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【あらすじ】シンセティックスのアジトを張り込むカートとアンジェラ。しかし銃撃戦になりアンジェラは連れ去られる。その後、ニコルズ刑事の取り調べで疑われるカート。
元宇宙飛行士:レイトン・スコットからNASA幹部グループの情報を聞くチャック。月の石:ALH-3Bに含まれる何かを恐れたNASA幹部グループは、有人宇宙飛行禁止へと動いたのだ。
カートとサラはアンジェラ捜しを優先し、現場から監視カメラの映像を入手。しかし手掛かりは映っていない。
ジョンソン宇宙センターから、モボット(移動式ロボット)の警備をかいくぐってALH-3Bを盗むチャックとニール。それを月空洞説を唱えるウッドラフ博士に解析してもらう。その結果、ALH-3Bは火星から月に落ちてそれを宇宙飛行士が拾い、地球に持ち帰ったと判明。さらに人には聞こえない周波数を発し、バイナリコードからアメリシウムを欲していると分析。
ALH-3Bにアメリシウムを滴らすと変形し飛散。そこへやってきたシンセティックスに突き刺さる。火星のシンセティックスと意識を共有してしまう。
チャックの自宅で合流したオデッセイ5メンバー。監視カメラの映像に、レイトン宅に出入りしていた若者がいる事に気付く。レイトンは闘病生活から脱する事と引き換えにシンセティックスに協力し、月の石を奴等に渡すためチャックを利用したのだった。
アンジェラ父のペリー議員はNASA幹部グループにシンセティックスからアンジェラを取り返すよう要求するが、シンセティックスの殲滅が使命だとして聞き入れられない。NASA幹部グループは、アンジェラも所属するオデッセイ5メンバーとシンセティックスが組んでいると考えている。
サラはトロイから求婚され、迷った末にOK。しかし息子:カーリーが以前の時間軸通りに消化管間質腫瘍になったと知る。カートはアンジェラ殺害容疑でニコルズ刑事に逮捕される。
【感想】○
アンジェラ誘拐、カート逮捕、サラ求婚、レイトンの裏切り、NASA幹部グループの真意…などなど錯綜しまくりの展開の中での打ち切り最終回。
味方だと思っていたレイトンがシンセティックスと手を組み、シンセティックスと繋がりがある敵だと思っていたNASA幹部グループが、シンセティックス殲滅に動いていた。しかもシンセティックスの仲間がオデッセイ5メンバーだと考えているという。今までとは180度違う見方が提示され、全く予想も付かない事態のまま終了。
「火星で起きた事が地球で起ころうとしている」
とのチャックの推理が僅かなヒントか。とするとやはりセンティエントによって作られた有機生命体:シンセティックスが地球崩壊の原因か。シンセティックスを作ったネットに生息する無機生命体:センティエントがいて、センティエントを生み出したのはチャンドラー博士と言われるが、創造主:シーカーも疑わしい。まぁ、打ち切りだから真相は分かるはずもないが。
【総評】◇
「オデッセイ5は本エピソードをもって終了致します。当初は続編を製作・放送する予定でしたが、諸般の事情により1シーズンで終了したとのことです。地球消滅の謎は解明できないまま終了してしまいますがご了承下さい」
この「オデッセイファイブ」の記事を継続的に執筆していたのが日本では当ブログしかないために、打ち切りの真相を求めてアクセスしてくる人もいるようだが、筆者も一視聴者に過ぎないので真相など知るはずがない。
ただ指摘できるのは、海外ドラマでは視聴率低迷による打ち切りなどザラにある事、そして打ち切りになった番組の放映料は格安で、予算の少ない深夜枠での放送には好都合だという事だ。この推論にも納得できない人は、日本語のサイトには答えは無いので、英語で米国サイトを探す事をお勧めする。
昔、この日テレ深夜枠の海外ドラマで「アース2」という番組があり、筆者も非常に気に入っていたのだが、アース2も打ち切り番組だった。本国の方では再開を求めるネットでの著名活動などあったようだが、結局続編は作られていない。
さてオデッセイファイブに話を戻すと、「宇宙飛行士とタイムスリップ」という壮大なスケールを思わせた割には、#1「地球崩壊(前編)」で見せたような宇宙シーンは最初だけで、後は地球でのゴタゴタという展開だった。なかなか地球崩壊の原因追究に動かず、シンセティックスの様々な変則パターンとの戦いを見せる事に終始したのが視聴率低迷の原因なのだろう。
各話の評価として、化学や物理学の分野での切り口でストーリーを紡ぎ出す手法は、特色があり面白かった。#10「ナノボット」のように脚本家の空論になってしまうエピソードもあったが。
全体的には、シンセティックスの多様化と、主人公達が5年前に戻って活動したために、以前の時間軸が変わり先が読めない…という設定を組み込んだ事が、ストーリー的にも迷走する原因になった。
また、海外ドラマお得意のサブストーリーによって主題と絡ませる手法も、このオデッセイファイブでは破綻していた。ニールはホーリーと破局し、チャックは妻:ペイジを失い、カートとアンジェラは上手く行かず、サラは息子:カーリーの運命を変えられない…といったように、各人物の私生活は終わっている。これ以上話が続いたとしても、サブストーリーの希薄なドラマになっていた事は確実である。ここで打ち切りとの判断は賢明だったかもしれない。
当ブログの見解としては、デッセイファイブの主張は、#13「ハリーの災難」で十分に伝わって来たので、上記と併せてここでの打ち切りも納得しておく。
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