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【あらすじ】真魔界では黄金騎士ガロ VS メシア(西野翔)、人間界では銀牙騎士ゼロ VS 獣化ガルム。轟天も鎧も解除されソウルメタルの剣のみになった冴島鋼牙(小西大樹)に無数のホラーが襲い掛かる。その戦いを見守るしかない御月カオル(肘井美佳)の前に父:御月由児(村井克行)が現れ、絵を描くよう勧める。
「その絵が誰かの力になる事もある」
母:御月かりん(小林麻子)もカオルを励ます。
メシアはカオルの体まで一気に飛ぶ構え。追いかけようとする鋼牙はホラーに押し潰される。その時カオルが描いた、羽を纏った黄金騎士が鋼牙の体に宿る。ガルム(吉野公佳)に剣を飛ばされた零。絶体絶命のピンチに倉橋ゴンザ(蛍雪次郎)が駆け付け、その剣を零に渡し、零はガルムを斬る。
メシアの攻撃をかいくぐり眉間に剣を突き刺す鋼牙。崩壊する真魔界から逃れられなくなった鋼牙にカオルが手を差し伸べる。人間界に戻った二人。だが、暗黒騎士キバも真魔界から出現。カオルとゴンザを逃し、キバと戦う鋼牙と零。キバの邪念による結界で鎧の召喚が出来ない。魔導輪ザルバ(影山ヒロノブ)を結界の裂け目に投げ込む鋼牙。
魔導陣が崩壊しビルからリングと共に投げ出された鋼牙と零そしてキバ。落下しながらリング上で戦う。リングは別のビルに突き刺さり、橋に落下、転がりながら戦いを続ける鋼牙とキバ。ザルバの力で鎧を召喚した鋼牙はキバに斬り掛る。
「俺は一人ではない。かつてガロの称号を得た全ての英霊と俺は、戦ってきたんだ」
キバを倒した鋼牙。しかしザルバは粉々になって命を落とす。
「少々力を使い過ぎたようだ。今まで楽しかったぜ鋼牙」
北の管轄に行く事になった鋼牙。イタリア修行に旅立つカオルともお別れ。カオルは鋼牙に絵本『黒い炎と黄金の風』を渡す。零は西の番犬所からの新しい魔導輪を鋼牙に渡す。旧魔戒語で友という意味のザルバと名付ける。零とシルヴァ(折笠愛)は東の管轄へ。鋼牙はカオルに深々とお辞儀してゴンザと車で去る。 車中で『黒い炎と黄金の風』を読み、最後のページを開いた鋼牙は思わず涙する。
カオル:「これで私と黄金騎士との物語は終わったわけではない。彼が守りし者として戦い続ける限り」
暗黒魔戒騎士篇 終
【感想】◎
メシア、ガルム、キバと死闘を演じた鋼牙と零。カオルが鋼牙に力を与える。そしてそれぞれの人物は別の道を歩み出す。最終決戦からエピローグまで、本当に全力を出し切っての結末を見事に描き切った素晴らしい最終回だった。心残りは全くない晴れ晴れとした気分。
メシア降臨を防ぐのが、出口となったカオルを守る事とイコールであり、人間界を救う事でもある鋼牙の使命を賭けた戦い。カオルが画家を志すきっかけとなった父、そして家族の愛の源である母が、カオルに力を与える。カオルの描いた翼を持つ黄金騎士。それが鋼牙を救う。非の打ち所のない連続した設定だ。
真魔界から鋼牙を救い出した時のカオルの笑顔が実に良い。出口であるカオルだけが鋼牙を救えるという理屈を通した上でのあの笑顔。鋼牙への愛、感謝、絆、若干の照れまで出ている表情で、これまでの想いと未来をも表す。
魔戒騎士にしか操れないソウルメタルを必死に持ち上げ、戦おうとするゴンザ。強い想いがあれば普通の人間でもできる。見せ場を作ったゴンザ。それに応えてガルムを斬った零も。そして鋼牙に鎧を召喚させるため力を使い切ったザルバ。心滅獣身になりかけた鋼牙に何も出来なかったザルバもここで大活躍。サブキャラ一人一人にちゃんと山場を与えられるのは、製作者に愛がないとできない事。
キバ登場という意外性もきっちり出す。なぜキバが出てくるのかという理屈はもう関係無い。そう思わせるほどの力押しの凄さ。延々と続くリングを使ってのラストバトル。この発想は誰が出しているのか。物理法則を度外視しての格闘は何故か血が騒ぐ。メシアを失い永遠不滅の存在ではなくなったキバと、脈々とガロの称号を継承してきた英霊達と共にある鋼牙では、鋼牙が勝って当然。
結局ザルバの記憶以外、誰も死なずに敵を倒した主人公達。それぞれが別の道を歩むのも、それぞれの道を大切に思い、その道のために戦った結果である。名場面を背景にこれまでの全出演者・全製作者が一挙に流れるエンドロールは、良い物を作ろうと努力した一人一人の思いが込められているようで、ジーンと来てしまった。
【総評】◎
#1からそのアクションとCGの完璧な融合に度肝を抜かれたGARO。このロングコートアクションは最後まで格好良かった。そして絵本『黒い炎と黄金の風』は一貫して物語を貫く柱であり続けた。
#2から、毎回ホラーと戦っていく安定した展開だと知る事ができた。その頃はまだ、この物語が期待以上の出来になるとは思っていなかった。
