盤も自軍の力も弱く、ソ連軍の派遣を要請していたほどだった。だからこそアミンは粛清で基盤強化を図り、懐柔策としてバランス政策を始めたのだ。アミンの首を傀儡のカルマルに挿げ替えた所で問題は解決しないばかりか、悪化するだけと予想できなかったのだろうか。
それほどソ連指導部にとって、アフガンが西側に付く事が確実で、イスラム革命も差し迫った危機に感じられていたのだろうか。ここで問題になるのが、アメリカの関与はどの程度あったのかという点だ。
番組ではアメリカ側への取材やCIA関係者へのインタビューもあった。それによると当時のアメリカはアミンと何ら関わりを持っていなかったという事である。つまりソ連は、ありもしないアメリカの影に怯えて侵攻した事になる。
だが、どうしてもアメリカの回答が嘘っぽく思えるのは何故だろう。崩壊したソ連の関係者はもう真実を話しても問題ないと考えるのに対し、世界の覇者となったアメリカの関係者には、まだ真相を話す気がないからとしか思えない。ニヤつきながら答えたアメリカ人の態度もその思いを強くさせる。
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【あらすじ】明樟高校の原上誠剛(牧田哲也)とリベラル女学院の小檜山七星(斎藤夢愛)は絵画の作品展で出会う。互いの絵をけなし合った事から始まり、二人は顔を合わせるとケンカばかり。だが二人は美術館デートを重ねる。
モモ(浜田翔子)とダニエル(吉田里琴)は七星の前に現れ、死神だと伝える。意外にも七星は死を受け入れる姿勢を示す。病気で通院していた七星は死期を悟っていた。
映画「生きた証」を観た二人。死を知って悩みから解放され、人に尽くす主人公の話。感動している誠剛に七星は言う。
「好きな人がいたら、生きていたいって必死に思うに決まってる。あんなの、愛とか言って誤魔化してるだけ」
誠剛と別れようとする七星を誠剛は抱き締める。
病室でもケンカしている二人。でも誠剛は七星が欲しがっていたお揃いのリングをプレゼント。7月7日、七星の誕生日。モモは七星の魂を天界へと運ぶ。誠剛は七星の似顔絵を描き上げる。
【感想】○
絵を志す高校生同士の恋バナ。いつもケンカばかりする七星の、病気・死という秘密と、隠された本心がポイント。
薄々、自分が死ぬ事に感づいていた七星は、死神モモが現れても動揺しない。そればかりか、これまで以上に誠剛への思いを隠そうとし、思っている事とは正反対の事を口にし、別れようとする。
だが誠剛は七星の本心を知っていた。それはケンカばかりしていても二人は付き合っていたのだし、ケンカも楽しく思える仲だったから。ケンカによって思った事を言い合える仲である二人は、学校や家庭生活では言えない事も言える関係を楽しんでいたのだろう。誠剛は学校友達に七星の事を言わず、七星は厳格そうな父を持っていた事から推測できる。
「好きになったら、生きていたいと思うから」
誠剛に好きだと言えない七星。好きだと言わずに死ぬより、言って死んだ方が良いとモモは思っていたのだろう。さらに誠剛はモモの思いをも上回っていた。死ぬ死なないは関係ない。そして好きと言うか言わないかすら重要ではない。互いに好きだという気持ちが通じ合うかが大事。
七星は心の理解者を得て死に、誠剛は七星が死んでも生きていける。誠剛の描いた、最初のデフォルメされた女性の顔と、最後の七星そっくりの顔という作風の変化。これが誠剛にとっての七星が“生きた証”
さて、誠剛と七星役の牧田哲也と斎藤夢愛は、個々の演技ではぎこちなさもあったが、二人の掛け合いシーンは微笑ましいケンカの様子がよく出来ていた。一方の浜田翔子と吉田里琴は前回から相変わらずだが、出番が少なくて気にならなかった。今後も脇役のような主役でしばらくやればいい(笑
あと、前回記事で疑問を提示した「対象者に話し掛けるシーンが何の境界も無く描かれる点」だが、今回は鈴の効果音で区切りを付けていた。深夜ドラマらしい金の掛からない手法だw
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【あらすじ】NHKスペシャル(2005年9月放送のアンコール選)。千葉県松戸市常盤平団地。全国のニュータウンに先駆けて入居を開始した団地は当時「夢の住まい」だった。そして今、住民の高齢化と単身入居が認められ、独り身の男性が多く住むようになった。
