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【あらすじ】元連邦艦隊士官にして現マキ指揮官のエディングトンを追ったシスコだったが、戦艦ディファイアントは彼の仕掛けたカスケードウイルスによりダウン。
シスコは任務から外され、戦艦マリンチェのサンダースが指揮。だが非武装地帯のカーデシア星を生物兵器を使って占領していくエディングトンを知り、シスコは修理中のディファイアントで出撃。
しかしエディングトンの罠により戦艦マリンチェは大破、非武装地帯にはディファイアント一隻となる。コタル星も汚染され、避難民を乗せたカーディア船をも攻撃するエディングトン。
シスコはマキ支配下の惑星を報復攻撃すると宣言。脅しだと見るエディントンの眼前でソロソス3星を破壊する。これ以上の戦いを避けるためエディングトンは投降。
【感想】◇
知略に長けたエディングトンが武力も手に入れ、惑星連邦に挑戦してくるが、シスコの非情なまでの決断がエディングトンの戦意を挫く回。
エディングトンは「スタートレックDS9:裏切り者は誰だ」で連邦を裏切った人物。シスコは自分の部下の本性を見抜けなかった事、恋人キャシディーも巻き込まれた事などから、エディングトンを恨む気持ちがある。その公私混同をも利用して罠にかけてくるエディングトンが終始優位に立つ。
今回はいつものサブストーリーが無いようにも見えたが、『レ・ミゼラブル』におけるジャベール警部とヴァルジャンの対決になぞらえた展開であった。僅かな罪で追われるヴァルジャンがエディングトン。私怨で追うのがジャベールならぬシスコ。
ヒーロー気取りのエディングトンの正義感を利用して、シスコは報復攻撃で誘い出そうと考え形勢逆転。悪役に撤する…との姿勢も本当に惑星を破壊するとは。今回のシスコはその攻撃性をむき出しにしていた。エディングトンも生物兵器を使用したり、避難船を攻撃したのがあったから辛うじてバランスが取れていたようにも思えるが、目には目をの、いかにも米国らしい決着であった。
連邦とカーデシアの協定で土地を失い難民になったと考えるマキのエディングトン。一方のシスコは、マキが難民に「いつか戻れる」との偽りの幻想を抱かせている…と考えている。シスコの考える解決策は快適な星への移住と支援だろうが、自分達の土地に拘るマキには受け入れがたい案なのだろう。これまでの経緯からすると絶対的にマキに理があるが、今後を考えるとシスコの方が現実的。
正義か実利か、民族の誇りか豊かな暮らしか、といったテーマでエディングトンがいなくなってもマキの抵抗運動には終わりが無さそうだ。
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