| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【あらすじ】ゲルダは、娘:アンナを一年前に亡くしたアーニャと出会う。アンナの妹:ニーネもまた、同じ病に罹っていた。
娘の高い薬のために無理して働くアーニャ。しかもその薬に効き目はない。母の暮らしを助けるため、えんどう豆を蒔いて芽が出るのを楽しみにしているニーネ。しかしその豆はスープに入っていたものだった。
ゲルダは、倉庫に落ちていたえんどう豆を集め、交換しようとする。やがて春になり、えんどう豆の芽は出てニーネの病気も治る。
【感想】◎
これぞ出崎作品!といえる物に仕上がっていた。効き目のない薬のために働くアーニャは努めて明るく振る舞い、ニーネは自分の病気と余命を知りながらも、芽の出ないえんどう豆だと知らずに春を心待ちにする。実り無き行為を続ける二人の姿を楽しげに描けば描くほど、観る者の心に悲しみが突き刺さる。
さすがに絶望的な展開を最後まで続ける事は、この時間帯とターゲット層が許さないため、最終的にはハッピーエンドとなる。
それでも、ゲルダの行為によって事態が好転したのか、奇跡だったのかを視聴者判断に委ねる演出で、製作者の腰折れではない事を示した。この辺りの切り抜けの上手さも光った回だった。
前回記事
雪の女王 Vol.1
NHKアニメ劇場「雪の女王」サウンドトラック
そうかな(小田和正)(ED曲「大好きな君に」も収録)
マッチ売りの少女・雪の女王(世界の名作シリーズ本)
雪の女王(旧ソ連アニメ版)
スノークイーン(実写映画版)
by Amazon