テレビ批評的視聴記 - 2006/08/21

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2006年08月21日(Mon)▲ページの先頭へ
N・H・Kにようこそ! #6

【あらすじ】女の子キャラのHなセリフが書けずに苦しむ佐藤達広。今日の中原岬のひきこもり脱出講義は「会話のテクニック」。ひきこもりは人と話す時に緊張する。それは自分に自信が無いから。それが悪循環する。解決法は、相手を自分よりダメ人間と想定し、人を見下す事。でもそれを相手に悟られてはいけない。

岬から山崎薫にも“ナナコ”という彼女がいると聞きつけた佐藤は、伐々木デザイナー学院に通学する山崎を尾行。校舎にも入るが教室が判らず立ち尽くしていると、ゲームライター科講師から体験入学者と間違われ、その授業に参加し企画書を書く事に。

書いた内容を講師が笑う。馬鹿にされた、素人だと思って人を見下して、偉そうに…と呟く佐藤に講師は
「君は自分と同じかそれ以下じゃないと他人を認められないのかい?」
と指摘。そのやり取りを他生徒が笑ってると思い込む症状が出た佐藤は、N・H・K(日本ひきこもり協会)の陰謀だ!と叫んで走り去る。

ようやく山崎を見つけた佐藤。声優科の緑川七菜子と仲良さそうに話していたが、山崎の居ない所で「ただの友達、キモオタ、半分ヒッキー、ロリコンぽい」と言う女友達を否定しない七菜子。そんな事を知らない山崎は佐藤に七菜子を自慢する。

中原岬は七菜子が山崎のカノジョではないと知っていたと話し、佐藤を
「でも、そんな人の多い所に行くなんて、ちょっと前進だよ」
と喜ぶ。最初からそれが目的だったのかと岬が一瞬天使に思えた佐藤だった。

【感想】◇
隣室に住むプルリンちゃんオタクの山崎薫の彼女疑惑回。結局それは山崎の一方的恋愛感情だと判明する。本質的テーマは会話と人を見下す態度について。今回も佐藤は色々なパターンを体験する。

岬の分析では、引きこもりは自分が下で相手が上と思っているのがいけない。だから相手は自分より下と思えば良いという暴論。でも自分はこれで話せるようになったと結論づける。ってここで岬は自分も引きこもりだ(った)とカミングアウトしてるし。ここに佐藤のツッコミなし。まだまだ岬の正体は謎にしておきたいらしい。

山崎薫を尾行し今回もあっさりと外に出る佐藤。「目標を持っている間はひきこもりじゃない」との前回の結論はカノジョの真相追及という形で実践される。なんか意味が違ってる気がするが。

佐藤の書いた企画書は佐藤自身の今の願望そのままだった。アンビエント系ギャルゲーでコアターゲットは対人関係に疲れた病める若者達…という趣旨もそうだし、内容が炭焼き職人と精霊の会話なき交流というのも、セリフが書けない佐藤の苦しみが反映されている。操作はハンズフリーでCGと文を眺めるだけというのも、自動的にゲームが出来たら良いなと思ってる佐藤の願いそのまま。

講師の指摘は中原岬の解決法を真っ向否定するものだった。これで混乱した佐藤は強迫観念が再発。講師が自分を見下していなくても他生徒に見下されているとの思いに耐えられない。

山崎と緑川七菜子の会話を聞く佐藤。山崎が七菜子にゲームを薦めている。本当に会話といえるか微妙だがそれは別として、七菜子は陰で山崎を見下した発言をする。ひきこもりの自分も、そうでない山崎も見下されていると知った佐藤は安堵する。

何となく山崎もそれに気付いているような印象を受けたが、山崎はあくまでも七菜子をカノジョだとして佐藤と話す。佐藤はここでもツッコミなしの気遣いを見せる。見下す云々よりも人と接するには、こうした優しさが大切だとの主張なのだろうか。

山崎をこき下ろした七菜子だが、それは友達の手前であって、七菜子は山崎を自分の知らないゲーム情報を教えてくれる便利な奴と位置づけている。女にとってはこうした便利な男を色々な分野で持っていると生き易さが全然違う。一方、男はこういう女を、自分の好きな話を聞いてくれる人、自分の好きな事(機械いじりなど)をさせてくれる機会提供者と捉えておくと勘違いせずに済む。

蛇足だが、山崎のはまってるプルリンちゃんも七菜子も、声優は宍戸留美。二次元より生身ですよ〜と話す山崎は、宍戸留美の声に惹かれてるだけじゃんとツッコミたくなるギャグか。
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