孤独死。常盤平団地で見られるようになった現象。そのほとんどは独身男性で、半数は40代から60代前半の中年。なぜ彼らは誰にも看取られずに亡くなり、誰にも発見されずに死臭を放つまでに至るのか。
古くからの住民:坂井さん、大島さんらは「孤独死予防センター」を設け、独身男性からの相談を受ける。訪れる男性は社会的疎外感、倦怠感、絶望感を打ち明ける。坂井さんらはなるべくこうした男性宅を訪問するようにする。ゴミを捨てられずテレビを見るだけの人。大島さんの掃除の様子を呆然と眺める。
脳梗塞で倒れ、入院中に離婚され、後遺症が残ったため再就職できない佐藤さん。だが診断書では軽めに書かれて傷害年金も受け取れない。国民年金受給まで7年、預貯金はあと1年。一時は自殺も図ったが、坂井さんらの交流もあって、もう一度自動車教習所に通い、再就職への道を歩み出す。
【感想】○
孤独死の実態把握のため、常盤平団地での「孤独死予防センター」の活動を追ったドキュメンタリー。孤独死という言葉から受けていたイメージとは異なる事例であると同時に、一人一人の死が社会的問題と繋がり、団地という集合形態によって社会的縮図となっていた。
孤独死といえば、配偶者に先立たれた高齢者が自宅で病死する…とのイメージを持っていたが、この常盤平団地では中年の独身男性が半数を占めている。また、孤独死の「死」の部分の問題よりも「孤独」の方が問題なのではないかと思えた。
仕事一筋で生きてきた男性の誰にも起こり得る事故や病気。まだ働ける年齢でありながら職を奪われる。そして預貯金はその治療で使ってしまう。その過程で、ケースバイケースになるものの離婚されたり親離れで家族と疎遠になる。
だが、国民年金の受給開始年齢には間があり、何の社会的保障も受けられない。佐藤さんの例から、日本の社会保障の穴・欠陥が浮き彫りになっている。
不景気で再就職もままならず、男性のコミュニティ参加意識の低さから、地域社会にも馴染めない。さらに住居は壁とドアに囲まれた団地。独りで暮らす中年男性は社会との繋がりを失い、生きる気力を失っていく。ゴミを捨てられない男性の例は、決して怠けているわけではない。
もう一つ、団地という形態の功罪について。45年前、夢の住まいとして若夫婦が一挙に住み始めたニュータウンでは、こんな先の事まで想定していなかったと思える。地域のコミュニティ機能などより、とにかく首都圏への住居の安定・大量供給が優先していたのだから。
団地という隣近所の生成しにくい構造や、個人の自由意識の拡大による他人への不干渉が地域の繋がりを無くした。しかし、だから団地はいけないとも言えない。むしろこの番組を見ると、団地は生存装置として機能しているようにも思える。
築年数が経ち、家賃が安く、独り暮らしするにはちょうど良い広さの団地。独身の中年男性が多く移り住んでくるにはこうした理由があり、そこで生まれる現象として孤独死が存在する。団地に孤独死の全ての因果関係を求めるのは間違い。団地はコミュニティ生成の難しい形態であるとしか言えず、その面での原因しかないだろう。
よって「孤独死予防センター」の活動は極めて正しいと言える。話を聞き、男性宅を訪問しコミュニケーションをとる。金銭的援助は本人と社会全体が解決すべき問題。孤独死が発生して、センターの人々が葬式を挙げるシーンも流れたが、それは人としての当然の行為であり、センターの活動には入らない。
坂井さんの「孤独死をなんとか防ぎたい」とのセリフは、センターとしてのやるべき活動を最大限にやった上で、それでも防げない現実に対する切実な願いに聞こえた。社会保障の欠陥や男性の資質、仕事人間の量産、そこへの価値しか認めなかった日本社会といった事は、坂井さんには分かっているのだと思う。それでも自分に出来る事としてセンターの活動をしていくのだ。
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孤独死―被災地神戸で考える人間の復興
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【あらすじ】奈良市柳生町に元亀2(1571)年に生まれた柳生宗矩。父は柳生新陰流の祖:石舟斎だったが、戦場の主役は剣術から槍・弓矢・鉄砲に移っていた。柳生家は伊賀者と姻戚関係にあり、忍びの術を磨いた。だが秀吉の太閤検地で領地没収され近江でひっそりと暮らした。
