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【あらすじ】ホスト:三郷一郎(海老澤健次)とのホテルでの情事を盗撮され、金をゆすられた女:明美(池田実香)。社会的地位の抹殺を依頼された怨み屋(木下あゆ美)は、ホスト:シュウ(竹財輝之助)を三郷のホストクラブに送り込み、三郷の盗みの現場を押さえてクビにさせる。
情報屋(寺島進)は三郷が借金持ちの窃盗野郎だとの情報を全国のホストクラブに流し、三郷はどこのホストクラブでも採用されない。さらに怨み屋は、ある条件の男として貿易会社社長:近藤(松重豊)を情報屋に割り出させる。その頃、寄木警部(きたろう)は麻薬売買を追っていた。その売人との取引に巻き込まれそうになった女子高生:杉河里奈(葵)。
怨み屋は三郷と接触し、睡眠薬で眠らせ近藤の会社に運ぶ。近藤から麻薬窃盗と車の破損を疑われた三郷は、賠償金の元となる盗撮ビデオと住所録を探すが、それは既にシュウが回収していた。
三郷は男妾か臓器提供という究極の選択に追い込まれる。寄木警部が追っていたヤクの売人も近藤の手によって抹殺されていた。明美に盗撮テープを返す怨み屋。
【感想】○
「社会的地位のない人間をどうやって社会的に抹殺するのか」情報屋の問いに対する怨み屋の答えは、三郷の男・人間としての尊厳を打ち砕く事だった。「しくじったら裏社会での怨み屋の評判がガタ落ちだぞ」との忠告には、裏には裏の掟でという解決法。決して表沙汰にしない徹底さが光った。
前回指摘したように、今回も固定カメラを一切排していた。どうやらこれがこの番組の撮影スタイルのようだ。演出意図がどうこう以前に、常に画面が微妙に揺れるので、ずっと見てると車酔いに似た感覚に襲われるのだが。
最近、テレビでホストが取り上げられる頻度が高いように感じる。それは、女性の遊び方が進化したからか退廃したからか、男性のキレイ度が上がったからか女性化しただけか、裏社会の表社会への侵食なのか表社会の綻びなのか、その辺は専門家に任せるとして。
卑怯な手段で女の弱みにつけ込むホスト:三郷に、依頼者だけでなく怨み屋も個人的に嫌悪感を抱いたのか、背後で作戦を実行させるだけの怨み屋も今回は前面に出て来る。三郷と直接に接触するのは少し意外だった。でも怨み屋としてではなく普通の女性としての接触で、この時の木下あゆ美の演技は怨み屋とは全然違う感じだった。
ヤクザの貿易会社社長:近藤の割り出し及び利用方法は、ちょっと御都合主義な所もあり(三郷を見つけるタイミングやその結果の行動)、上手く行き過ぎの感もあったが、流れというか三郷の転落の様子が小気味良く描かれていたので許容できる。
一話完結でありながら、寄木警部は怨み屋の存在に気付きつつあり、距離感が少しずつ詰まって行く感じが次回への視聴の動機づけとなっている。
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