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【あらすじ】松風工業の稲盛和夫は、セラミック研究から超小型の絶縁体を開発し、松下への出荷も始めたが、新部長から会社を辞めさせられた。伊藤謙介ら7人が稲盛と共に辞め、新会社:京セラを創設し家電ブームに乗って急成長。
だがメーカー頼みの京セラは、石油ショックでライン半減。そこで稲盛は、太陽電池の開発に懸けようと呼びかけ。シャープから木村謙次郎を出向させ、シリコン結晶体を板にし電極を埋め込むリボン方式で開発始動。だが湯葉のように引き上げる北村信夫と電極埋め込みの白澤勝彦は失敗続き。木村がシャープに戻る時期が迫る。
ここで木村はシャープを辞め京セラに残る決断。チームは奮起しリボン方式で四国電力に納入を果たす。だが半年後、パネルが変色し不良品が出続ける。リボン方式は限界だった。
ドイツの多結晶方式に切り替え。アジア開発援助を利用して本多潤一がモンゴルで試験導入。その後、アジア各地で使われ大量生産と低コストを実現。日本でもシャープや三洋が生産し、22万軒で家庭用太陽電池が使われている。
【感想】○
保守的な会社を追い出され、「世のため人のための製品を送り出す」と誓った若き技術者たちの新会社が、太陽エネルギーという革新技術に伴う困難を乗り越え、芽を出すに至るまでを描いた回。
稲盛という努力家の技術者を信じてついていった7人との血判状での新会社設立。これが京セラの始まりだったのか。なかなか熱い。石油ショックを乗り越えるために、自社で全く新しい太陽電池に懸ける事が出来たのも、自分達で会社を興した原点があったからなのだろう。
シャープからの出向だった木村が京セラに残る決断をするのが次の山場。これがプロジェクトの士気を上げたというのも分かりやすい流れだった。
日本の伝統的な技術:湯葉を諦め、ドイツ生まれの雑多な寄せ集めの多結晶に移行したのが痛い所。結局こちらの方式が優れていたというオチ。
日本での低コストが無理なら、世界で普及させようとの戦略。移動を続ける遊牧民にこそ電柱の要らない太陽電池が向いている…理に適った考えで見事に成功させる。それでコスト削減が達成され、環境意識の高まりもあって日本でも普及が進む。
だが、まだまだこれからの感じもする。電気が無かった国で、国が導入を促進してるモンゴルならまだしも、日本では太陽電池なんて、環境アピールに使われている金持ちの道楽といった印象が強い。
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