文禄3(1591)年、剣術好きの徳川家康の目に留まった新陰流。家康は自ら木刀で立ち会う。だが、振り掛かった家康は新陰流「無刀」によって倒される。以降、柳生家は家康に仕える。6年後の関ヶ原での諜報の働きによって柳生家は領地を与えられ再興。米子の中村家騒動、大阪冬の陣などでも情報収集をした。夏の陣で柳生宗矩は秀忠を警護し、本陣に突入してきた豊臣決死隊35人を次々に斬った。
徳川幕府で柳生家は徳川家の剣術指南役となり、全国の大名が柳生新陰流を学ぼうと門弟を召抱える。柳生家は門弟を情報網とし諜報活動を行っていた。元和2(1616)年9月、宗矩の友人:坂崎成政が千姫婚儀のもつれを理由に挙兵すると、宗矩は成政が切腹すれば家は存続と説得した。だが幕府は宇喜多家と縁のあった坂崎家を取り潰し、宗矩は結果的に友を裏切った事で苦しむ。
芳徳寺の沢庵から「受け流しこだわらない心こそ動かぬ心」と教えられた宗矩は、家光と出会い、剣術を教示する事で自らも剣術を極めていく。剣をいかに用いるか、そのためにいかに心を養うか。「活人剣」の境地に達した宗矩。
「悪を殺して人を活かす。人を殺す刀も人を活かす剣になる」
元和9(1623)年7月、宗矩を父のように慕っていた家光が将軍職に就く。そして寛永12(1635)年6月21日、武家諸法度を制定。秀忠時代の武家諸法度が恐怖政治の道具だったのに対し、家光のそれは平和維持の手段の性質をもった。
【感想】○
不遇にあった柳生家が徳川家と結びついて再興し、将軍家の流派となった柳生新陰流。その裏では、忍びの術によって石高を上げ、門弟情報網を諜報に使うなどの一面も持つ。だが宗矩は坂崎家取り潰しによって両面の使い分けに苦悩し、やがて剣の道を極める。剣によって人を正しく導く。宗矩の教えは家光に刷り込まれ、平和的な武家諸法度に繋がったその時。
柳生家と忍びの関係はあまり知らない所だったので、再興や大名への出世に重要な役割を果たしたというのは勉強になった。特に、全国に召抱えられた門弟を情報網として活用していたとは驚き。表と裏の顔がよく現されている。
柳生宗矩は常に剣と忍びのバランスで苦悩していたようにも思えた。剣によって家康に仕えたものの、忍びの功績で家は再興し、諜報活動で暗躍していく。それでも秀忠警護で剣豪の名を轟かせた。
この両面が破綻したのが千姫事件の坂崎成政騒動。友の挙兵を察知・防止できなかった諜報の失敗。そして剣によって解決できなかった己の限界、もしくは剣で解決できると思っていた未熟さ。剣も忍びも政治の前には無力だった。両面を使い分けて政治面でも活動していた宗矩は挫折する。
そして宗矩は原点に立ち返り、剣の道を極めようとする。家光への剣術指南を通して友に成長する宗矩。剣の筋は良いものの、両親から愛されず粗暴な面を持つ家光。これを剣をもって正しく導こうと考えたのか。
戦場の主役は剣ではなくなったが、徳川家の世になり戦が無くなり、武士には剣が残った。他者へ向かう剣が飛び道具に取って代わられ、また再び戻ってきた時、それは自分へ向かう剣となった。「悪を殺す」とは自分の中の悪を殺すという事では。
自分の中の悪を殺せない者は、他者へ向かって悪を放つ。それが戦乱の元となる。太平の世の剣は自らを律するためにある。だから軍事力行使などはできない。家光の武家諸法度と「天下統御の道は宗矩に学びたり」との言葉の意味はこういう事ではないだろうか。
参考記事:柳生十兵衛七番勝負 島原の乱
前回記事
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兵法家伝書(柳生宗矩 著)
柳生一族―新陰流の剣豪たち
柳生石舟斎宗厳―戦国を戦い抜いた柳生新陰流の祖
徳川将軍と柳生新陰流
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その時歴史が動いた(NHK本)
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【あらすじ】ディス(変わり者)と呼ばれるA-100100番の白い死神(浜田翔子)に仕える事になった仕え魔ダニエル(吉田里琴)。最初の対象者は上木真之介(南圭介)。3日後にトラックに轢かれて死ぬ運命。
真之介のデータを調べさせる死神。真之介は母の死後、高校に通いながら一家の生計を支えるため新聞配達や清掃のバイト。野球部も辞めて妹(入船加澄実)の食事も作っている。父親(小島康志)は酒浸りで仕事も辞めていた。
