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【あらすじ】向坂藩8万石での6年前の家老暗殺事件。それに「馬の骨」と呼ばれる秘太刀が使われ、家老・小出帯刀(近藤正臣)の刺客の仕業だとの噂が流れる。小出は疑いを晴らすため、江戸から甥の石橋銀次郎(内野聖陽)を呼び、秘太刀馬の骨の使い手を浅沼半十郎(段田安則)と共に探させる。
馬の骨は一太刀で馬の首を斬る不伝流・矢野道場に伝わる秘太刀だが、誰に伝授されているかは不明。まずは当主:矢野藤蔵に勝負を挑む銀次郎。最初は他流試合を禁じる掟を盾に拒否する当主だったが、銀次郎が得た裏情報をちらつかされるとしぶしぶ承諾。
当主は剣の腕前は確かなものだったが、馬の骨を伝授されてはいなかった。銀次郎は矢野道場の「高弟五人衆」の中に必ず秘太刀馬の骨を受け継ぐ者がいると考え、一人ずつ勝負していく決心を固める。
【感想】◇
全6回で最初は当主、後は5人衆との勝負という分かりやすい全体構成の番組。それぞれの対戦相手のバックグラウンドと、藩内での派閥抗争がどう絡まっていくかが見所か。
まず指摘したいのは、主人公が誰なのかハッキリしない点だ。実際に勝負をする石橋銀次郎(内野聖陽)なのか、介添人となった浅沼半十郎(段田安則)なのか。そしてナレーションは半十郎の妻:杉江(南果歩)である。いったい誰の視点で物語が進行していくのか分からないため、どうにも落ち着いて視聴できなかった。
あとは、飾りすぎた演出が鼻に付いた。立ち会いで派手な馬のCGを使ったり、小さな庭で勝負していたのに、いきなり背景無しの空間での勝負に切り替わったり。
殺陣も、不伝流・矢野道場の当主が出たのに、不伝流ならではの剣の技が伝わってこなかった。かなりの腕前の当主でも伝授されなかった秘太刀馬の骨とは一体いかなるものか…との展開で盛り上げようとしているのは分かったが、ならばこそ不伝流らしさが見たかった。