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【あらすじ】情報屋(寺島進)の飼い犬:リンダちゃんの散歩をさせる十二月田猛臣(前田健)。友達犬:ゲンゴロウを散歩させていた吉村珠子(花原照子)がひき逃げされる。車を追い掛けた十二月田は「港330あ・・・1」ナンバーと通報。警官が発見するも、その運転手は警視監:権藤徳男(寺田農)で逮捕できず、事件は揉み消される。夫:吉村順蔵(左右田一平)は怨み屋(木下あゆ美)に1000万で社会的抹殺を依頼。
寄木警部(きたろう)は元刑事:竜ヶ崎寅男(不破万作)調書流出やひき逃げ揉み消しで、渋谷南署署長:宮野(池内万作)を問い詰めるが、昇進の事しか考えていない宮野に失望。独断でひき逃げ事件捜査を始める。情報屋と杉河里奈(葵)は警官に変装し、権藤の車を中古車ショップから押収。俳優:漆原正太郎(黒田勇樹)が一日署長を務める日のエコパトカー披露で権藤の車と摩り替える。
マスコミにひき逃げが報道され、ひき逃げ時に同乗していたお気に入りのSM女王様:高森はづき(夏生ゆうな)を麻薬中毒死させ、宮野に吉村順蔵と十二月田を拉致させる権藤。宮野は寄木がマスコミにバラしたと推理し、相棒の野田巡査(マイク・ハン)に電話で脅迫。
怨み屋は女王様に変装し権藤をSMプレイで調教するが、逆に権藤によって気絶させられてしまう。吉村宅で順蔵が居ない事に気付いた寄木。突如として野田が寄木の首を絞める。
「このままじゃ、俺もあんたもいずれ消される」
【感想】◇
ひき逃げ事件を起こしても捕まらない警察エリート官僚、組織の論理で捕まえられない所轄。現場警部の寄木が腐敗に憤り反旗を翻す。遺族の依頼で仕事をこなす怨み屋。警察上層部との対決。いよいよ終盤という事で様々な立場の人の動きがあり、先の読めない展開のまま最終回へ。登場人物が増えた分、個々の立場や心情は単純化されていた。
ひき逃げされた吉村珠子と順蔵は典型的な、つましい善人の老夫婦。「あの世で珠子に顔向けできない」と泣いて依頼する社会的弱者。対するひき逃げ犯の権藤は、「クズどもは私のために税金を納めるのだ」などとエリート意識丸出し。プライベートではSM女王に跪くM男。普段、人を虐げる男にありがちな虐げられたいとの性癖を晒す。
宮野署長も典型的な管理職。昇進第一で上にペコペコ、下に威圧的。権藤の飼い犬になって順蔵を拉致し、下の野田巡査を脅す。野田が寄木の首を絞めたのは謎だが、寄木を犯人に仕立て上げれば、自分の調書持ち出しは不問に付すとでも言われたのだろうか。
怨み屋は権藤の車を公開し、SM性癖も暴いて社会的抹殺を計ったのだろう。詰めが甘く逆襲されてしまい、権藤が怨み屋をどう扱うか、情報屋達で救助できるのかといった所も最終回の見所か。というかこの展開では、新城一家の死の真相まで明かされそうに無い。
SM女王になって名のある俳優:寺田農をムチで叩く当ドラマで初主演の木下あゆ美。出世したね。もともと怨み屋はS女っぽい役どころなので女王様は似合っていた。ムチの扱いは手首のスナップでなく体を入れてしまう未熟さがあったが(笑)
一日署長の漆原正太郎は#5での依頼人。ホキマ情報研究所に怨み屋・情報屋・シュウ・里奈・十二月田が勢揃い。マクロイン王国の同士だとはしゃぐ十二月田にドン引きの里奈。正常な反応だと思うよ。執筆者も怨み屋や情報屋のように楽しめないし笑えない。十二月田には#5からの違和感が最後まで解消されなかった。
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