規則を破り、対象者に話し掛ける死神。ダニエルは、運命を変えるから話し掛けてはいけないと怒る。死神はボールの壁当てをする真之介に、父に働くよう説得することを勧める。真之介は床に臥せる父に「いいかげん自分に負けないでくれ」と話し掛ける。
翌朝、食事を作り、真之介にグローブを渡す父。喜んで家を出た真之介だったがトラックに轢かれる。死神の迎えが来る。
「何とかなんねーのかな」
「運命は変えられないの」
鎌を振り下ろす死神。その目には涙が。
ダニエルにご主人様と呼ばれるのを嫌った死神。ダニエルは死神を100100から「モモ」(百百)と呼ぶ事にする。
【感想】◇
原作が累計130万部とかアニメ化済みとか、見事に知らずに視聴した深夜テレビドラマ。変わり者の死神が、魂を天上界に運ぶ前にその人の思いを遂げさせる…といったショートストーリーか。
コスプレが似合う理由のみで起用されたかのような、浜田翔子主演という事で最悪も覚悟して視聴したが、覚悟していた分、そんなにひどい印象は受けなかった。涙は塩分少なそうだったが(←微妙な表現w)。喜怒哀楽の少ない死神役という設定にだいぶ演技力が救われていた。セリフ回しはそこそこ出来ている方。
むしろダニエル役の吉田里琴が可愛さを持っていってる。ただしあの呂律の回ってない喋りはOKなのか。浜田翔子のセリフ回しの出来も、この吉田里琴と一緒に出てるから良く聞こえただけかも。
母を亡くし父は無気力になり、一人で家を支える真之介。父が立ち直り、妹を高校・大学に行かせ、自分は野球部に戻るのが夢だった。でも間もなく死ぬ運命。モモは真之介が居なくなっても良いように、父への説得を勧める。
それであっさりと父が復活するのがアレだが、良い方向に向かい始めた所での死という無常さは、真之介とモモのセリフで良く表わされていた。この無常さを毎回やっていくのだろうか。モモの真意が理解されるに連れ、モモを嫌がっているダニエルもモモを助けたりするのだろうか。
あとは、対象者に話し掛けるシーンが何の境界も無く描かれる点もやや疑問。普段は人間からは見えない設定なのだから、そこからの変化はCGでも何でも区切りをつけるべきでは。もとから対象者にだけ死神が見える設定なのかもしれないが。まだ初回なのでそういった所もよく分からない。
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しにがみのバラッド。DVD Vol.1(1、2話)
Vol.2(3、4話)
Vol.3(5、6話)
Vol.4(7、8話)
Vol.5(9、10話)
Vol.6(11、最終話)
しにがみのバラッド。(本・コミック)
君の存在/閃光(オープニンング曲)
Radiohead Tribute(エンディング曲:No Surprises / TRICERATOPS収録)
浜田翔子 関連商品
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【あらすじ】さまぁ〜ずの二人が、メディアが取り上げてこなかったマイナーな街をブラブラ歩く企画。2006年12月28日、テレビ東京の伊藤プロデューサーに呼び出された三村と大竹。1月3日の昼の90分枠が空いたから埋めてと言われ、すぐにロケ。
北新宿。日陰の路地。アシスタントに大江麻理子アナが付く。木彫り人形の置いてあるクリーニング店。食器棚に商品が陳列してあるおぎはら電気。何が出るかわからない1000円自販機。プロレスラー御用達の覆面屋。
ネタ切れで「とれ高サイコロ」を振り、10万円使えとの指令で先程の電気屋に戻って買い物。氷で作ったマイジョッキの新宿氷業でビール飲む。600円メニューばかりの喫茶ヒデシロで昼食。
西新宿。高層ビルとは逆の路地に入る。両サイドにお墓。平井堅も巣立った?バー21世紀。100飲料や自販機と書いてあるのに、何も無いし開いていない謎の店「ブルージーンズ」。
北池袋。ご自由にお座り下さい椅子。元町内会長の中村さん宅の防空壕レポート。ご自由にお持ち下さい壁紙。サイコロで三村無視。船村徹認定カラオケ教室。富士百貨店で現役白黒テレビ発見。
西新宿のブルージーンズに戻る。バーだと判明。看板のスペルミス、赤ちょちん?店名を布で隠す謎。扉を空けると目の前に自販機。横の入り口から店に入る。若者向けの格安飲食店だった。ビールで乾杯。エンディングは大江アナ熱唱。
【感想】◎
