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【あらすじ】退会理由:経済的事情によりこれ以上販売活動を続けていくことができなくなった為。精神的につかれた為。佐藤達広はマウスロード退会書類に記入完了。小林恵は改めてマウスロード入会経緯を話す。兄:友一から二年遅れで上京。既に友一はひきこもりだったが、焦りは禁物と気長に治るのを待った。だが父が倒れ仕送り途絶え、色んなバイトをしたが給料貰えず、マウスロードに入ったと。
帰ろうとする佐藤達に恵は、友一がネットゲームで話したいと言っていると伝える。ログインしたSATOにトロトロは語る。
「案外、RMTで一攫千金の未来はすぐ目の前まで来ているのかも」
「怖いんだ。生活パターンを変える事が」
「このままじゃダメだって事は分かってる。でもいつまでもこのままでいたい」
「君はまだ引き返せる。周りを不幸に巻き込む前にログアウトするんだ。永久に」
さよならを告げて帰る佐藤。テラスハウスの外にまで友一の泣き声が響く。
4週間後、遅々として進まない山崎薫とのゲーム作り。中原岬は佐藤の食事係。DHAの豊富なマグロ料理は創作活動に好影響を与えるらしい。テレビで「日本マウスロードに家宅捜索、立件へ」とのニュースが流れる。幹部の佐川助清も家宅捜索され高級外国車は押収。小林恵も自宅に帰れない日々。
久々に帰宅した恵は友一が居なくなっている事に気付く。佐藤にも電話するが居場所わからず。風呂に浸かる恵。
「大学にでも戻ろうかなぁ」
その頃友一は、そば処 出雲屋でバイトしていた。主人と女将は話す。
「背に腹はかえられない。人間腹が減りゃー、働くもんよ」
【感想】◇
ネットゲームに浸る友一とマルチ商法にはまりながらも友一の食事を作り続ける恵。自分達のようになってはいけないと佐藤に警告する友一。マウスロードが立件された事で恵は借金から解放され、恵から食事を貰えなくなった友一はそば屋で働き出す。作画がコマ送りになってて制作状況が厳しそう。一番の激務は制作現場だと自嘲したいのか。発売されるDVDではきちんとした絵になってる事だろう。
ひきこもりからの脱出の1パターン、ハッピーエンドの一形態を提示した今回。一方、本腰の入らないゲーム作り、仕送り半減、食事係となった岬という関係から、佐藤の曖昧な状態は環境によるものと見る事もできる。
とはいえ、よく言われる「ひきこもりやニートは甘え・怠けてるだけ」「働くしかない環境になれば働く」という論調を肯定していいものかどうか。今回の友一はこの論調に従った答えとも捉えられるが、これが本当にエンドとは言えないのではないか。なぜなら、上記の論調では「働く環境にある人が、働けなくなる場合」の説明ができないから。
環境によって人は働くのだとしたら、その環境にあっても働けなくなる人が出るのはなぜか。甘え・怠けという内面を問題視する割に、環境という外面に答えを求める所にこの論の矛盾があるのではないか。じゃあ、答えは何かと問われても思い付かないが(爆)。だからこの番組が最後に独自の答えを提示できるかに期待。
佐藤が友一を救う可能性もあるかと前回ちょっと思ったが、やっぱり同類の佐藤君には無理だったようで、ただ帰るしかない佐藤も辛い。岬ちゃんも友一を「プロジェクトに大抜擢(#1)」しなかったし(笑
相変わらず岬は本に興味があるようで。『ひきこもり−その時家族は−』『対人恐怖症』を恵の家で見つけたり、前回から『はじめてのクーリングオフ』『マルチ商法Q&A』を買い増し、マグロDHA話もどこかの本の受け売りだし。本で対処・食事を作るという点で岬と恵は共通している。恵が切羽詰まって必死の感じに対し、岬は本で社会勉強、食事作りも佐藤を救うより自分が役立つ事の確認…という面が見受けられる所は救いか。
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