【あらすじ】12年前の井上三尉の葬儀。故人が好きだった「ひょっこりひょうたん島」の曲が流れる。
お盆休み、内田一宏は帰省、本郷は井上の仏壇に焼香。戦闘機の事故で本郷は助かり井上は死んだのだった。
休み明け、小松救難隊に戦闘機行方不明の報が入り、エマージェンシーコール。ヘリが垂直尾翼の一部を発見。事故の報はパイロットの家族にも伝えられ、熊田の妻が駆け付ける。
芹沢の遺体発見。鹿児島からの父は止まった心臓と動き続ける時計に泣く。内田と本郷は捜索を続け、翌朝に熊田を救助。安堵した妻が泣き崩れる。
飲み会のカラオケ。本郷とデュエットする羽目になった内田。本郷の選曲は「ひょっこりひょうたん島」。真剣に歌う本郷の姿に、最初は乗り気でなかった内田も熱唱。隊員全員の歌声が響き渡る。
【感想】△
救難隊の第一任務である戦闘機パイロットの救助を前後編で。12年前に千歳で起きた事故とオーバーラップさせつつ、本郷の過去と内田や隊員達の現在の仕事ぶりが描かれる。
このエピソードの主役は本郷。彼の過去は隊員に語られる事はなく、概要だけ伝わっている内田は脇役。断片的に挿入される回想シーンと、同じような結末に終わる2つの事故から、視聴者は本郷に感情移入されるのだろう。さらに涙腺を刺激させようというのが「ひょっこりひょうたん島」の歌。
#6冒頭の葬儀の場面で流れる、場違いに明るい「ひょっこりひょうたん島」。暗い場面で明るい曲を流すと、より悲しさが増す手法に過ぎないと思っていたが、#7の最後のシメに再度使われ、この曲が単なる演出ではなく、本郷の心に刻まれた死者への鎮魂歌と、生き長らえた者の使命を込めた歌なのだと気付かされる。
その曲調は視聴者にとって重要ではなくなり、歌詞が頭の中で反芻され、その本質に思い至った時、深い味わいと感動が押し寄せてくる事を狙っている。そういった製作側の計算による、答えの一つしかない数式のような手法に素直に感動できるか否かで評価は分かれるはず、なのだが…。
前回記事
前川陽子 スーパー・ベスト~キューティーハニー/ひょっこりひょうたん島
ひょうたん島大漂流記 1964‐1991
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よみがえる空 mission1
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