題名からして「1やってないけど」って大竹が言うくらいテキトーに始まった番組。何も無さそうな街を歩いて90分埋まるのかという不安もそぞろに即行でロケ開始。これが意外や意外、マイナーな街には掘り出し物がたくさん。そしてこの番組自体も掘り出し物になってた。中堅お笑いコンビ:さまぁーずならではの良さ、ユルさダルさと切り替えのメリハリ、そして大江アナのキャラ崩れなどが、みんな良い方向に作用していた。
北新宿も北池袋も、確かに絶対行かない街。路地にぽつぽつ店があるだけ。ここから面白くしてと言われても難しい。でもさまぁーずはやってくれた。細かい所に目が行き、そこから掘り下げてボケを繰り出す大竹と、ちょっとのイベント性で子供のように喜ぶ三村の盛り上げが上手い。でも二人とも飽きっぽい所もあるから、サッと切り替えてその場を後にする。
これが若手コンビだったら、無理に大声出して空回り、本来の趣旨(街をブラブラ)をはき違えて、自分達のルールで遊び出したりする。でもさまぁーずは街の中から笑いを発見し、街の人の気風に合ったテンションで回っていく。あと、お年寄りに優しい。大竹の掘り下げのボケも三村のツッコミも、お年寄りの人物への笑いではなく、お年寄りが言った先の事や物に対する笑いにしていく。失礼のない笑い。
さまぁ〜ず自身、腰が低いというか庶民的でタレントオーラも出さずに入っていくので、どの店にもスッと馴染む。テレビカメラが入っても誰も驚かない喫茶店の様子に、自分達が逆に戸惑うほど。
でも知らない街でのロケだからこそ、テレビカメラが無いと入らない店に入ってみる価値がある。そういった店のロケだったからこそ、この番組が放送されても、視聴者としてはやっぱりそこに入らないだろう。ブルージーンズだけは店の前を通って見たいけどw
『出没!アド街ック天国』のアシスタントをしている関係で、この番組のアシスタントにも付いた大江麻理子アナ。アド街の方はあんまり見ないので良く知らないが、ワールドビジネスサテライト(WBS)でのサブが一番しっくり来ている印象は持っている。要するに経済ニュースとマッチしている印象。
だが今回、意外にも演歌・歌謡曲好きと判明。カラオケ教室に食い付き、先生の出す曲名に即答で反応。エンディングでの熱唱、そしてお世辞にも上手いとは言えない歌唱力など、キャラ崩れが結構笑えた。電気店で大江アナは炊飯器を買ったと当人の12月29日付WEB日記にあった。という事は大竹が空気清浄機、三村が掃除機か。
レギュラー化を狙ってるらしいが、これは半分冗談としても是非実現して欲しい。上記のように、今回だけの偶然の面白さではなさそうだし。もちろんイマイチだったショウ君のナレーション以外はメンバーを代えずに。
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モヤモヤさまぁ〜ず2 特別版
モヤモヤさまぁ〜ず2 DVD-BOX
テレサ・テン つぐない(大江アナが熱唱した曲)
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【あらすじ】kinkikidsの堂本剛が仲間達と朝まで生放送。通しゲストは井上和香、若槻千夏、アンガールズ、ほっしゃん、タカアンドトシ、東原亜希。互いに聞きたい事のトーク。賞金100万円のゴルフゲーム。
途中ゲストに中川家、友近。トーク後、おでんの金額順当てゲーム。
【感想】△
昨年正月の堂本剛の夜明けまでしんどいを記事にした都合で、今年もこの番組を記事にしてみる。昨年と比較しつつ書いていく。
全体的には昨年より「まとも」な番組として成立していた。生放送とシナリオの存在が足を引っ張り合った昨年に対し、今年はシナリオの存在を明確にし、アナウンサーの導入で時間配分とコーナーの区切りがきっちり決まっていて、進行しているのだというのがよく分かった。昨年、マイナス要素にしかならなかったドッキリが無くなったのも良かった。
昨年は風邪で生放送をやり、体調面からもグダグダの原因を作った堂本剛だったが、今年は体調もよく、ちゃんと喋り、周りにも反応できていた。だが、アナとの兼ね合いで考えると、体調不良だった昨年にこそアナが必要で、むしろきちんと進行のできた今年にはアナは不要だったかもしれない。
その堂本剛を昨年のこの番組以来、テレビで一年ぶりに見たわけだが(マジで)、一瞬堂本だとは判別できなかった。ヒゲを生やしていたせいもあるが、小太りになって一年で随分とオッサン化してない?
