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【あらすじ】惑星:トーガンホーでコルマリン採掘調査をしていたシスコ達。そこへジェムハダーの船が墜落。慣性制御の故障で乗員は全員死亡。敵勢力船の確保というチャンス到来。戦艦ディファイアントでの連邦への曳航を命じるシスコ。
しかしジェムハダーが回収に来る。シスコのシャトルを撃沈し、墜落船を包囲。戦闘で4人が死亡しムニスは負傷。指揮官であるボルタ族のキラーナとシスコは交渉に入る。
船には何かがあり一斉攻撃できないのだと気付いたシスコ。それが何なのかを探らせる。キラーナは何かを回収すべく兵士を潜入させるが失敗。交渉は決裂。
ジェムハダーの神:創設者である可変種が船に乗っていた。だが創設者は死んでしまう。その責任を取って回収に来たジェムハダー兵は全員自決。重傷のムニスも息絶える。
船を手に入れ、連邦から勲章を送られるシスコ。創設者の遺骸の一部を持ち帰ったキラーナ。
【感想】◎
重い話だ。お互いに信用し合わなかったばかりに、シャトル乗員・ムニスら5人の部下・創設者・ジャムハダー兵といった敵味方に関係無く多くの犠牲を出した。後に残ったのは勲章を得たシスコと遺灰を得たキラーナ。皮肉も効いた空しい結末だった。
敵対する勢力との交渉の難しさを通じて、敵対する事の無意味さを問う内容。戦力的に不利で負傷者も抱えるシスコと、船の故障が招いた失態や死にかけた創設者の存在を隠したキラーナ。互いに弱みを見せまいとするプライドや意地が、事態の打開を阻む。
創設者の存在を知ればシスコは人道的に引き渡す用意があった。キラーナもシスコ達をDS9に送り届けるか、譲歩して船も引き渡す案すら提示していた。それでも交渉は決裂し犠牲は増えた。敵同士だから。
その犠牲によってさらに互いの憎しみは増し、さらなる戦いを呼び込む。惑星連邦とジェムハダー(ドミニオン)との全面戦争への道は避けられないのだろうか。シスコは人間として、失った部下と敵兵士を思い苦悩するが、「また同じ状況になっても同じ事をする」と軍人としての立場も吐露する。
今回のサブストーリーを敢えて指摘するならムニスか。彼の負傷から傷の悪化そして死亡といった状態変化を、シスコが次第に追い詰められていく様子と上手くリンクさせて表現していた。またこのストーリーをリアル世界に投影するなら某国との六カ国協議か。
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