【あらすじ】訓練に明け暮れる内田三尉だったが、崖に近接してのピックアップで搬送位置にヘリを着けられない。通り一遍の反省の弁を述べる内田に本郷は、山岳でのメディック訓練を命じる。
「もっと大事なものが欠けている」
山道で老夫婦にも抜かれそうになりペースを上げた内田は酸欠。隊長:久保は予定変更を迫られる。翌日、岩場を過ぎた所で老夫婦がケガをしているのを発見し、ヘリを呼んでピックアップ。
天候が悪化し、岩場での搬送断念を進言する内田だったが、久保は本郷のへりを巧みに誘導し、本郷もピタリと位置取り。ステレッチャーで老夫婦は無事救助。
【感想】◇
恋人:長谷川めぐみに癒され活力を得た内田だったが、東うるま島での失敗の後遺症からか、訓練でも力を出せない。内田に必要なことは何なのか、自身の出した「自分の至らなさ」を真っ向から否定する本郷。山登りでその答えは見つかるのか…という話。
結局、答えをセリフで言わない所は評価できる。視聴者の判断に委ねられたわけだ。その答えには、いかに内田に感情移入しているかで正解に近づくのだろう。既述してきたように、内田に感情移入できていない(この番組のどのキャラにも惹かれていない)執筆者としては間違える可能性大だw
「自分なりの努力・ベストが出来ない、自分のせい」ではないというのと、老夫婦の救助場面で内田が何を見ていたのかがヒントになる。さらに第三者として視聴者が得られた情報である本郷のセリフ:「久保曹長がいる」が決定的か。
自分が頑張って救助するとか、自分のせいで失敗したというのは新米の思い上りで、各自の役割を果たしている部隊の仲間の能力を信じる事が必要なのだろう。本郷は久保がいるから的確に誘導されると信じた。久保は本郷なら搬送位置に着けられると信じた。互いに認め合い尊重しあう姿勢が必要なのだと。
そして認め尊重し合えるのは、各自がその能力を発揮するための努力を怠っていないからだ。訓練はそのために必要で、自分のベストというものは各自の役割を認識した中でのみ必要とされるものなのだ。少なくとも英雄を必要としなくなった現代の軍隊では。英雄待望論が出てくると政府に操作されたマスコミによって英雄が作り上げられたりするが。
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