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【あらすじ】手薄になったトラフを落とす手柄を焦り、ディガルド討伐軍の各部隊は出撃命令もないのに霧の河から抜け駆け。そこを待ち構えていたディガルド軍によって各個撃破される。
アッタカの関の陽動作戦をしていたセイジュウロウを回収したコトナも、フェルミに見つかり空中戦。霧の中に辛うじて逃れる。
見方の救出に向かったラ・カン本隊も、ディガルド軍の数に押され苦戦。ルージは上流のダムを決壊される事を思い付き、上流へ全力疾走。
そこで待ち受けていたのはザイリン。だが、ハヤテライガーにエボルトしたルージの敵ではなかった。ルージの村雨ソードが、ザイリン共々ダムを貫く。
【感想】◎
ザイリンの読みが完璧に的中し、討伐軍の愚かさもあってディガルド大勝の流れの中、主人公ルージの機転が窮地を救う。敵将ザイリンとの一騎打ちでの勝利が戦いを終わらせる。敵味方とも良い面・悪い面をそれぞれ描いており、ちょっとの差で勝敗が決した事が良く分かる素晴らしい展開だった。
ディガルド討伐軍は、とにかく連繋がなっておらず、いたずらに損害を増やした。しかし大将のラ・カンの冷静さとルージの能力で全滅は免れた。
ディガルド軍は、ザイリンの天才的な戦術勘と秩序立った作戦行動で優位に立った。しかし個人的好奇心で動いたザイリンは、最後のツメを誤った。
「ルージ君、君に負けるのか」
「違う、おまえはディガルド討伐軍に負けるんだ」
との最後のセリフが、的確に互いの意識の違いを際立たせていた。個人的興味でルージと戦ったザイリンと、討伐軍全体を考えて戦ったルージとの違い。本当の実力でルージが上とは思えないが、考えの正しい方を勝たせる正統派ヒーローもののゾイドジェネシスの良さが発揮された名場面と言えるだろう。
同じ霧の中であれだけ一方的にやられた討伐軍だったが、これはレーダーの有無が原因なのだろうか。しかし討伐軍にレーダーが無く、ディガルドにあったとすると、霧に逃れたコトナの追撃をフェルミが諦めた説明が付かない。
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