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【あらすじ】内田と鈴木はマウンテンバイクで緑山もみじ狩りに。途中、学生服姿でパンクした自転車の傍らにいる少年と出会う。少年は家出していた。バテた内田と少年はロープウェー、鈴木はそのまま頂上へ。しかしロープウェーは故障し、宙づりのまま救助も来ない。実は不完全圧搾で落下の危険のある重大事態に陥っていた。
乗客は内田と少年、チンピラ男にその女、老夫婦そして父子と義母。施設係が救助策を練るも、天候が悪化しロープ伝いでは近づけず。消防のヘリを呼ぶが、強風のため作業員が降りられない。応急降下機で一人ずつ降ろす事にする内田。
3人を降ろした所で圧搾機の状態が悪化、揺れで応急降下機も落下する。山頂の鈴木の勧めもあって自衛隊に出動要請。広沢三佐のヘリは3500キロのロープウェーを吊り上げ、地上に降ろす。乗客は病院に運ばれ、少年の父:吉岡は左右異なる靴を履いて駆け付けた。
【感想】◇
少年の旅路を前後編で。思春期という不安定な時期に起こした万引、そして父との不仲・反抗心、現実逃避で音楽を聴きながら自転車に乗って緑山まで家出した少年。彼がロープウェー事故に遭遇し、そこで救助のために働く内田を手伝い、力強い自衛隊ヘリに助けられ、慌てて駆け付けた父と家に帰る話。
ロープウェーの停止、落下の危険のある事故と判明し、天候も悪化し、消防も無理、自力脱出も不能に陥る展開は、状況の悪化を刻々と追っていて、リアル路線のこの作品の良さが出ていた。
最終的な解決は自衛隊の救難隊が行うわけだが、鈴木の進言が最初は却下されて消防が取り仕切って失敗、マスコミを追い払う自衛隊、装備にものを言わせて解決した感もするのにやたらはしゃいでいる鈴木…から「最初から自衛隊に任せておけば」が本音なのかと勘ぐってしまう。
自衛隊は出動まで時間が掛かる、お金も掛かるという負の要素を避けて、とにかく警察・消防は無能、マスコミは邪魔なんだというのは、それらの方々へ大変失礼な考えでは。自衛隊のヘリが凄いのは認める。金掛かってるんだから。しかし「自衛隊員はプロ中のプロ」との内田の発言はどうか。消防隊員の訓練を見た経験から彼らがプロ以下だとは思えないのだが。
乗客の属性も、作ったように老若男女が揃っていて、キャラ付けも型通り過ぎて詰まらなかった。いざという時に役に立たないチンピラ男。実は連れの女の方が肝が据わってるとか、臆病な老夫婦、離婚再婚の家庭の事情がある一家など、彼らを描いたのは少年だけが問題を持っているのではないと伝えたかったからにせよ、少年の心理描写の時間が削られた面もある。
少年の父が異なる靴で来たカットは良かった。これだけで父の思いを伝える上手い描写。それだけに、その後の車中やラーメン屋の場面は余計。この事故で少年が大きく成長したとまでは描かれないのは逆に評価できる。実際そう直ぐには変わらないものだから。
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DVD(各2話収録)
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明日をとめないで(OP曲:美郷あき)
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