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【あらすじ】東京オリンピックまで1年半。観光客の外国人が泊る客室が絶対的に不足する事が判明。急遽決まった客室1000のホテル建設。通常3年掛かる工期を1年5ヶ月で仕上げるプロジェクトが始動。
設計と採掘を同時平行し、耐震設計の軽量の壁、バス・トイレ・洗面所を一つにした世界初のユニットバス。建設は24時間体制の突貫工事。
さらに回転する展望台食堂が追加発注。直径45mを回したのは、戦艦大和の主砲塔に使われた技術だった。
東洋一の客室と富士山の見える回転展望台を備えたホテルはこうして作られた。
【感想】○
突貫工事でありながら、最新技術を導入する事で工期短縮を図る難易度の高さ。不夜城となり照明が5キロ先からも見え、恐らく工事の音もしただろうから、近隣住民は非情に迷惑したのではないだろうか。そういった負の部分を覆い隠すのが高度成長なのだ、と言われればそれまでだが。
工期短縮だけでも大変なのに「回転展望台で富士山を見ながら食事を楽しむ」との発想はスゴイ。今でもホテルの目玉となっているのだから先見の明とはこの事か。その技術に戦艦大和でも使われた原理を導入というのも上手い話だ。
こうして東洋一のホテルとなったわけだが、そういえば戦艦大和も「大和ホテル」と呼ばれるほど居心地の良いものだったらしく、嵐になっても船体は全く揺れなかったそうな。
極めつけは、南方で米潜水艦から魚雷を一発食らった際、乗員の殆どはその事に気付かなかったという。まさに「不沈戦艦」と当時の人が信じても可笑しくない堅牢さ。
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