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【あらすじ】クワークのバーはネズミ被害で一時閉鎖。弟:ロムがリータと婚約したと聞き、さらに落ち込んだクワークは母:イシカの家へ。何とそこにはグランドネーガス:ゼキィが居た。イシカと恋仲だったのだ。
ロムとリータは権利放棄証書を巡って種族の違いから婚約を取り止め。FCA(フェレンギ会計監査局)のブラントはクワークにイシカとネーガスの関係を破綻させるよう依頼。見返りは剥奪した取引ライセンスの復活。ネーガスにイシカの悪い噂を吹き込み二人は別れる。
ライセンスを得た上にネーガスの第一書記となったクワーク。だがネーガスは記憶力に問題があり、政策決定にはイシカが大きく関与していたのだと知る。ロムは全財産をベイジョー戦争孤児基金に寄付。
ネーガスの解任を企んだブラントに対し、会議で逆にやり込めて危機を乗り切ったクワーク。イシカを再び元の鞘に戻してDS9に帰る。ロムは権利放棄証書も財産も捨て、再びリータに告白する。
【感想】○
金儲けを主義とするフェレンギ人が直面するそれぞれの愛の形。クワークは金儲けのためにイシカとネーガスの愛を終わらせるが、ブラントの金儲けを阻止するため関係修復に奔走する。ロムは金儲けが苦手なフェレンギ人だったが、他種族のリータとフェレンギ文化の間で苦悩。全財産を捨てて身を立てる。
フェレンギは金儲けと男尊女卑が文化の特徴。それぞれのカップルはこの二つの要因で揺れ動く。
イシカは女性でありながら服も着て金儲けもする。男尊女卑への徹底的な反抗。ネーガスは個人的な金儲けもするが、その地位からフェレンギ全体の金儲けを考える人物。男尊女卑の思想はあるが、イシカは自分にとって政策的にも女としても必要と思っている。ネーガスの金儲けと男尊女卑の考え方には、どちらも杓子定規でない幅がある。だからイシカとは金儲けも男尊女卑も超えた愛で結ばれる。
ロムは人間との生活が長く、もともと金儲けが苦手という事もあって、フェレンギ文化を捨てた生活をしていた。だからこそリータと婚約できたのに、そういう形式・契約的な時点になって始めて、人間文化に全部従っていいのかと疑問を持つ。だが徹底的に金儲けを捨て去り全財産を失ってでもリータと結婚したいと願い、男尊女卑の権利放棄証書を無効化する全額寄付をする。
「愛しかないけどそれでもいい?」
フェレンギ人男性にとっては最悪な言葉のプロポーズだが、人間のリータには最高のプロポーズ。
記憶力の無いネーガスが、解任会議をどうやって乗り切ったのか曖昧な所が少々残念。記憶力が無いとクワークが気付くシーンの、強弁なネーガスと側近の悲しげな表情が強く印象に残る。このシーンはとても良かった。
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