トークの「若い頃、一人で焼肉屋に食べに行って、店員や周囲の客の可哀想反応、たまたま居合せた事務所の人から心配された」話が一番印象的だった。こういったギャップというか、寂し可愛い所が剛の魅力なのかもしれないが、それは昔の話であって、今は恵まれてる様子はあの容姿から容易に想像できる。
昨年から続きで登場した若槻千夏。昨年の通しキレキャラがすっかり影を潜めたのは良かったのだが、中途半端な存在になってた。唯一「病み上がり」と言われた時にキレかかったが、突っかかるでもなく「誰だよ今、病み上がりとか言った奴…」と呟いた段階で、あぁ本当に病み上がりなんだなと思った。
むしろキレシーンの多かったのは井上和香。昨年は小池栄子がいたポジションを務める。主役の堂本剛に言えない分までの出演者の不平不満が集まる損な位置なので、非常にストレスの溜まる役割を強いられる。だから井上和香が完全にキレないまでもイラっとするのは自然な反応か。小池栄子レベルになるとサラっと受け流せるのだけど。
あと、井上和香が手馴れた感じで皆に飲み物を出している所は、ドラマ黒い太陽のキャバ嬢を想起させた(井上の芸能界入り前まで想像するつもりはない)。
アンガールズと中川家も昨年に続いての登場。アンガールズは今年も居るだけだった。中川家は昨年はオイシイ所を持っていったが、今年はネタ見せがあまりなかった分イマイチ。
ネタ見せがあまりないのを生かしたのは、ほっしゃん。単なる気の良い兄ちゃんに徹していたような。タカアンドトシが一番割りを食ったか。飽きても「欧米か」が炸裂しないとどうも…。トシはいじられ役で保っていたが。
東原亜希は知らない人。後で某消費者金融CMの娘と知る。東原に話が振られる度にタカアンドトシやほっしゃんが「バーターやな」と茶々を入れていた。後で若槻千夏と同じ事務所だと知る。バーターって、若槻千夏がこの番組に出演する代わりに東原亜希も出してという事でしょ。そんなに若槻千夏の力って強いのか、病み上がりなのに。
皆、楽屋話レベルの中(芸人の実力なんて生放送ではそんなものか)、最もトークの出来るのは友近だったが、昨年レイザーラモンHGが連発して厳重注意となった「オ●ニー」をあっさりと言ってしまう。何なんだ、「オ●ニー」発言は昨年からの引継ぎ事項なのか?自慰行動・Gコードとかフォローしてたけど、ボロボロのフォローするくらいならHGのように堂々としてれば良いのに。
昨年は生放送とシナリオが足を引っ張り合ったが、今年はゴルフで失敗決定しても尺があるから続行とか、尺を稼ぐためのおでんゲームのダラダラなど、生放送とシナリオが馴れ合ってる感じ。昨年の見物だった小池栄子の孤軍奮闘ぶりに匹敵するものも無く、最後まで出そうも無いので、おでんゲームで眠くて視聴中止。その後は昨年同様カラオケで盛り上がったらしい。
昨年記事:堂本剛の夜明けまでしんどい
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【あらすじ】ゆき(深田恭子)は想い人:吉之助と別れて奥入り。おまんと名付けられ女中として働く。時は宝永7(1710)年、六代将軍家宣の世。御台所(正室):煕子(高島礼子・後の天英院)の子は早死し、側室:お古牟の方(木村多江・法心院)、お須免の方(松下由樹・蓮浄院)にも子はなく、お喜世の方(井川遥・月光院)が男子出産。
おまんは新人いじめを受けるが、おしの(貫地谷しほり)だけは優しくしてくれ、二人は仲良しになる。おしのは御宰(小間使い)の伸吉(吉沢悠)と惹かれ合っていた。だがある日、おしのは上様に見初められ側室に。おまんはおしのと伸吉の文の伝達係を買って出る。
将軍暗殺の企ての噂が流れる中、大奥総取締:滝川(浅野ゆう子)は勝谷家家臣らが犯人だと突き止める。一味は切腹して果てたが七の名が付く者だけ生き延びたらしい。そして大奥でも毒を見つけた滝川。その毒はおしのが隠した物ではないかと思ったおまんは毒を取り出すが、そこを滝川に見つかる。
おまんは滝川の命令で伸吉の身元を探る。絵師の怯月堂(谷原章介)の隣に住んでいた伸吉。怪しい所は無いと報告したおまんだったが、伸吉こそ矢七という名の暗殺一味だった。伸吉はおしのに毒を渡し、おしのは毒を盛る。おまんはおしのは騙され利用されただけと説得するが、おしのは伸吉と逃げ、伸吉は斬られ、おしのは自害。
