テレビ批評的視聴記 - 2005/09/29

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2005年09月29日(Thu)▲ページの先頭へ
30minutes鬼(最終回)

【あらすじ】「残り夏」
祭りの終わった神社の境内。キムチ氷とクリーム焼きそばの屋台を片付けないアニキ(設楽、小木)達。それを注意した神社管理人:日村はボコボコに。屋台手伝いの矢作と荒川も別のバイトに移ろうと考えている。

なぜか毎日、屋台にやってくる家事手伝いのナナ(片瀬那奈)。矢作と荒川は恋心を抱く。しかしナナは、元彼との思い出のあるこの境内に愛着を持っているだけ。その元彼は二年前に交通事故で死亡。

ナナのために改良メニュー:豚肉キムチとカニクリームベーコンスパゲティを作る矢作と荒川。設楽と小木は、店を任せるためワザとケンカを仕掛け気を失わせる。

気付いた矢作は野球審判を目指し、荒川は役者を目指して立ち去る。設楽と小木、ナナもそれぞれ違う道へと別れていく。

【感想】◇
コメディーでもなく、ドラマチックさもない、本当に終わりを感じさせるだけの最終回。夏の終わりの寂寥感と掛け合わせ、番組の終わりを惜しませよう…との意図か。

今回のゲスト:片瀬那奈の演技は意外と良かった。モデル出身で本人キャラとも大分違う、頭に××の入った不思議ちゃんの役柄だったが、割とすんなり演じていた印象。

屋台を畳まなくてはいけないと思いつつも、次にやる事がないためにズルズルと営業しているアニキ達。他のバイトをしたいと思いつつも、アニキ達が怖くて言い出せないバイト君。元彼を忘れようと思いつつも、思い出を引きずり神社通いを続けるナナ。変化を恐れる惰性が奇妙な連帯感を生む。

改良メニューとケンカには、女と暴力が男を変化させる要因であるという動機が隠されている。悪者としてケンカを仕掛けたアニキ達は、バイト君達を自分達のいない道に進ませようという愛が隠されていたのか。

しかし気を失ったせいで、そんな愛も通用しないトンチンカンな道へと進んでいく矢作と荒川。今回はここに笑いの要素が隠されていた。実は深いコメディーかも。

【総評】○
「30分のシチュエーションコメディー」サーティーミニッツだが、第一期に比べるとこの第二期はややレベルが落ちた。奇抜さに慣れたからかもしれない。第二期から観始めた人とはちょっと評価が違うかも。第一期での設定を引き継いでる回もあったり、小道具に新発見があったりする細かいこだわりは評価できる。よってギリギリの○評価。

振り返れば、#1「メールフレンド虎の穴」がコメディーとしては一番の出来栄えか。伝わってくるものの強さでは#4「文部科学省校内暴力監査委員」#7「スペシャルゲスト」が良かった。ゲストの役者が良かったのは#6「蒸し暑い夜の出来事」#11「ヒカル」

前シリーズの30minutes(総集編)で書いたように、「みかん」「小木紹介センター」を上回るものが無かったのは残念。というか「みかん」なんて良すぎて、筆者の中ではちょっと神格化の逆トラウマのようになってるのがいけない。
前回記事

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