テレビ批評的視聴記 - 2006/07/01

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2006年07月01日(Sat)▲ページの先頭へ
クーパカポカポ:江古田幼稚園

【あらすじ】ゆうな&あいりのクーパカのWA!!
番組OP・ED曲も歌っている稲村優奈と、中学生の山本愛莉が江古田幼稚園で園児の遊びや合唱を見学。クーパカの挨拶を広め、園児に将来の夢などを聞く。

【感想】△
河辺千恵子に代わり、この二人がクーパカ広報になっての初訪問。やることはほぼ同じ。比べるのはホントはいけないのだろうが、こうして河辺以外がやるクーパカのWA!!を二週間も見ると、いかに河辺千恵子がタレントとしての才能があるかが良く分かった。

稲村優奈と山本愛莉は、何というか「普通」なのだ。大人が幼稚園で一日子供と過ごせ、と命じられたら実行するであろう普通の対応をしているという意味で。あくまでも大人目線で園児達の様子をカメラに向かってレポートし続けていた。山本愛莉は子供と言っていい年齢だが右も左も分かってないのか、とにかく稲村優奈に倣っている。二人居る意味は?

園児を撮るデジカメ写真にも心理状態が現れているような。優奈と愛莉の撮った写真はどれもこれも上からの目線で園児が写されている。一方の河辺は園児と同じ高さで撮ろうと必死に屈んでいた。行き過ぎてローアングルショットになっていたがw

もちろん優奈と愛莉の二人とも子供が好きという気持ちは伝わって来るが(特に稲村優奈は優しさをそのまま顔にしたような人で好感を持ったが)、バラエティーとしての笑いには繋がらない。執筆者以外の笑い評価基準が存在しないので、現場ディレクターと思しき人の笑い声の数を参考にすると、この二週間で笑い声はたったの一度だけ。

対して河辺千恵子の時は毎日のように何度も笑い声が絶えなかった。河辺は大人目線を捨て、園児達の中にどんどん飛び込んで行く。しかし同じ事をしようとしても、大人と子供なので身体的な差や価値観の違いは避けられない。そこから偶然・突発的・予測不可能な事態が発生し、笑いとなる。笑われるボケの笑い。

さらに、河辺は園児目線になりつつも、時々フッと大人目線に帰ってツッコミを入れる。園児に対してのツッコミは子供には分からない内容の物が多い。つまりこのツッコミはカメラの向こうの視聴者と現場Dには分かるツッコミ。もう一つは河辺得意の自分に向かうツッコミ。飛び込んでいた自分に対する冷静でシュールな内容。どちらもツッコミで園児を傷つける事はない。視聴者を笑わせるツッコミの笑い。

園児達の中に入ってボケを生み、本来の大人目線でツッコミを入れる。これをどちらも計算ではなく自然にやっている河辺千恵子。今のバラエティーは金と人数を掛けての雛壇型スタジオトーク、それに字幕入れての編集が全盛だが、低予算でタレント一人でやらざるを得ない地方局などの番組では、河辺千恵子はかなりの戦力だと思う。

台本要素もほとんどなく、ぶっつけ本番で幼稚園に放り込んでおけばそれなりの笑いになってしまう河辺は、かなり使いやすい人材ではないかと。ま、要するに早く河辺が復活しないかなぁと執筆者は言いたいだけなのだが、来週からは「クーパカ音頭プロジェクト」を優奈と愛莉でやるらしく、復活は遠い先なのか。
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