上様への毒は滝川が止め、「しのという側室は居なかった」とする。
「大奥の女達は皆、何かを諦めてここに来ている。私もそう」
【感想】◇
映画「大奥」へと繋がるエピソード。家計のため奥入りしたおまんは吉之助を諦め、一生を大奥で過ごす決意を固める一方、おしのは思いもよらず側室になったばっかりに伸吉を諦められず、毒殺事件の混乱に乗じて伸吉と逃げて果てる。奥の中で起きた不義密通をこのドラマで描き、市中で起きた絵島生島事件の映画との対比にもなっている。
基本はおまんとおしのの共通点からの友情と、想い人との行動の相違点からの決別。それでは下の女中だけの話になってしまうので、おしのの側室と将軍暗殺を絡めて、上の動きと緊迫感を出そうとしていた。
側室話はおしのと伸吉の切なさを出すのに役立っていたが、暗殺の方は計画も実行も突飛さを感じてしまう。これもおしのと伸吉の関係を引き立てる効果を出すため、と割り切るしかない。おまんとおしのの説得場面は理解し辛かったが、以下こじつけで書いていく。
おまんとおしのは共に下っ端の女中で、男を諦め、一生を奥の仕事に捧げるつもりだった。しかしおしのは側室として男(上様)の相手をする事に。女中の仕事がなくなり、女・母として生きて行く事になったおしの。ここでもう一人の男:伸吉への想いを確かにする。一方のおまんは吉之助が結婚すると聞き、男への諦めを付けて仕事に専念する。
伸吉は暗殺の仕事で奥に近づいたが、おしのと出会い側室になったことを聞き、暗殺もおしのも手に入れようとする。仕事も女もな伸吉。吉之助は奥に近づきもせず、おまんも諦める。別の世界で仕事も女も手に入れる。
よって、男より仕事のおまんは、おしのに伸吉は利用しているだけと説得する。しかし仕事より男となったおしのは伸吉を信じて逃げる。山場でのおまんの説得とおしのの決断は、二人のこれまでの境遇と生き方のぶつかり合いだった。
おしのと伸吉は共に諦められず死に、おまんと吉之助は共に諦めて別世界で生きていく。おしのの方が幸せだったかもと呟く滝川。大奥は女の牢獄との言葉が迫る。
さて、主演の深田恭子は可も無く不可も無くといった感じだったが、映画下妻物語での演技と同じような調子ではないかと気付いた。大奥もロリータのどちらも不思議世界であり、そんな世界に身を置いた少女という心中の演技が、似たものになるのは仕方ないのかもしれないが、同じような調子で良いのかと疑問に思ったり。
他の出演者は過去の大奥シリーズに出てた人ばかり。新たな演技指導も最小限で撮影はやり易かったかも。というか皆、出番が少なすぎて…。谷原章介や星野真里なんか無理やりじゃん。ちょっとの発見を楽しむものだから良いんだけど。
参考記事その時歴史が動いた:天英院煕子
大奥〜華の乱SP
大奥〜華の乱(最終回)
大奥〜第一章
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江戸城大奥―権力と愛憎の女たち
人物事典 江戸城大奥の女たち
大奥の奥
江戸奥女中物語
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【あらすじ】板尾創路。吉本No.1のミステリアス芸人にして数々の「天然ボケ」伝説を持つ男。2日間、延べ24時間完全密着によって板尾の生活と素顔が明かされる。板尾は何をし何を思うのか。そしてそこで生まれた行動をクイズにする。
朝、板尾のマンションを訪ねるディレクター。板尾は自宅ドアが開かず「チッ」と舌打ち。東京駅で新聞とヘルシア緑茶購入。新幹線で名古屋へ。車内では「サンドとコーヒー買った」と言いつつおにぎりを食す。お年寄り番組に出演。無言で「ご縁がありました踊り」。収録後、蓋を閉めては開けて無言でお茶を飲む。
喫茶店で名古屋らしい食べ物にありつけず、HMVへ。CD試聴でタッチパネルと紙の案内を押し間違える。ノーリアクション。コンビニで食塩・茶・水・きき湯を購入。ホテルで食塩を使った鼻うがい。食塩の蓋を閉められない。そしてカバンから取り出したのは?
