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【あらすじ】薔薇水晶・水銀燈から攻撃を受ける真紅。メグの力を使っていた事に気づいた水銀燈は一瞬ひるみ、真紅が後を追う。薔薇水晶はジュンを閉じ込める。
真紅を見つけた薔薇水晶は水銀燈もろとも攻撃。楯になる形で水銀燈は死に、蒼星石のローザミスティカは薔薇水晶、水銀燈のは真紅の体内に。メグとの思い出を知る真紅。
真紅は薔薇水晶を追い詰めるもジュンが止める。戦いを止めた真紅を薔薇水晶が刺す。
「君の勝ちだ、薔薇水晶。僕の人形が勝ったんだ」
人形作家:槐はローゼンの弟子に過ぎなかった。だが薔薇水晶は崩壊。
ラプラス:「偽りには真実の光が眩しすぎた」
薔薇水晶に倒された真紅、金糸雀、水銀燈、翠星石は元に戻るが、蒼星石・雛苺の死は真紅が背負う事になる。
【感想】◇
薔薇水晶・水銀燈VS真紅で、薔薇水晶が水銀燈を容赦無く攻撃する事は想像が付いていたが、結果的に真紅の楯になる位置どりにするために苦心した様子は伺えた。
薔薇水晶VS真紅になってからの作画は気合いが入っていて、それぞれ今までに得たローゼミスティカを使って、各ドールの武器で戦う所はスピード感で文句無し。これをもっと早くから活用すべきだったのでは?とも思ったが。また、ローザミスティカを得るとそのドールの記憶も知る事ができる、という設定ももっと活用できなかったものか。
薔薇水晶が自壊し槐と共に消え、ローザミステイカは元のドールに戻ったわけだが、まぁそんなものかと思うだけで感慨深くはない。感動もない。蒼星石・雛苺のは戻らず、今後どう真紅が背負っていくのかは時間不足で不明。また次シリーズがあれば描かれるのだろうか。
【総評】△
「こんな事のために騙されていた」と言いたいのはジュンではなくて視聴者の方だw
槐がローゼンではなく、それこそ不出来な弟子で、その槐が作ったのが薔薇水晶だったというわけ。結局、戦いのための戦いだった今シリーズ。しかもその戦いで魅せるのではなく、戦いを開始するための準備を延々と見せられ、余計なキャラまで挿入してもったいつけ、やっとアリスゲームが始まったかと思えばあっと言う間に終わり、何を伝えたかったのか理解できない作品だった。
戦いを通じてジュンの心の成長を描いた前シリーズに対し、今シリーズは戦いを通じてドールの成長はあっただろうか。戦わなければ無限の命があるドールには戦いでの成長は見られなかった。完璧な少女:アリスへの道はまだまだ遠い。
#9で書いたのと重複するかもしれないが、そもそも戦いの描写には、現実世界では受け入れられない理由であっても、それなりの筋・理屈が必要である。それが無ければ単なる暴力描写となりテレビ放映不可となる(特にアニメは理論的な裏付けはないのに、影響力が大きいとしてその筋・理屈と描写に厳しい目が注がれている)。
今シリーズはずっと、アリスゲームというルールがあるから戦うという説明で、最後の最後で槐の私欲(師匠越え)だと明かされた。私欲でルールを利用した戦いだったと知って納得する視聴者がどれだけいるか。その理屈で良い作品だったと評価する視聴者がどれだけいるものか。
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