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【あらすじ】蒼星石のローザミスティカを奪った水銀燈。薔薇水晶にも敵意を見せつつフィールド外へ。ラプラスが真紅らを元の世界へ戻す。水銀燈はメグの病室に行き力を与える。
魂の抜けた人形となった蒼星石の修理を人形作家:槐に頼むジュン。「戻るとは限らない」と言われる。さらに雛苺の具合も悪くなる。真紅に負けたものの家来になる事でその命を長らえてきた雛苺。
雛苺の前のミーディアムで学級委員の柏葉巴に雛苺を預けるジュン。雛苺が残していった遊具を取り出し、思い出にふける巴。雛苺の動きは鈍くなり、最期が近いと悟った雛苺は巴と皆に感謝の言葉を述べ眠りにつく。
雛苺のローザミスティカは真紅の体内へ。雛苺のフィールドも消え、戻った先は槐の人形店だった。店員:白崎がラプラス、槐こそドールの父:ローゼンだと知ったジュン達。
【感想】○
蒼星石と雛苺のローザミスティカがそれぞれ水銀燈と真紅のものとなり、アリスゲームが本格化していく回。雛苺と巴の別れのシーンを山場に持ってくる泣きの回。
#2で書いたように白崎はラプラス、#8でほとんど明かされていたが槐がローゼンだった。外していたら恥ずかしいくらい誰でも分かる種明し。矢継ぎ早の展開になった分、前回(#9)も書いたがアリスゲームの開始が遅かった気もする。 前シリーズの#2、#3で少々疑問に思っていた、雛苺の命の扱いと巴とのあっさりした別れだったが、今回できっちり決着してくれた。真紅に敗れた雛苺は家来になる事でジュンのパワーを分けてもらっていたが、アリスゲームの本格化でそれが許されなくなったという事らしい。
雛苺から生気を吸い取られそうになっていてジュンに助けられた巴は、その時は距離を置く方が大事だったから雛苺と別れたが、一日たりとて忘れられなかった。離れてみて本当の気持ちに気付いた。
雛苺の最期が近いと知って巴の家に帰す辺りは、末期の患者を退院させ自宅で看取る習慣と重なる所がある。経験のある人ならよく分かるだろうが、退院祝いと称してみんな明るく振る舞ったりしても、本当の事を知ってるから無理に演じ、奇妙な空気になってしまうアレだ。
幼い心の雛苺でも流石に悟って、カクカクの動きで途切れ途切れに「あ り が と う」を言う。そして巴の腕の中で活動停止。声優の名演付きで反則だ、こんなシーン。冷静に考えれば、ローザミスティカが無くなってもドールは残るのだから、普通の人形に戻っただけなのだが。
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