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【あらすじ】DS9のバーテンでフェレンギ人のクワークは、不治の病:ドレク症候群と診断され、あと一週間の命。身辺整理をし、先物取引で自分の遺体を競りに賭け、フェレンギ会計監査(FCA)のブラントが落札。
身重のケイコとキラ少佐のシャトルが事故に遭い、ドクターベシアはケイコの子をキラに移植する。それを聞いたケイコの夫:オブライエンは複雑な心境。
クワークは誤診だった事を知らされ、遺体取引の取り消しをブラントに求めるが、「契約は絶対」とするフェレンギの掟に阻まれ、自殺を考える。だが死にきれず契約破棄を申し入れる。クワークの商業権限を剥奪するブラント。
オブライエンとケイコは、子供が生まれるまでキラと一緒に生活する事にする。破産したクワークだったが、DS9の皆の助けで店を再開する。
【感想】○
「金儲けの秘訣」を行動規範とするフェレンギ人の、どこかコミカルな悲哀を描いた回。…のはずなのだが、オブライエン夫妻とキラの降って沸いた代理母問題の方が重要テーマに思えて来る。
二つのエピソードからの共通の主張は「命と仲間の大切さ」となるが、代理母のエピソードの突っ込みが甘いように感じた。医学的には正しい判断だったとはいえ、両親揃っての同意なしに代理母という選択をした事に、もっとオブライエンが怒るのかと思ったが、割とすんなり受け入れてしまったので。
金儲けしか考えていないフェレンギ人が金儲けを追求するするあまり、状況に相応しくない判断をして問題がこじれていく…というコミカルさはいつも笑える。まだ死んでいない自分の遺体を競売したり、「聖なる宝物殿」に埋葬されるために平気で賄賂を送ったり。
また今回は、いつも言っている「金儲けの秘訣」が絶対的なものではなく、その本を売るための誇張された表現(売り文句)で、販売戦略でしかなかった事が明かされ、それを知ったクワークが幻滅・落胆するシーンが面白かった。だからこそ契約よりも命を選択する展開も納得がいく。
何も無くなったクワークの店に家財道具を持ち込んだシスコ司令に対し「保管料を頂かないと」と言うオチも決まっていた。
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