#3でカオルに掛けられた悲劇の運命が明かされ、鋼牙との関係と共にドラマ性が一気に盛り上がる。結末まで絶対に見逃せないと確信した。
#4はほぼ全編ロングコートアクションで存分に楽しめた。また、鋼牙の設定も多少明かされ、カオルを鋼牙が全力で救う事を予感させた。
#5は唯一評価の低かった回。ホラーとの単純な対決での手詰まり感が少し出ていたように思う。
しかし#6で直ぐに解決する所がエライ。零という謎のライバルの登場は、物語に厚みを与えた。
#7は観た者に衝撃を与えた映像の回。これはもう観てもらうしかない。言葉では言い表せない。
#8から、二つのストーリーの重ね合わせも出来る、見た目だけでなく脚本もしっかりしているのだと分からせた。ホラーに憑依される者とそうでない者の差は一体何かを。
#9はその脚本に優れ、鋼牙とカオルに訪れる試練が良く描けていた。実はこの回の顛末は最終回と似ている。
#10ではホラー側の論理が強く問い掛けられる。人間がそんなに正しいのか。それを守る魔戒騎士の存在意義は何なのか。
#11で、鋼牙とカオルの気持ちの微妙な変化と接近が描かれる。幾度も戦いを乗り越え、少しずつ情が沸いてきた二人。
#12は鋼牙と父:大河の過去話。魔戒騎士の使命と宿命が鋼牙に受け継がれた様子が、矛盾無く説明される。テーマの重ね合わせの脚本も上手かった。
#13はお約束の総集編。後半、この回の設定説明が物語理解の大きな助けになる。視聴者への配慮が感じられた。最後の列車バトルは、最終回の落下バトルの伏線だったか。
#14は零の過去話であったが、三神官への疑念が沸く重要な分岐点の回でもある。
#15は執筆者の記事レベルが低く、読者に謝罪しなくてはいけない回。鋼牙・カオル・零それぞれの力の源は何かを書かず逃げた形。それはもう最終回を観た今、語るまでもない(また逃げかw)
#16は終盤に向けてのエネルギー注入だった。阿門の言葉から色々な事が読め、見事的中したものもあった。そして何より、ここから鋼牙(小西大樹)の演技が開眼した回。
#17で遂に鋼牙の信念が揺らぐ。ホラーの論理に揺れる心がカオルとの不仲をも招く。このままではいけない。一皮剥ける決断を迫られた鋼牙であった。
#18にて三神官と決別した鋼牙。やけになったようにも思えたが、今までの自分を見つめ直しての冷静な判断であった事は、後の展開が示す通り。
#19で美脚担当の邪美(佐藤康恵)にも惑わされず、カオルとの誤解、零との誤解を解消する。ここで邪美が死ぬのは意外だった。
#20は零との友情形成、そしてカオルの浄化の回。ここで零が鋼牙を救い出したのにゴンザは深く感謝したのだろう。それが最終回、ゴンザが零を助けるのに繋がる。
#21で人間・ホラー・魔戒騎士の誕生の経緯が明かされる。この三者が互いにせめぎあう事で世界の秩序は保たれてきたとも解釈できる。これを壊そうとする三神官と暗黒騎士はやはり倒すべき相手だったのだ。
#22からいよいよ最終決戦へと向けた展開。三神官と暗黒騎士が敵であるとはっきりする回。
#23では鋼牙が敵の手に乗りそうになる。敵いそうもない相手を前に、自分を捨て暗黒の世界へ落ちてしまうのか、というバッドエンドを思わせた。
#24で正々堂々の戦い。バラゴ消滅という予想だにしない展開の裏で、鋼牙と零の友情がカオルの肉体を救う。
そして最終回#25。己の道を貫き通した各人。別れの悲しみも糧として前へ進んでいく。
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皆様の多大なる支援に応え、執筆者運営の過去ログ置き場:過去の番組とテレビ番組表で、いち早く牙狼〈GARO〉の全レビューをまとめた。このページを読めば牙狼の全てが解る!
DVD
牙狼スペシャル 白夜の魔獣・前編(テレビ版の続編)
牙狼スペシャル 白夜の魔獣・後編
牙狼 1(1〜4話)
牙狼 2(5〜8話)
牙狼 3(9〜12話)
牙狼 4(13〜16話)
牙狼 5(17〜20話)
牙狼 6(21〜23話)
牙狼 7(24〜最終話)
CD
牙狼〜SAVER IN THE DARK〜(OP曲、JAM Project)
牙狼
僕はまだ恋をしてはいけない(新ED曲、京本政樹作詞作曲)
僕が愛を伝えてゆく(旧ED曲、京本政樹作詞作曲)
本
牙狼 暗黒魔戒騎士篇(小説)
牙狼(GARO)魔戒之書
牙狼ビジュアルブック
牙狼写真集「冴-さえ-」 DETAILS of HERO
GAME
黄金騎士牙狼
黄金騎士牙狼
フィギュア
ガロ(鋼牙)&魔導輪ザルバ
烈火炎装ガロ&魔導火
銀牙騎士ゼロ&魔導具シルヴァ
ガロ(大河Ver.)&轟天&砂時計
心滅獣身ガロ&魔導輪ザルバ ダメージVer.
キバ&駈音ペンダント
ガロ最終版&カオル&指輪
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