テレビ批評的視聴記 - 2005/05/22

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2005年05月22日(Sun)▲ページの先頭へ
ふたつのスピカ #16

【あらすじ】ライオンさんとジョギングをする中学時代のアスミ。診療所の屋上でスケッチをする同級生:津島タカシと出会う。

タカシから宇宙の本を借りて仲良くなる二人。タカシは獅子号墜落から咲かなくなった桜の木を書いていると言う。

二人の仲をクラスメートに冷やかされタカシと別れるアスミ。翌日、タカシは心臓の病気で亡くなる。

桜の木に咲くサクラ。タカシのスケッチブックにはジョギングするアスミの姿が描いてあった。

【感想】○
病気、サクラ、スケッチと切ない要素が散りばめられた回。感動のポイントも、病気で亡くなるという観る側の心を弱らせた上で、サクラが咲くシーンとスケッチに描かれたアスミのシーンで増幅される効果があった。あまりにも上手くまとまり過ぎている印象も受けたが。

アスミの母とタカシの死で星になった人を描写し、アスミの宇宙への動機づけを再確認させられた。残り話数を考えると、宇宙まで行けるのかかなり疑問だが。
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その時歴史が動いた:北条早雲

【あらすじ】伊勢の素浪人と言われてきた北条早雲は、実は京の高級官僚出身だった。だが平治の乱で荒れる京都や救われない民衆を目の当たりにし、政治に疑問を感じ30代で出家。50代に突如として寺を出て駿河へ下り、56歳で国主に蜂起。

伊豆を手に入れ、相模の小田原城を奇襲で奪う。だが上杉軍に叩き潰され苦汁を嘗める。

国力の充実を図るため、日本初の検地を実施し安定収入を得ると年貢を引き下げた。また、商業新興に力を入れ武器を調達する。民に優しい政治で支持を得て国は栄えた。

16年後、上杉軍と互角の勢力になった北条軍は見事にこれを打ち破り、3年後には幕府からの独立を宣言する。この時、早雲86歳。

【感想】◎
最近の研究で明らかになってきたとはいえ、まだまだ謎の多い北条早雲。解説者も、これが確定的ではないと断りを入れた上で、推察を楽しもうとする姿勢だったのでこちらも楽しめた。50半ばにしての行動の源泉は何だったのだろうか。その思いは北条早雲の行動から測るしかない。

高級官僚から僧、武将への転身の心の動きは繋ぎ合わせの推論だが、ひとつの論として説得力は充分にあった。今までの城主一族を皆殺しにする一方、民衆には優しい政治を行い、民が進んで軍勢に加わり上杉軍に勝つ結末も英雄像として良く出来ている。

60歳、70歳になっても決して焦る事無く、30年掛けて独立を宣言したのには驚愕するしかない。これが戦国大名の始まりで戦国時代の幕開けになったのだから、北条早雲の50代からの決心で時代を動かした役割を思うと、感慨深い内容だった。
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