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【あらすじ】将軍綱吉(谷原章介)とその母:桂昌院(江波杏子)が権勢を振るった時代。正室である御台所:信子(藤原紀香)にも跡継ぎを生んだ側室:お伝(小池栄子)にも飽きた綱吉。祈祷僧:隆光(火野正平)は徳松に死の影と予言。
柳沢吉保(北村一輝)は桂昌院と音羽(余貴美子)と相談し一計を案じ、牧野直貞(平泉成)邸で能を舞わせ、綱吉にも羽を伸ばして頂こうと夜伽を用意させる。
だが綱吉が所望したのは直貞の妻:阿久里(萬田久子)だった。さらにその娘:安子(内山理名)にまで手を伸ばそうとする綱吉。
阿久里は自害し、安子は夫:成住(田辺誠一)と離縁。伏魔殿:大奥へと上がる。
【感想】○
プロローグといった感じで、登場人物の顔見せ的な回であり、あらすじも人物紹介みたいになってしまったが、それでもしっかりと修羅場のある展開になっていたのは、盛り上げを重視するこのシリーズの脚本が健在である事の証だ。
忠義の家臣の妻と寝所を共にする綱吉。主君の理不尽にただ耐えるしかない家臣。この辺りのシーンで無駄にセリフを使わず、表情と涙のみで表現していたのは非常に良い脚本。
絢爛豪華な世界の演出も健在。豪華にすればするほど、それを纏う中身の人間の愚かさが強調される。その愚かさの犠牲となった主人公への感情移入がなされ、愚かさで天下が動く哀れを感じさせる。
前シリーズ(大奥〜第一章)では、松下由樹という主軸が素晴らしかったが、今シリーズでそれに匹敵する役者はいるだろうか。小粒…といったら失礼だが、どの女優も気品の面では劣るような。感情むき出しのドロドロ劇は、品がないと醜い争いになるだけなのでちょっと心配。脚本と演出でカバーできるかどうか。
大奥〜第一章のレビュー
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