テレビ批評的視聴記 - 2005/09/27

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2005年09月27日(Tue)▲ページの先頭へ
その時歴史が動いた:藤堂高虎

【あらすじ】地侍の家に生まれた藤堂高虎は、石高のある知行取りを夢見て合戦で武勲を挙げる。自分をより評価してくれる主君に仕え、生涯で浅井長政、阿閉貞征、磯野員昌、織田信澄、羽柴秀長、豊臣秀吉、豊臣秀保、徳川家康、徳川秀忠、徳川家光の10人に仕えた。

羽柴家に仕えていた時、出世に限界を感じた藤堂高虎。賤ヶ岳七本槍の家臣とは、武勲だけでは張り合えなかったのだ。そこで築城という専門性を身につけ、一目置かれる存在となる。

豊臣家から徳川方に付いた高虎は、関ヶ原での寝返り工作に尽力するが、家康の信頼を得られない。大阪冬の陣では豊臣の謀略で、内通の疑いまで掛けられる。

大阪夏の陣で先陣にされた藤堂高虎は、家康本隊の奇襲を目論む長宗我部軍を発見。間に湿地帯があり、攻撃すれば多数の損害が出る事を承知で、高虎は強襲を命じる。長年の家臣や兵を失いながら、長宗我部軍を撃退。家康への忠誠を示す。

これ以後、家康は藤堂高虎を重用し、家光の時代においても外様大名の参加できない評定にも出席を許された。

【感想】○
藤堂高虎といえばその名前の格好良さ。これに対抗できるのは銀河万丈ぐらいか(笑)

番組の内容としては至って普通で、山場である「八尾の戦い」のシーンも盛り上がりに欠けた。普通、発見したら後続部隊に知らせるだけで十分なのに、敢えて突撃を命じたんだ…という部分をもっと強調した方が良かった。

上の人物への忠誠を示すためには、理ではない馬鹿な作戦行動に出る。そのために多数の下の人間が死ぬ非情さ…といった自分を中心として上と下での「理と情のねじれ」が現れるのだ。

さて今回は、解説者の上之郷 利昭が解りやすく説明していた。異なる主君を渡り歩いたのは、単に石高だけを追い求めていたのではなく、時代を乗り切る主君を見定めていた面もある…とか、最後の解説では、時代の変化(潮目)で要求されるキーワードを見抜いていた…として全体のキーワード:武勲、専門性、忠誠を挙げていた。

自分の結論を述べ、理由を箇条書きのように簡潔に述べる非常にテレビ向けな解説だった。この上之郷 利昭という人、あまりテレビで見かけた事はないが、原稿に目を落とす事もなく、番組の構成を理解した上で自分の言葉を混ぜつつ、しっかりと松平アナの方を見て喋っていた。テレビ慣れしてるというか、テレビを良く分かってる人という印象を持った。

毎回この人が解説で良いのでは…と思ってしまうほど気に入ってしまった。そんなに若くないのにテレビとの相性がバッチリだった。ちなみに次回のアンコール放送は、その時歴史が動いた:戦艦大和で記述済み。
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