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【あらすじ】個別の11人が最後に行った演説。
「聞け!名も無き者達よ。
我ら個別の11人。
個が個のまま集い、世界を刷新していく者だ。
もはやこの国はシステムとしての寿命を終えようとしている。
難民による自爆テロ、政治不信、諸外国からの軋轢。
この国を取り巻く情勢を、集合体と成りし個が救うのだ。
目覚めろ!名も無き者達よ。
そしてシステムの一部たれ」
国営放送で流れたこの演説と自決映像は、国民に難民問題を自覚させ、個別の11人と同じように自殺した者も、土橋文也だけでなく多数に上ると思われる。模倣犯も予想されるが、九課としては内閣情報庁に的を絞る事にする。
しかし九世英雄(クゼヒデオ。身長178cm、B型、PKF仕様の義体)だけは生き残る。この行動を突発性異変体だと認定する鑑識班。さらに九世英雄が口を動かさずに喋り表情を変えない事から、造顔作家によって顔が造られたと分析する。
九課が目当ての造顔作家の所へ向かうが既に殺されていた。しかも状況証拠から犯人は九課のパズだと県警は言う。何者かがパズをはめようとしている。
パズは造顔作家の顧客リストから元恋人:カワシマカオリの名を見つけ、陰謀ではなく個人的な恨みが動機だとして、一人で解決に向かう。
【感想】○
地味なキャラのパズが主役の回。トグサが主役だった回もあったので、九課メンバーそれぞれにスポットを当てていく回もあるという事か。じゃあサイトーもやって。
寡黙で性格も良く分からないパズだが、女には困っていないらしい。「俺は同じ女とは二度寝ない」を素子にも言ったり、思い当たるフシが「むしろ多すぎる」など、結構笑える。
そのモテる理由が顔のシワにあるとの理屈も独特だ。「ゴーストは脳殻ではなく皮膚、特に顔に刻まれたシワに宿る」「顔のシワは心の傷の深さと同じ」だそうな。渋いシワがいっぱいあるパズに心の傷を見る女は、母性本能をくすぐられて惚れてしまうのか。
ある事件で顔に傷を負った合田一人のゴーストも変異し、破壊と支配欲が沸いてきたのか。戦士(英雄)の顔を造らせて装着した九世英雄は、英雄のゴーストを手に入れ、英雄の道を歩み始めたという事か。
話を戻し、パズの元恋人:カワシマカオリと#7で出てきたカワシマショーは、同じ名字だけど偶然か。繋がりがあれば、カオリの行動も内庁が絡んでるとも言えそうだが。パズをハメようとしたのもやはり内庁の仕業だと。
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【あらすじ】エバを逃がしたマルティンはマフィアとの銃撃戦で重傷。天馬に、知り過ぎた男として自分の知り得た限りの情報を伝えて事切れる。
メガネの男:ペトル・チャペックは赤いバラの屋敷の生き残り。ヨハンを独裁者にしようとしている。そして自分の部下をヨハンの弟子にした。彼はヤーレスサイトホテル606号室にいる、と。
エバはマルティンに「フランクフルト中央駅で待っている」と告げていた。天馬はエバと会い、カウンセラー:ライヒワインの所へ行き証言するよう命じる。天馬と別れたエバは、ヨハンのいるハルデッカー通りのアパルトマンに向かう。
【感想】○
乾いた人生のマルティンの最期が泣けた今回。悪魔:ヨハンのシナリオに乗らず、エバを逃がし、そのエバは自分を待っている。明日への期待と希望を手に入れた時、彼の人生は終わる。「幸せだ」その言葉に実感がこもる。
一方のエバも義理堅い所を見せ、天馬ではなくマルティンと逃げる選択をする。しかしマルティンは死に、天馬から「マルティンのような人をこれ以上増やさないため」に離脱するよう求められる。
だが、たとえ自分を助けたマルティンが死者となっても、貸し借りゼロにこだわるエバとしては自らヨハンを倒す決意を固める。マルティンが死んだ元凶であるヨハンを殺す事で、過去から現在に至る全てを清算する覚悟だ。
けれどもそれは、マルティンも天馬も望んだ事ではない。今までは天馬を貶めようとする行動がエバを生き長らえさせていた(ヨハンがエバを利用した面もあった)が、ヨハン殺害の意思を持った以上、エバへの危険は高まったと言える。
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