【あらすじ】アイアンロック地上ではガボール、ダンブルらがマッカ准将のディガルド軍と戦い、地下からはコトナ、ルージ、ラ・カンがマキリと接触。双子の妹:リンナから、ロックの住民は強制移住させられ、ディガルドから逃れたのはリンナと部下一人のみだと聞かされたコトナ。
遺跡に入った一行。コトナ、ルージ、ラ・カンは、ギルドラゴンに転送される。内と外から本名を唱える姉妹。
「ナトゥカプゥホンガルドディーギ」
ロックの地が割れ、ギルドラゴンが出現。援軍に来ていたザイリンは驚愕する。起動を阻止しようとするザイリンにセイジュウロウが挑む。
「君は良いゾイド乗りだが私の心は躍らない。なぜだか解るか!それは君が既に道を極めてしまっているからだ。進化の止まった君と戦っても退屈なだけだ。さらば、史上最強といわれたゾイド乗りよ!」
そこへルージ登場。ギルドラゴンに共鳴した適合者のソウタとコトナで離陸。ルージ達もギルドラゴンに乗り込む。ザイリンも乗り込むがバイオ粒子砲が勝手に発動し出す。その間にルージが突進しザイリンは落下。空中ではフェルミのグイ部隊が迫る。
【感想】◇
アイアンロック攻略とギルドラゴン発進を巡る大攻防戦。随所に意外性を狙った仕掛けが施してあり、一筋縄では行かない盛り上げの工夫が見受けられたが、それに拘り過ぎたためか流れがスムーズでない印象を受けた。
討伐軍の総力を挙げた地上でのロック攻略を囮として使ったのは面白い。実は地下からの進入こそが本命。地下の遺跡の存在を知っているフェルミや、勘の強いザイリンが始めからロックに居れば成功は難しかったかも。
前回では本名を明かすのを最後まで拒んだコトナは、ルージの説得ではなくリンナの姿を見て決意したように見えたが、はっきりとは分からなかった。前回で既に同意していたのか。執筆者の勘違いだったかもしれない。
その肝心の本名も、一応書いておいたが判然とは聞こえないものだった。別にそれ自体は重要ではないから良いが。ギルドラゴン出現で、ザイリンの「良くは分からんがアレを討伐軍に渡してはいけない」というセリフはちょっと可笑しかったが判断としては正しい。その後のセイジュウロウに対するセリフは決まり過ぎ。
ソウタがギルドラゴンの操縦者になる展開は、前回・前々回から予想できていた。だからすんなりとは起動しない(起動が遅い)という所で意外性を出そうとしたのは大減点。小さな意外性で全体の流れ・山場が一気に崩れた。ここは熱いバトルというお膳立てからそのまま離陸で良かったのでは。
ヴォルケーノのバイオ粒子砲の自動起動というのは、ギルドラゴンを必死に自力起動させた討伐軍との対比効果があった。その起動中にルージがヴォルケーノを落としたのはヒーローにあるまじき行為だ。
「ルージ君、キミが変身中に私が攻撃した事はあったかい?キミとは正々堂々と戦いたいのだよ」
とザイリンの気持ちを代弁しておこうw
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