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【あらすじ】真紅が読んでいる『錬金術と無意識の心理学』を読もうとするが、ドイツ語なので読めないジュン。翠星石はマスターを探すため老夫婦と蒼星石とはお別れ。
やはりジュンしか頼る当てもなく、家に行くと金糸雀と遭遇。薔薇水晶が近い事を聞き出す。急いでジュンに知らせるが、真紅と雛苺はNのフィールドに連れ去られていた。
フィールドにはラプラスが用意したドールを模した人形劇が。アリスゲームを始め、次々と死んでいく人形たち。真紅はショックを受ける。そこへ薔薇水晶が攻撃開始。
ジュンは止む無く翠星石と契約。ミーディアムを得た翠星石が薔薇水晶を止め、全員脱出に成功。
【感想】○
ジュンが真紅だけでなく翠星石とも契約をする回。自意識過剰な翠星石は、自分からジュンにマスターになってくれと言い出せるはずもなく突き放していたが、危機的状況に陥りそうも言っておられず、やっとジュンと契約した。前シリーズの#9でも翠星石と契約するか…という展開になっていたが、今回ついに契約したのであった。
とはいえ今回の本題は翠星石との関係ではなく、真紅とジュンの関係である。序盤での読めない本のシーンは微妙な伏線になっている。契約関係にあるならば意識の共有ができて、ドイツ語も読めるはず。しかし読めないのはジュンと真紅に距離があるから…と解釈できる。これは「冗談よ」と真紅は言っていたが、100%嘘ならこのシーンを挿入した意味がない。
この伏線が薔薇水晶との戦闘シーンで生きてくる。水銀燈を殺し、雛苺・翠星石・蒼星石の腕や首を切っていく自分の人形を見せられた真紅。#1でのトラウマに固まってしまう。この真紅にジュンが喝を入れる事もない。#2で真紅に言われた事が尾を引いているのか。つまり2人には距離ができていたのだ。
翠星石と契約し、脱出した後の真紅の様子が今回は全く描かれなかった。代りに翠星石とジュンの楽しげなシーンで締めくくった。描かない事での距離感の強調。いやはやローゼンメイデン・トロイメント、こういう所が侮れない作品だ。
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