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【あらすじ】ブラウ基地の機械兵工場を調べるラ・カン達。一般人の生体エネルギー変換によりゾイド適合者を増やしていた実態を知る。ディガルド軍と手を組んでジーンと戦う事をルージが提案。ラ・カンも賛同、最後まで渋ったガラガもルージの説得で賛成に。
機械兵の実態をプロメ開発の通信装置で中継しようと考えるロンだったが、ゲオルグがブラウを襲撃。ハックだけが生き残ってブラウ全滅。ガーシュにも工場があるとボラー元将軍が教える。そのガーシュはザイリンが落とす。ザイリンもまた全ディガルドに実態を伝えようと考えていた。
ザイリンと討伐軍は連携し、ボラーが全ディガルドに中継。そこでボラーとラ・カンが握手。また、ルージとザイリンも握手。ディガルド軍が討伐軍と組んでジーンを倒そうと呼びかける。
中継を止めさせようとガーシュに迫るゲオルグ。中継を終え撤退しようとする討伐軍だったが、ゲオルグに捉まったロンを逃がそうとラ・カンが犠牲に。バイオ粒子砲の出力を上げた「神の雷」を発射したジーンのバイオティラノ。ガーシュは跡形も無く消失する。
【感想】◇
討伐軍と目覚めたディガルド兵が和解し、全ディガルド軍へ非道なバイオゾイドの実態を伝え、打倒ジーンの流れを作ろうとした回。
冒頭、使用不能だったディグのジェネレーターを処分するジーン。「ジェネレーターの無くなった街は滅びる」との言い伝えがあるので、ジーンの滅びも暗示しているのだろう。
ディガルド軍と共同戦線を張るとのルージの提案は、いかにも聡明なルージらしいが、それに反発するガラガを描写する事でバランスを取ろうとしている。ディガルドの兵も普通の人で、肉体を奪われ魂だけになって強制的に機械に組み込まれる機械兵になるのは非人道的。それを行ったジーンを倒す…との論理。
だが、誰もが被害者になりうる事態回避を第一の理由にしての和解なのか、ジーンを倒す目的の和解なのか、の解釈をしっかりしておかないと後々分裂する危険がある。もうこの作品は終わるからこの辺があやふやでも良いのだろうが、現実世界ではこんな理屈の和解は一時的で終わるのが普通では。
機械兵の真相を知らなければ善、知っていれば悪との切り口による二分法は、どうも唐突というか、それだけで良いのかという思いも残る。ジーンの悪を強調するため、物語を終わらせるための設定という気がしないでもない。
全体の物語的な山場は和解の中継であったが、中継の発信者の様子はあっても受信者が描写不足。討伐軍とディガルドの戦力比や、機械兵がどれくらいいるのか、ディガルド兵がどれくらい中継を見たのかが良く分からない。だから中継の効果も不透明だった。それにロンの「歴史的な和解だねぇ」の台詞と拍手も、ロンがやると白々しい。皮肉交じりかとも思ってしまう。
その後のゲオルグとの戦闘シーンのために中継は割りを食った感じ。戦闘シーンの方は今までに無いスピードとCGで、「ゾイドジェネシスは戦闘シーンが間延び」との評を覆す出来だった。終盤のために取っておいたのだろうか。
3つ目の山場であるラ・カンの死も必然性にはやや疑問も残るが、ルージやザイリンに後を託す世代交代を印象づける意味合いがあったのだろう。ジーンだけを殺して終わりにしない公平さの犠牲になったかラ・カン。「叔父様ー!」というレ・ミィの台詞が入るかと思ったらルージの涙目だけだった。
ところで前回ザイリンと飛び去ったフェルミは何処へ行ったの。というか結局どっち側につくんだ。あとソウタも出てないし。ボラーが討伐軍と共に戦うとの展開は、#39及び#40で予想した通り。
前回記事
ゾイドジェネシスSPECIAL BOX(1〜18話、ムラサメライガー同梱)
ゾイドジェネシスSPECIAL BOX2(19〜34話、ハヤテライガー同梱)
ゾイドジェネシスSPECIAL BOX3(35〜最終話、ムゲンライガー同梱)
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