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【あらすじ】武市半平太は土佐の下級武士だったが、朝廷の下で力を合わせ日本を立て直そうと呼びかけ、200人の同志と土佐勤王党を結成。大政奉還より四年も前から政権を朝廷にと考えていた。しかし上層部に逮捕され、後に切腹。
中岡慎太郎は土佐を脱藩し長州を頼るが、禁門の変で長州・勤王党同志は壊滅。起死回生として薩摩との同盟を画策する。西郷隆盛と面会し、長州と引き合わせようとするが会談は不成立。
代わって交渉役を務めた坂本龍馬。亀山社中での商人的発想から、長州の欲しい武器を薩摩名義で購入し、その武器で長州は幕府軍に勝つ。面子に拘りなかなか和解しない薩長に、「日本を救う」思いが強い龍馬の怒りが爆発。西郷に無情を痛説し交渉の席へ。
慶応2年1月22日、薩長同盟成立。明治の世になっても土佐からは、板垣退助・中江兆民を先頭に自由民権運動が巻き起こった。
【感想】◇
武市→中岡→坂本という土佐勤王党に関わった人物に、脈々と伝わった不滅の志を描いた回。流れとしては悪くないが、スムーズすぎて面白味に欠けた。
土佐の絶対的な階級制度が下からの改革を生んだ、自然環境が大きな物を考えさせる…といった黒鉄ヒロシ(高知出身)の解説も、ふーんといった感じ。中岡慎太郎の武張った写真と笑った写真の対比の部分は、二面性を感じさせて良かった。
薩摩と長州を対立から同盟へと導いた仲介役としては、確かに土佐勤王党の志士の働きは大きかったのだろう。二つの大勢力の繋ぎとして小さな勢力が間に入る…上手い所に上手い者がはまって討幕へと動く。
別の視点からすれば、土佐は単に利用されただけとも言える。また、平等社会を築き日本を救うとの精神も、結局は薩長土肥の政府が出来上がった事を考えれば、理想論に過ぎなかったとも言える。
自由民権運動をこの番組で採り上げたか記憶が定かではないが、やってないなら別の回で期待しておく。
前回記事
武市半平太伝―月と影と
中岡慎太郎伝―大輪の回天
龍馬の手紙―坂本龍馬全書簡集
坂本龍馬(黒鉄ヒロシ著)
幕末政治と薩摩藩(今回の新説を紹介)
土佐藩
NHK「その時歴史が動いた」坂本龍馬 幕末の日本を動かす~薩長同盟成立の時~