テレビ批評的視聴記 - 2005/06/05

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2005年06月05日(Sun)▲ページの先頭へ
ふたつのスピカ #18

【あらすじ】アスミは高所に登り現在地を把握。目標のA地点に向けて歩き出す。他の生徒の通った跡も見つけゴールを急ぐ。

マリカは発作が起き、血を吐いて倒れる。病院に運び込まれ、アスミの旧友:柴田かさねと出会う。

【感想】△
こんな終盤に来て完全にマリカが主役のようになってるが大丈夫なのだろうか。続編を作る事を前提として製作されているのか?

しかも、マリカがまりかのクローン?と思わせる突飛な展開になってるのも不安だ。突飛なのはライオンさんの存在だけで十分なのに。#12で出てきた柴田かさねと出会うのも出来過ぎのような。

話のテンポも遅く、前回と合わせて一回でも良いような内容だった。A地点にゴールし、マリカ問題を解決して終了なのだろうか。山場の人物設定と話の展開が予想を裏切るような感じになってて、一気に心配になって来た。
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その時歴史が動いた:宝暦治水

【あらすじ】1754年(宝暦4年)、徳川幕府は薩摩藩の力を削ぐため、美濃・伊勢・尾張の各河川の治水工事を命じた。莫大な費用の掛かる工事を拒否し、反旗を翻そうという声を押し止めたのが家老の平田靱負。「民を救うのは武士の本分」との大義を掲げた。

工事は、資金不足や治水業者を雇うことを許されなかった事、頻繁に工事のやり直しを命じる役人、粗末な食事、疫病などによって難航を極めた。ついに幕府への抗議を込めて切腹する藩士が現れたが、幕府への反抗と捉えられるのを恐れるあまり、その死は事故死扱いされた。

度重なる犠牲者と工事失敗の懸念から、幕府も治水業者を許可し、周辺農民の協力もあって完成へと向かう。極寒の冬に石を積んだ船を沈め、泳いで戻って来る作業が続く。

堤防が完成し薩摩藩士が帰国した3日後、責任者の平田靱負は自刃。その死すら病死とされる。

【感想】◎
この内容を観て感動しない人などいるのだろうか。土木工事という一大事業に、幕府と薩摩藩の対立感情、理想を掲げて奔走する責任者と、悲痛な現場の声を切腹で示す藩士達、警戒していた農民が協力的になっていく姿など、構図的にもバッチリ。

この工事を通じて、当時の幕府と各藩の関係や、武士と農民そして商人の置かれた立場、上に立つ者と下で働く者の心意気といった社会状況・システムまで分かってしまう素晴らしさ。

幕府によるこのような嫌がらせが、倒幕の明治維新の原動力となっていったという説明にも納得してしまう。ひとつの工事が歴史の大きな流れに繋がる、という番組の意図も存分に伝わって来る内容だった。
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