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【あらすじ】銃撃戦で互いに撃たれるルンゲ警部とロベルト。施設で育ったロベルトは、ある日ヨハンと出会い、記憶を呼び起こされたという。
ドクター天馬は、フランツ・ボナパルタと共にベルクバッハに向かう。その途中、手紙を読み上げる。
「君の事をずっと見ていた。君の全てを食い尽くすために見ていた。だが逆に、君の全てが私を侵食した。崩れかかった私が、君にはどのように見えただろうか。崩れかかった私に、君が与えてくれた物。君は美しい宝石を残してくれた。あの永遠の命のような双子。
一番罪な事は、人の名前を奪い去る事。名前を取り戻そう。君に名前を返そう。君の名はアンナ。今はただ悲しい。悲しい。悲しい…」
ロベルトはルンゲの首を絞めつつ語る。「天馬は一人残って名前も無く死ぬ。天馬はヨハンの風景を見る事を許された。だがルンゲは違う。それがヨハンの計算」
ニナとギーレンもルーエンハイムに到着し、ヴィムから教わったボナパルタの住んでいた吸血鬼の家に向かう。双子の絵を見たニナは母と交わした言葉を思い出す。リーベルト夫妻を殺したヨハンを許してやるべきだった。あの時許していれば…。
【感想】○
いよいよ大詰めになってきて、最後を前に細かい謎が次々と明かされる回。
ロベルトの正体は、511キンダーハイムで、記憶転移実験されたグリマーが思い出した友人:アドルフ・ラインハルトの記憶!?あの虫好き・絵を描くのが好きだった子供がロベルトなのだろうか。ロベルトも記憶転移実験を受けていたのなら、その記憶も誰かの物になるので不明になるが。
ボナパルタは、ヨハン母に恋をして考えが変わる。実験を止め、実験を知っている者を皆殺しに。それが赤いバラの屋敷での47人殺害事件。そこから生まれたヨハンは、自分のルーツそのものも消そうとしている。ボナパルタのやった事はヨハンのやろうとしている事に繋がる。だからボナパルタはヨハンの計画を受け入れている。もう逃げも隠れもしない。
グリマーが死に、ヨハンを止めようとする者が一人減った所でニナ到着。もしも平和的解決ができるとすればニナしかいないが、ここまで来てそれも無さそう。悲しみを増幅させる材料として最後までニナは扱われそうだ。
ルンゲ警部が撃たれたのは大打撃。ロベルトと相打ちで果てるのだろうか。しぶとく生き残りそうな気もするが。だとするとヨハンを止めるのは、やはり主役のドクター天馬か。姿を見せないヨハンとの最後の対決の時は近い。
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