テレビ批評的視聴記 - 2005/08/21

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2005年08月21日(Sun)▲ページの先頭へ
30minutes鬼 #7

【あらすじ】「スペシャルゲスト」
平均視聴率2%の情報番組『ゆーがった30』本番までサーティーミニッツ。プロデューサー:荒川とディレクター:矢作は、新人小説家:いとうあいこをゲストに、3万部売れた『父娘』の話題を企画する。

そこで、いとうあいこの実の父親と18年ぶりの再会を果たさせ、番組打ち切りを回避しようというのだ。しかし、AD:小木は父親との連絡が付かなくなりパニック。ちょうどそこに居た小木の叔父である司会業:キャノンボール日村が、父親役を買って出る。

リハーサルで父との再会が「やらせ」である事に気付き、出演辞退しようとするいとう。荒川・矢作・小木が土下座して「演出」である事を説明しても納得しない。

ウソで皆を楽しませるのがテレビだ!とのキャノンボール日村の熱い説得にしぶしぶ応じるいとう。本番が始まった頃、本物の父親(杉作J太郎)から連絡が入る。

【感想】◎
テレビに付きまとう「やらせ」と「演出」の問題について、業界への痛烈な皮肉を込めてドラマにしてしまう30minutes鬼は凄すぎる。
「ウソばっかりだと。ウソの何が悪いんだ!ウソを付いて皆を楽しませるのがテレビなんだ!」
キャノンボール日村が叫ぶセリフ。この番組製作者の本音と自己批判の入り交じった強烈な回だった。

他にも、プロデューサー:荒川の
「素人はキャラよ」「キャラの強い方が数字取れる」
「あなたはテレビをあまり知らないでしょうが、テレビにこういうの(やらせ)はよくあるんですよ」

そしてディレクター:矢作の
「今日、数字取れなかったら、クビになって僕達、路頭に迷うんです」
「人助けだと思って(やらせ)やって下さい」

さらに、やらせに目をつぶって自分の仕事に撤するMC:設楽、やらせだろうが何だろうがテレビに出て有名になろうとする日村…といった、視聴率を巡るやらせの実態がポンポン出て来る展開。ちょっと誇張しすぎの観もあるが、勇気ある告発だねw

やらせが問題になるのは、製作者が悪い面もあるが、それを見抜けない視聴者側にも問題があると筆者は思っているので、ブログトップページ下部にも書いてあるように「ウソを分かって観る」のが大切だと思う。

今回は荒川と小木の配役に意外性があり、ミステリアスなプロデューサーを小木が演じ、おどおどしたADは荒川、というのが普通にも思える。でも荒川の演技は大変良かった。

GO!GO!HEAVEN!においても自信の無さそうな役をやったいとうあいこは、今回も困惑気味の演技を立派にこなしていた。

そして最後に、実の父親が杉作J太郎というのも笑える。キャノンボール日村を拒絶したいとうも、杉作J太郎が父だと知ったらどっちを選ぶか?そう考えると更に笑える。声だけの出演というのも杉作らしい扱われ方で笑えた。
前回記事

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