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【あらすじ】カーデシア反政府活動家:テケニィ・ゲモール評議員を出迎えるキラ少佐。キラは幼い頃に誘拐され、ゲモールの娘:イリアナそっくりに整形された事があった。その縁でゲモールはキラを娘と呼ぶ。イリアナは現在行方不明、そしてゲモールは不治の病で余命僅か。
カーデシアの実権を握ったガル・デュカットは、ゲモールの引き渡しを要求するがシスコ司令は応じず。ゲモールはカーデシアの習しに従い、キラを家族として自分の知識を与えると表明。そのカーデシア情報は惑星連邦が喉から手が出るほど欲しい物だった。
キラはゲモールを看護しながら情報を聞く。キラの本当の父がゲリラ戦で重傷を負った時の事を思い起こしながら。DS9にはデュカットとドミニオンのウェイユンが直接乗り込んで来る。だがゲモールはカーデシアへの帰還を断固拒否。デュカットからゲモールのキアザ修道院虐殺への関与を示されたキラは、看護を止める。
ゲモールの死が迫り、思い直してその最期を看取るキラ。デュカットはゲモールが現政権を祝福したと偽って国葬したいと申し出るが、既にキラが埋葬した後だった。
【感想】△
ドミニオンと同盟したデュカット政権を批判し続け、キラとも繋がりのあるゲモール評議員は、カーデシアと敵対する惑星連邦にとって重要な人物であったが、機密情報を得るもその希望は病気で失われる。番組での焦点はそういった政治情勢ではなく、キラ視点でゲモールと実の父の死を対比させて描いていた。
キラとゲモールの繋がりが突拍子な誘拐事件であるのに、その事件の経緯や事後の説明はなく、なぜキラがカーデシア人のゲモールと仲が良いのか不明。正義を貫く姿勢に共感して接近していったのか。
肝心のキラ父の死に対する思いが最後に全部説明されてしまい、記事にするのが非常に難しい。父の死を見るのが怖い・受け入れられないから、父の側を離れて出撃し臨終に立ち会わなかったキラ。ゲモールの死でもそれを繰り返す寸前で思い直し最期を看取った。説明されると解釈の仕様が無い。
キラはゲモールに亡き実の父の姿を重ね合わせ、ゲモールは行方不明の娘の代わりを見ている。互いに擬似関係にある所は少し面白い。だが虐殺への関与疑惑でキラは関係を絶とうとする。それでも結局は看取ったのは、完璧な父はいないと悟ったからか。死んで欲しくない時に死んでしまった実の父も完璧ではなく、過去に悪事を働いたゲモールも完璧ではない。しかしそれをも受け入れる事が擬似関係の完結だと。
擬似関係を実の父の死への思いと重ね合わせる事で昇華させて終わらせれば、二人の父への供養となる。ゲモールが死の間際に「ドミニオンとの同盟を祝福した」と偽って政権基盤強化に利用しようとしたデュカットとは対照的に(何とか解釈完了)。
…と書いてきて、小渕元総理の最後の言葉とされる「後は万事よろしく頼む」と、その弔いとして立候補した娘:小渕優子を思い出した。キラとは大違いだ。
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