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【あらすじ】戦後、新たな土地を求めて釧路湿原にやって来た農民達。しかし農地に適さない不毛の土地は彼らを苦しめた。日本列島改造論で石油コンビナートや工業団地を造る計画が持ち上がる。それは農民達に希望を与えた。
だが、釧路湿原の自然の貴重さに気付いた者もいた。タンチョウ、数千種に及ぶ植物・昆虫・魚。生き物の宝庫である湿原がそこで暮らす者の生活を支えている。
始まった開発。とたんに漁業に影響が出る。保護運動と生活を賭けた農民との対立。そこへ国定国立公園化構想を持ち出す調査員達。ラムサール条約に明記された事で環境庁も動き出す。
【感想】○
3月の年度末にも再放送があったのに、今回も次回も再放送というのは不自然な気もするが、どうやら淀工合唱部の回が影響しているようだ。この回の担当ディレクターが作った放送分を破棄し、仕切り直しする期間なのだろう。同じく担当ディレクターが問題を起こした英語でしゃべらナイトと同じような措置と言える。
さて今回は、自然保護か生活かで揺れる典型的な展開の回。妥協点としての観光客を呼び込む国立公園案で救われた形。
生活のために開発やむなしと考えていた農民が、自然と触れ合う・自然と共に生きる仕事である農業をしていたからこそ、乱開発を防げたという所に妙味がある。
どうせ開発で無くなる湿原で起きた火事とその消化活動を通して、自然保護の意識が芽生えるという、人と自然の切り離せない関係の原点を感じさせるエピソードはなかなかの演出だった。
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【あらすじ】惑星連邦は、クリンゴンの攻撃を受けるカーデシアを人道援助するため、レプリケーターを送る事を決定。しかしそれをマキが狙っているとの情報が入る。しかもDS9内部にマキの内通者がいる模様。その裏切り者はシスコ司令の恋人:キャシディー・イエーツだと睨む保安部員:エディングトン少佐。
元カーデシア幹部の仕立て屋:ガラックに、同じカーデシア人のジアルが接触してくる。ジアルの父はガラックの政敵で仇でもあった事から、警戒心を解けないガラック。
イエーツの船:ゾザを追跡すると、やはりマキに物資を供給している事が判明。シスコはイエーツの真意を確かめるためゾザに乗り込む。一方、司令官不在のDS9ではエディングトンが指揮権を掌握。レプリケーターをマキに渡す。
ジアルがガラックに近づいたのは、純粋に故郷を離れたカーデシア人同士で仲良くなりたかったからだった。
【感想】○
自分達の土地を連邦による線引きで奪われたマキによる抵抗活動の回。マキに共鳴する連邦仕官が後を絶たない惑星連邦の弱みが描かれる。大義名分を持ち武力行使するマキと、それをテロだと認識し根絶を目指す連邦との対立。
今回はその大義名分の下に活動する個人(イエーツ、エディングトン)の動きと、純粋な個人的動機から行動するジアルが対比されていた。また、職務と個人的感情の間で苦悩するシスコも描かれている。人の心と行動は、様々な要因によって働くものだ。
マキがパレスチナで連邦が国連やアメリカだという置き換えは容易に想像がつくが、マキの方が善ではないかと思わせるほど内省的にアメリカを捉える番組が、アメリカで製作されるのもアメリカの器の大きさなのだろうか。
ただ、スタートレックシリーズのアメリカでの視聴率は近年悪いらしく、打ち切り発表やそれに対する存続運動などもあり、アメリカの良心もだいぶ揺らいでるようだ。
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