テレビ批評的視聴記 - 2005/10/21

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2005年10月21日(Fri)▲ページの先頭へ
大奥〜華の乱 #2

【あらすじ】伏魔殿:大奥へと上がった安子(内山理名)は、寝所で将軍綱吉(谷原章介)を刺そうと刀に手をかけるが、音羽(余貴美子)に止められる。跡継ぎを生んだ側室:お伝(小池栄子)は安子を快く思わず、自室で安子をいじめる。御台所:信子(藤原紀香)は綱吉への不満を述べ、本当に恐ろしいのは桂昌院(江波杏子)だと忠告。

雷に脅える綱吉。幼少の頃、厳しかった母と優しかった阿久里(萬田久子)の思い出を語る。

安子の元夫:成住(田辺誠一)が再婚。綱吉は安子と成住を引き合わせる。そこで思いを確認し合った二人。寛永寺で出奔・自害しようとするが、安子はつわり。成住は捕まる。

成住との今生の別れ。
「行き抜け。自分と自分の子を守れ。私は負けた。だがそなたは勝て」
泣き崩れる安子を慰める柳沢吉保(北村一輝)。

【感想】◇
安子が相当な覚悟で乗り込んだ大奥だったが、本当の敵は誰なのか、綱吉もまたこの大奥が生んだ自覚なき犠牲者なのではないか、安子の決意は微妙に揺らぐ。支えを探している時、思いもかけず元夫:成住との対面が実現。互いに思いを確認し、共に死ぬ覚悟を決めるも、綱吉の子を身ごもった事実に成住は動揺。果たせぬまま安子の目的は消失する。

成住の最期と当初の目的の喪失がちょっと早い気もするが、今後の展開も考慮しての第二回だったのだろう。身ごもった安子を利用しようと信子、桂昌院、柳沢がどう動くか、何を企んでいるのかその全貌はまだ明らかではない。

前回も書いたが、主軸が誰なのかハッキリしない。主軸を置かず競わせるドラマなのかもしれない。小池栄子はまだまだ演技が未熟でかなり安っぽい。藤原紀香は黙ってる時は見栄えが良いが、セリフ時の眼の力が足りない。江波杏子と北村一輝は悪巧みが表情に出過ぎ。

一応主役の内山理名は、前面に出過ぎると視聴者の感情移入の妨げになるし、かといって存在をアピールしないと埋没する危険性もある難しいバランスの上にある役どころだが、発展途上の演技力が良い方向に作用し助かっている面がある。

今回は綱吉(谷原章介)の子供っぽさが評価できる。雷の思い出や阿久里の死が理解できない様、家禄や着物を優しさを思っている所、悪い結果を想像もせず安子と成住を会わせる幼さ。どれも悪意や悪気があってやっているわけではないから、却って残酷さを周りに与えてしまう。それに気付いた安子が今後どう振る舞うのかが見逃せない。
前回記事

大奥〜第一章のレビュー
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