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【あらすじ】DS9はドミニオンのジェムハダーの襲撃を受ける。シスコ司令はディファイアントで追跡し、損傷したジェムハダーの船から乗員を強制転送する。彼らも裏切り者のジェムハダーから襲撃されたという。
一部の裏切り者のジェムハダーが、アイコニア人の遺跡から発掘したゲートウェイを復元させようとしている。最強の移動手段であるゲートウェイが反乱分子のジェムハダーのものとなれば、惑星連邦も危機に陥る。
敵対関係にある連邦とジェムハダーは、反乱分子が立てこもる要塞への潜入作戦を共同で行う事に。いがみ合いながらも任務を達成する。
【感想】○
味方の安全を第一にしつつ任務達成に努力する連邦戦士と、死をもいとわないジェムハダーの考えの隔たりを描いた今回。その中間が、勇敢で名誉を重んじるクリンゴン人のウォーフか。
様々な人種の集まりである連邦は、個人の思想や宗教を尊重する事で存続している。よって確実に死ぬ任務を強要する事は出来ない。また、敵に対しても必要以上に殺す事はしない。戦闘での死者は味方であれ敵であれ最小限に抑えるのが鉄則。
一方のジェムハダーは、創設者と呼ばれる神への絶対的な忠誠によって成り立ち、養育器で生まれ、戦士としてしか生きられない。個人の意思など無いに等しい。価値観は戦いだけで、戦う事が生きる証しだ。
クリンゴンも戦いを重んじるが、彼らが面白いのは、戦いを文化としている点だ。戦いの際の精神的高揚を神聖なものとし、そこに神を見出している。勇敢に戦えば戦うほど神に近づけるからクリンゴン人は皆、勇猛果敢だ。そして当然、戦いはフェアなものでなくてはならない。相手や死んだ者には敬意を払う。
以上3つの戦士の姿から、どれが一番強いか・正しいか…を番組は問いかけるが、答えを出す事も、出させる事も求めてはいない。それぞれの姿を描き、安易な解決を提示しない渋さがスタートレックDS9の魅力なのだ。
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【あらすじ】海に近い喫茶店を経営するベス。腹に刺し傷のある若い男:ジャックがやってきて、3人の男に追われていると言う。やがて3人の男が店に来る。隠れたジャックはそのままかくまうようベスに頼む。
ジャックを医者のエリックの所へ運ぶベス。その様子を付けていた3人の男。その中のピーターはベスに近づき、ジャックこそ危険な人物だと説得。
次の日、エリックは殺され、通報した警官のプライスも襲われる。殺人犯はジャックかピーターか?
再び現れたジャックを信じるベス。ピーターは重要情報の入ったディスクを追っている。ジャックはピーター達に殺されるが、ベスはディスクを持って逃走。執拗な追跡を逃れ、ガソリンスタンドは大爆発。ディスクは何も知らない若者の手に。
【感想】○
極めて地味な作りの映画でマイナーな作品だが、前半はジャックかピーターのどちらが凶悪犯でどちらが善人か分からないサスペンス。後半はピーターとベス息詰まる攻防で最後まで楽しめた。
低予算の制約を、田舎を舞台にし登場人物を絞り、心理劇で展開させて見事に克服していた。ディスクの中身は何なのか、ピーターやジャックは何者だったのか、そういう「見せない設定」を上手く使う事で緊迫感も出せていた。
もちろん、ベスとプライスの間にあった事件やその結果生まれた子供、唯一の理解者だったエリックや、ベスの母との確執、プライスの妻:リンダとの夫婦の危機など、ベス側の事情は描いていたので、視聴者はベスに感情移入する事になる。
ただ最後、見知らぬ若者にディスクが渡るのは余計だった。むしろベスがトイレでピーターに刺され、その傷の位置がジャックと同じ所だったのを上手く生かして、ベスはジャックと同じような境遇に陥った方が良かった。つまりディスクを奪った善人が人物を変えながら循環していく展開。一種の輪廻転生のような。
まぁ、見知らぬ若者に渡った展開でも、実はピーターも同じように偶然ディスクを手に入れただけで中身は知らないのでは?とも想像でき、そっちの循環も考えられるわけだが。