スタジオでは親しい芸人らが伝説を明かす。
千原ジュニア「天然ではなく自然です」「エビフライ定食を頼んでエビフライを残す」
品川「僕の持ってたたくさんの紙袋を見て“誕生日か?”と聞いた。違うと説明したら“誕生日は俺か”と言った」
東野「ショーケースに指を突っ込んで突き指した」
ペナルティ・ヒデ「携帯メール打ってて“間違えた”と言ったが、メールの間違いでなく他人の携帯でメール打ってた」
別の日、第一声は「あいつ誰や 今の奴。話し掛けてきた」
喫茶店でジパング上陸作戦・チャドが購入した靴下を貰う。
「お前が履いてて良いなと思ったから。これ、ぬくい?」
チャドは板尾の嫁に英語を教える事に。散髪屋で髪を切る。スプレーでセットしてもらう。
「顔剃りは気持ち良いよな」
雑貨屋で帽子購入。セットした頭に被る。「頭 ぬくいわ」
本屋で2冊購入。店員に言った事とは?
【感想】○
テレビ東京の9時間生放送「2007年最も売れる芸人決定SP」内の約30分のコーナー。スタッフが板尾と一緒に居た時、あまりにも天然な出来事が多いため、24時間密着したら凄い事になると着想して企画されたらしい。密着カメラだけでなく空撮まで駆使したドキュメントタッチで板尾創路のミステリアスを剥ぎ、天然ぶりを暴く意図があった。
その意図は達成されたのに、より深まるミステリアスぶりに今田は「オカルトの域」、千原ジュニアは「自然」と説明した。全くその通りで、近づけば近づくほど謎を呼ぶ板尾の生態だった。クイズにして行動の理由を探っていたが、一場面ごとの謎の面白さはどうでもよく思えた。板尾の24時間における行動と思考そのものの謎の方が興味深く、クイズよりももっと映像を見ていたかった。30分は短すぎ。でも130名も芸人が出演してる9時間の内、1時間を使うのもバランス悪いし…。
板尾の行動には東野の言う「遠くの方からのノリツッコミ」と、世の中に存在する小さな不条理への抗議が現れているのかもしれない。それを自然にやってしまう天然さがシュールを生むのか。
第一問(シーズン1)の答え:カバンから取り出したのは、最初に買った新聞とお茶だった。「買ったのを忘れてた」と説明する板尾。それを一日の最後に気付く「遠さ」。そして朝買ったお茶がヘルシア緑茶で、最後にコンビニで買ったのもヘルシア緑茶。同じお茶をテーブルに二つ並べる板尾の無言の「ノリツッコミ」。
スタジオで真っ白なスーツで登場した板尾。なぜか靴下はカラフルな縞模様。その靴下はVTRでチャドが買ってきた靴下だった。生放送と過去の録画という「遠さ」を利用した「ノリツッコミ」。これを狙ってやってるのか自然と(偶然に)やってるのか板尾は一切説明しない無言。
名古屋の喫茶店での不満は名古屋らしいものがないという不条理への抗議。紙を押す間違いは数字を押せば聴けるのではなく、ボタンでカーソル操作する不条理への抗議。話し掛けてくる一般人への抗議。しかも芸能人として話し掛けられたのでは無い不条理。散髪屋では髪よりも顔剃りが気持ち良かった不条理。だからセットした髪を台無しにする帽子被りを実行。誰にも迷惑の掛からない抗議行動。
お茶目な一面も持つ板尾。後輩:チャドとお揃いの靴下に喜ぶ。ぬくいかどうかを基準にして照れ隠し。チャドに礼代わりに食事を奢る。お茶目と照れ隠しが第二問(シーズン2)の理解のキーワード。
買った本の五つ星のお付き合いにだけカバーを掛けさせる。乗馬をはじめようの方にカバーが凡人の行動では?と言った東野。「五つ星のお付き合い」はコミュニケーションの取り方を説明した本。無言・シュールを貫く板尾にとっては、実はコミュニケーションに悩んでいると分かる本を買った事が恥ずかしい。だからそちらにだけカバーとなったのでは。
でもそんな理由の説明をスタジオではせず「理由はまた来年やな」と答える照れ隠し。新年早々、来年に振る板尾のシュールさ。東野が「また来年、この時間にお会いしましょう」と応じてコーナー終了。ぜひ、来年もやって欲しい。
追加記事:板尾24 ディレクターズカット版
参考記事:板尾竜王の独りしりとり
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