テレビ批評的視聴記 - 2005/05/13

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2005年05月13日(Fri)▲ページの先頭へ
攻殻機動隊SAC 2nd GIG #6

【あらすじ】新宿都庁の大深度地下の原発から回収された核燃料棒:プルトニウム。「それは難民のものだ」と主張する「個別の11人」からの脅迫状。東京湾で武器取引が発覚した事から、海路輸送から陸路輸送に切り替え、その護衛を依頼される公安九課。

部隊指揮のためやってくる内閣情報庁戦略影響調査会議代表補佐:合田一人(ゴーダ・カズンド)。陸路の途中で転倒車と難民に遭遇。

合田の誤認で発砲する陸自。丸腰の難民を殺害し現場を去る部隊。無事に到着したが、本物のプルトニウムは海上輸送されていた。囮として使われた公安九課。

【感想】○
合田一人と公安九課の対立が深まる回。というか明らかに合田は挑発行動に出ている。九課に対してだけでなく、今回の彼の言動全てが挑発的だった。それを貫徹させた描写は秀逸かも。

輸送車に無邪気に走り寄る女の子。和む陸自隊員に
「長崎ではあんな女の子が発砲した」
と言って緊張状態に置く。それが後の
「おい、あいつ銃を持ってるぞ」
で陸自が発砲する遠因となる。

トグサに対しては
「君は初めて見る顔だが、最近どこかで…」
ととぼけて前回トグサを監視していた事を匂わせ、トグサの感情に火を付ける事に成功。

バドーには
「女隊長に惚れてるから九課にいるのか」
と向けるが不発。最後に囮に使った事を敢えて明かしながら
「良い仕事をしてくれた」
と皮肉を言ってバドーを怒らせる。

素子と荒巻は合田がワザと挑発している事を見抜いている。しかし何の目的があってそのような行動を取るのかが分からないため、極力関与せずその場では相手にしない姿勢だ。

難民、軍隊、九課、政府を革命集団「個別の11人」を利用する事によって緊張状態に置く合田。彼を動かしているものとその目的は何なのか。先手を打たれた状況ある九課の逆転が今後の見所か。

茅葺首相が九課に任務を依頼した際、荒巻と目を合わせようとしなかった態度から、その直前に内務大臣などと九課を囮として使う事を決定したのだろう。その負い目から荒巻を直視できなかったのだ。荒巻も薄々それを感じとった事から、九課と首相の信頼関係はまだ続いていると見るべき。ここは結構ポイントかも。
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