テレビ批評的視聴記 - 2005/06/13

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2005年06月13日(Mon)▲ページの先頭へ
トラック・列島3万キロ

【あらすじ】NHKスペシャル。放送文化基金番組賞受賞作品。厳しい環境に置かれているトラック運転手の姿。時間指定配送の「追っかけ」運転は運転手の命を削る。

コスト削減のため、運賃は低下、自己判断での高速利用は自腹。収入は減っている。

安全運行と排気ガス抑制のため、時速90キロ以上が出ないスピードリミッターを取り付けられたが、到着時間は変更なし。自由時間を切り詰めるしかない。

GPSで現在位置を把握され、速くても遅くても会社から注意が入る。配送センターや市場でも人員削減が進み、荷物の積み下ろしも運転手が行う。荷物の延着、破損は絶対に許されない。

【感想】○
初回放送時に前半を見逃し、ずっと見たいと思っていた作品が受賞作となって放送された。時間に追われた結果起きた尼崎での鉄道事故もあり、トラック業界でも同様の大惨事がありうる、との警鐘の意味合いからも再放送となったのだろう。

番組の視点は運転手にあり、無理な要求をよこす会社側が悪いのかとも思わせるが、中盤からは会社側の事情も描かれ、どうやら業界全体を取り巻く環境に疑問を投げかける姿勢となる。その疑問を強く前面に押し出すのではなく、あくまでも密着した運転手と、取材した会社の日々の様子から視聴者に感じ取らせる手法を取っている。

視聴者が感情移入しやすい現場を基点にした全体への疑問の姿勢が貫かれているために、より強く迫って来る効果が生まれる。もちろん運転手の仕事ぶりだけでなく、家族との擦れ違いや結びつきのシーンを取り入れる事も忘れていない。

「家族とも会えずに時間に追われる仕事がずっと続き、何のために働いているのか分からない」
「寝かせてくれ。延着する積み荷の代金を払うから寝かせてくれ、と思う時もある」
といった言葉はあまりにも切実。

ちなみに、トラック業界幹部の講演を聴いた事があるのだが、運転手を管理したりスピード制限をするのは、運転手の負担を減らし運転手の安全を確保するために有効だ、といった説明に終始していた記憶がある。

規制緩和による競争激化と、消費者の便利さを追究した時間指定配送、安全と環境配慮のスピード制限など、我々は得るものだけを考えていないだろうか。

よくわかる運輸業界
トラック業界が本当に危ない
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オデッセイファイブ #11

【あらすじ】「ツインターネット」
ニールはチャットで知り合った女の子:小猫ちゃんと仲良くなる。なぜかニールを良く知っている事に驚き、周りの誰かかと疑い、次第に怖くなる。

ニールの学校では、パソコンオタク達がリモートサーバ:ツインターネットを自作し、情報処理の授業で使う。そこからもニールにコンタクトしてくる小猫ちゃん。電話やテレビを始めあらゆる媒体から「オデッセイ5って何?」とのメッセージを送り込んで来る。

宇宙でミッション中のアンジャラの船体が制御不能に陥る。チャックは全ての電源を切り手動で帰還するよう命じる。

ニールは彼女の正体がセンティエントだと気付く。彼女をツインターネットに呼び込み、電源を切って隔離。

息子カーリーと引き離されたサラは、夫ポールの母に掛け合い、一緒に過ごす時間を作ってもらう。

【感想】○
今回は割と「ネットに生息する生命体:センティエント」の特徴を生かしたシナリオになっていた。問題解決の手段もやや安直だが納得はできる。

前回、チャックがシンセティックス化した時に読み取った情報から、センティエントはオデッセイ5が自分に危機をもたらすと認識したようだ。

そしてネットに一番近いニールを攻撃対象としてきた。アンジェラの宇宙船が危機に瀕したのは偶然。機械に頼らず人間の力で解決できる事は、サラの必死の行動からも暗示されている。
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